< 2025年03月 >
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
アクセスカウンタ
Blog
コメントありがとう!

漫遊帖top  2025春コースリスト  アンケート  ガイド関連web
 

2011年12月20日

浦島太郎伝説は、その前、その後のほうがおもしろいかも~





さてさて、いま別の締め切りに尻をたたかれている状態なのに

昨日の夜、焼しめさばを食べながら読んだ

三豊の浦島太郎がいった竜宮城は観音寺だったという一説に

またまた心を持って行かれ、

ちょっとのつもりが、あちこち覗いたら・・・



■まず、浦島太郎が助けたのは

姫そのもの(亀姫)なのか、姫に仕える亀なのか

ってことで、二つに分かれ


行き先は

日本書紀では、古代中国で東の海上にある仙人の住む場所

万葉集では、海と陸の境・常世にある海神の宮

(常世っていうのは永久に変わらぬ神の域、死後の世界ともいわれます)



浦島太郎はおじいさんになってしまったという通説以外に

絶望して鶴になって飛んでいった説と

亀姫と鶴になった浦島太郎は夫婦で「明神」という神様になったという説





そして・・・・

なんと言っても、ここの説が心に残りますわ。

さぬきとは切っても切れない海神の娘「豊玉姫」との関係性。




wikiより

浦島太郎と似た説話に、海幸・山幸神話がある。

その劇中、天皇の祖神、山幸彦が「塩土老翁」(しおつつのおじ)という神に

「無目籠」(まなしかたま)という水の入らないかごに乗せられ、

海神の宮(わだつみのみや)に行き、

海神(わだつみ)の娘、豊玉姫(とよたまひめ)と結婚し3年間暮らし

生まれ故郷に戻り禁(タブー)を破る話の大筋がそっくりであり、

また『古事記』に著される山幸彦の孫の初代神武天皇がヤマトに向かう際、

亀に乗り釣竿を持った男とされる珍彦(うずひこ)が水先案内人
になる。



山幸彦以外にも、これ(案内人)が浦島太郎なんじゃないかなと言われているってことは


浦島太郎は、その後も神様の世界でお仕事を続けておったということですな





いやぁ。こりゃ、おもろいやん。






丹後国風土記」の中にでてくる

風流人・浦島太郎と、神仙世界の美女・乙姫の恋が官能的に

異界(蓬莱山)と人間界との3年対300年という時間観念のなか描かれている


っていうのも、十分に、想像を活発にさせます!








浦島太郎は、通説のあと、はたまた姫と出会うまでのほうが

絶対的におもしろいかもしれません






浦島太郎が、普段から孝行者の慈愛にみちたひとならば

亀を助けたことがニュースになるはずもなく、

普段はそんなことをしない太郎の思いがけない行動だから、

どうしたどうした何があったとなったのでは






太郎ってひとは、当時めずらしい「ひとりぐらし」のようだし

(おじいさん、おばあさんを懐かしむという説のないことはないけど)

田舎町では、変人扱いされていた人かも知れず

24、5(太郎の推定年齢)もなって身も固めずいること自体、

村のなかでは変わり者で、あれやこれやと言われていたんだろうし

太郎自身は、気ままな暮らしになんの不足もないのに、

そういう周りの目をめんどくさいなぁとおもっていたとき

子どもたちが異形のものである亀をいじめる姿に、ふと自分を重ね

優しい心などというよりも、気まぐれに亀を助け

そのたまたまの行動によって、海神の宮から竜宮への招待をうけたとしたら・・・






観音寺は、りっぱな遊郭があった大都会

田舎まちでは、なにかと窮屈だった浦島太郎が、

海神の宮ともいえる観音寺で時間を過ごしてしまうっていうのも

なんも不思議なことではないかもな~





でも、そこは神様の世界。人の世とは、また違った窮屈さやしんどさがあって

ふと起こるふるさとへの思慕


しかし、帰ってみれば、ふるさとは自分を受け入れなくなっており疎外感からの絶望




浦島太郎って人は、もしかしたら、

都会にも田舎にもしっかりとした身の置き所を感じることのできない

ただよう人
だったのかも。




だとしたら、それは、とてもとても現代的なはなしかも


















  
Posted by るいまま at 13:56Comments(2)浦島太郎考

2011年12月19日

焼きしめ鯖をたべながら浦島太郎を考える



観音寺のまち歩きの貴重な資料をいただき、なにか私にできることはと考えている。

読み進むと浦島太郎伝説がでてきた。


庄内半島にすんでいた浦島太郎が亀にのって訪れたのは観音寺ではないかという一説!



おおっ



これは興味深いじゃないかー




食工房Doiさんの焼きしめ鯖、辛口金陵にあいわすわ。

おつけもの盛り合わせも美味!




ここは、何を食べてもうまいなぁ。




浦島太郎読みすすみます。





るいまま
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/
  
Posted by るいまま at 18:45Comments(0)浦島太郎考