2025年01月29日
狂言師 茂山千五郎!に稽古をつけてもらった!
【茂山千五郎!】
今日は、夕方から園代さんと岡山 #蔭凉寺 へ。
ここで狂言大倉流 #茂山千五郎 さんのお稽古があったのです。
園代さんが、奈良東大寺で千五郎さんと共演したとき、「えー。私、茂山千五郎家の追っかけなんですよ!」と話していたのを覚えていてくれての今回。ありがとう!
いつも、舞台やスタジオの向こうでみる千五郎さんを間近にみることができて学ぶべきこと多し。
単発のワークショップではなく、ちゃんと入門してお稽古を受けるので、集まっているみなさんもしっかりしてらっしゃる。
岡山は、後楽園に能舞台がありますので、昼は、そちらでお稽古していたそう。
初心者でもわかりやすく、大好きな演目「柿山伏」「蚊相撲」を、千五郎さんがお弟子さんたちに指導する様子をみせていただき、舞台の使い方など参考になる!
そして、なんと、園代さんとワタクシも、口伝で「柑子」の語りの稽古をつけてくださることに。
私が主人で、園代さんが太郎冠者。
千五郎さんが台詞を割って語るあとについて語ります。
私は、一応普段から舞台で演じておりますので声だけは大きいのですが、園代さんの太郎冠者は俊寛島流しのところで節のついた台詞があり難しい。でも、そこはさすがの木村園代!
たっぷり最後まで稽古をつけていただき、ありがとうございました!
私たちのあとは、男性ふたりが、4月に舞台にかける「仏師」のお稽古。この演目は繰り返しの妙が、おかしくてゲラゲラ笑ってしまった(笑)。
稽古のあと、千五郎さんから狂言のお話。
初期の狂言は台詞が舞台ごとに変化したりアドリブがあったりのライブ感満載であったこと。口伝によって繋いでいったので書物として残っていてもあらすじだけ。
江戸時代になってからようやく、のちに残る形になっていったこと。残っているものでも、社会情勢や差別の問題で、今の世での上演は難しくなっているものがあったり、時代によって変化したりしていること。
見学で、こんなに手厚く教えていただけるとは!
いまは、入門して通うことは難しいので涙をのみますが、これからも茂山千五郎家の狂言は追いかけます!










みなさんの発表会は、6月22日 後楽園 能舞台で開催。
■柑子あらすじ
「前夜の宴会に主人のお供をした召使い(太郎冠者)、その時主人から預かった土産「三つ成りの柑子」を持ってくるように云われますが、すでに内緒で食べ尽くしています。困った召使いはあれこれと言い訳をはじめ、果ては平家物語に登場する俊寛僧都の島流し話まで持ち出して・・・(共同狂言社より)」
……………
■わ芝居~その参「サヨウナラバ」大阪公演 狂言ver.
2025年02月20日(木曜日)14:30
大阪 山本能楽堂 2/21(金)〜24(月祝)
https://kyotokyogen.com/schedule/20250220sayounaraba/
■逸青会 京都 16時の部
2025年03月08日(土曜日)16:00
京都 金剛能楽堂
https://kyotokyogen.com/schedule/20250308isseikai2/
■古典と遊ぶ 春爛漫茂山狂言会 お豆腐狂言会【ポイント】
2025年04月06日(日曜日)15:30
兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
2025年03月08日(土曜日)16:00
京都 金剛能楽堂
https://kyotokyogen.com/schedule/20250406haruranman2/
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