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2024年04月21日

坂本龍一 夢十夜



【夢十夜】

坂本龍一は 漱石の「夢十夜」を舞台化しようとしていたのか…。

100年後 女は百合となって帰ってくる。

坂本龍一は夢十夜を読み、自分の身体がほかの生物の栄誉となり、ふたたびの生命となることを望んでいた。







るいまま組が「夢十夜」を舞台化したとき、私は何を考えて書いただろう。

あのときは、不思議な偶然が重なり、男と女は再び会えた。

もう一度読もうと書棚を漁ったが、本がない。

今は読むなということか…。



関西は、京都ロームシアターで 4/27、4/28

■坂本龍一×高谷史郎「TIME」
https://stage.parco.jp/program/time

坂本龍一が全曲を書き下ろし、高谷史郎(ダムタイプ)とコンセプトを考案、創作しました。

�2017年から約4年の製作期間を経て、2021年に坂本がこの年のアソシエイト・アーティストを務めた世界最大級の舞台芸術の祭典「ホランド・フェスティバル」(オランダ・アムステルダム)で世界初演され、高い評価を得ました。�来春の日本初公演は、奇しくも坂本の逝去からちょうど一年後の命日にあたる2024年3月28日に東京・新国立劇場にて開幕します。��

観客は、暗闇の中、雨音だけが響く客席空間に足を踏み入れ、本作の鑑賞体験は始まります。水鏡のように舞台上に揺らぐ水面と、精緻な映像を写しだすスクリーン。「こんな夢を見た」の語りで始まる夏目漱石の「夢十夜」(第一夜)、「邯鄲」、「胡蝶の夢」―― 一連の物語と溶け合うテキストとともに紡がれる本作を包括するテーマは「時間」。田中泯、宮田まゆみ(笙)、石原淋のパフォーマンスと、サウンド/インスタレーション/ヴィジュアルアート。そのすべてが、光と水が交錯し幻出する、幾つもの「夢」とともに、劇場空間で融合します。

��衣裳デザインにソニア・パーク(ARTS&SCIENCE)、音響FOHエンジニアにZAKら、著名クリエイターも迎えた唯一無二のシアターピースが、遂に日本で初めて上演を迎えます。�


  
Posted by るいまま at 12:26Comments(0)るいまま組夢十夜

2019年07月10日

百年の女は誰の手に(笑)



【漱石】

昨夜ば、石あかりsidetrip 9/14 「夢十夜 百年の夜」の稽古。

百年の女(紫帆)がようやく稽古に参加できたのだけど、漱石の康秀くんがお仕事でお休み。

故に、ええとこ取りで、若い衆が漱石役を代役。

百年の女に、百年待っていろと言われる漱石にステラりんたろう。百年の女に連れて行かれる漱石にちびっこ助監督(笑)。

ビデオで確認してると、どちらの代役も嬉しそう。康秀くん、はよ来な、若いんに百年の女 取られるよ(笑)






9/14 15年特別企画 
音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」
https://www.facebook.com/events/1243629632469934/

紫帆(百年の女) 細川康秀(男) 御城俊宏(運慶) 中越恵美(父・爺)
宮武洋絵(若い侍) 日下ゆう子(外国の女/うた) 石川由美(日本の女/ピアノ) 
宮崎奈美(黒子) ゲスト(床屋) ベリーダンススタジオステラ
演奏:ダッパーサクセーバーズ(サックスアンサンブル)
るいまま(作・語り)

去年の千秋楽をご覧になったみなさまから、漱石にいじめられる菊池寛を知り、2人のイメージが変わったと感想をいただきましたが、今年はその夏目漱石の「夢十夜」をベースに百年の時を漂います。
「猫」や「坊っちゃん」の漱石でもなく、「こころ」や「明暗」の漱石でもない世界。わかろうとすると迷ってしまいますから、時にゆられてお過ごしください。
「#紫帆」演じる百年の女が目覚めるのを待ち続ける、「#細川泰秀」の漱石。漱石の夢のなかに出てくる鎌倉時代の彫刻師運慶「#御城俊宏」。時をただよい悩める続ける若い侍「#宮武洋絵」、狂乱の女「#日下ゆう子」、月光の下で帰らぬ夫を待つ武士の妻「#石川由美」、もはやこの夏に何役をこなすのかわからない役者「#中越恵美」。そして、小さな黒い影「#宮崎奈美」と、名はあかせないゲストの皆さま。美粧は、もちろん片原町・#風音美容室。
演奏は、昨年の音楽と言葉「運命の女 サロメ」に引き続き、サックスアンサンブル「#ダッパーサクセーバーズ」がつとめます。



  

2019年05月08日

夢十夜 ネガティブ・ケイパビリティ



【ネガティブ・ケイパビリティ】

漱石が夢十夜を発表したのは1908年(明治41年)。

漱石としては超実験的な小説で、新聞小説として始まったのだけれど、十夜で終わってしまいます。もっと長く書こうと思ったけれど、話が続かなかったのか、最初から十夜でやめようと思ったのかはわかりませんが、この小説をよんでいると、漱石乗っているな、漱石悩んでいるなの波は感じます。

たいていの場合、小説には「大きなテーマ」というものがありますが、「夢十夜」に関しては、時間軸も登場人物もばらばらで、テーマなど考えた所で漱石だってわかってなかったんじゃないかと思うえるほどです。

ですから、「夢十夜」を読んで、気持ちよく終わりました、感動のストーリーでしたという人は、まずおらず、不思議な世界に引き込まれそうになったとか、怖かったとか、何もわからん!とか、読者の迷いを感じる感想が多いのも、この小説の特徴です。

しかし、ひとつひとつを味わえば、その裏側にある漱石の悩みや、西の世界(イギリス)に対する憧憬や、宇宙的な広がり、時を超えた神々しさなど、石あかり15年にふさわしい作品であると、私は思ったわけです。

「100分de名著 夏目漱石特集」の中で、英文学者・阿部公彦さんが「夢十夜」を読むコツとして「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉を使っていました。

ネガティブ・ケイパビリティとは、イギリスと詩人ジョン・キーツが提唱した「不確実なものや未解決のものを受容する能力」。わからないものは、わからないまま 受け入れよと言うことです。

私たちが受けた教育は、わからないことは疑問をもち、「どうしてどうして」と積極的に動いて真実を知ることがヨシとされていましたが、そんなに結果や答えを急ぐのではなく、まずは受け入れ、共感してみることが大切なことではないか?と、キーツは言っています。

曖昧であることの心地よさ、曖昧であることのやさしさ、曖昧であることの余裕は、

なにもかも詳らかにし、すぐに絶望する現代人こそが、もう一度考えたほうがよいことかもしれません。








「夢十夜」は意外に読まれておらず、そんな方たちも本への興味をもち小説「夢十夜」をめくってみようと思っていただけるよう、るいまま版「夢十夜」も、百年の女と漱石の出会いからはじまりますが、

途中、原作には出てこない女が出てきたり新しいシーンがあったりして、るいまま組ならではの「夢十夜」に仕上がるはずです。


■9/14 15年特別企画 
音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」
https://www.facebook.com/events/1243629632469934/



  
Posted by るいまま at 06:00Comments(0)■石あかり(牟礼)夢十夜

2019年05月08日

「夢十夜 百年の夜」小物届き始める~



ゴールデンウィークも終わり、2週間ぶりの 石あかりsidetrip9/14公演 音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」の稽古。

小物も届き始め、やる気満々の役者たちでございます。



今回は、故あって、漱石役の「細川康秀」も黒子になりますので、黒子が「康秀」&「奈美」の大小二人になります。理由は、本番で(笑)。

奈美ちゃん迫真の表情ですが、本番は黒子ゆえ見えません(笑)




若い侍役の「みっけ」は、本番は洲崎寺にある本物の鎧をつけますが、お稽古のときの所作を固めるため、奈美家から使わなくなった剣道の胴がとどきまして、つけてみました。動きが様になってまいりました。





胴やら刀やら、珍しいものも届いたので、ついつい美粧の「いくみちゃん」もつけてみるの図。似合ってるし(笑)







このお話は、漱石の「夢十夜」を、るいまま組的な脚色を施しお送りしますので、当然、みなさまお楽しみ「ぴよ」の狂乱のシーンもございます。

立ってるものはなんでも使われる、るいまま演出故に、もちろんピアノのくりすも演じます。



どうぞ、どうぞ、お楽しみに!!



■9/14 15年特別企画 
音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」

https://www.facebook.com/events/1243629632469934/





  
Posted by るいまま at 00:08Comments(0)■石あかり(牟礼)夢十夜

2019年04月24日

9/14 夢十夜 百年の夜 稽古♪


昨日は、稽古二本立て。午後、8/31公演 音楽と言葉「どうぶつ人生相談」の稽古を終えたあと、片原町 #風音美容室 に移動。

9/14公演 音楽と言葉「夢十夜 百年の夜」の稽古。



【夢十夜】

では、夜の部の稽古 石あかりsidetrip 9/14 音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」の稽古始めます。

今日は、百年の女役・紫帆ちゃんも参加で、ほぼ、出はけの確認完了させてしまいます。

場面がどんどんかわる出演者が多い演目なので、出はけを間違うと、役者が迷子になってしまいますからね。



■9/14 15年特別企画 
音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」
https://www.facebook.com/events/1243629632469934/

紫帆(百年の女) 細川康秀(男) 御城俊宏(運慶) 中越恵美(父・爺)
宮武洋絵(若い侍) 日下ゆう子(外国の女/うた) 石川由美(日本の女/ピアノ) 
宮崎奈美(黒子) ゲスト(床屋) ベリーダンススタジオステラ
演奏:ダッパーサクセーバーズ(サックスアンサンブル)
るいまま(作・語り)









  

2019年04月16日

8/17カルメン(由加理) 9/14百年の女(紫帆)

【みわちゃん】



片原町 #Haveagoodday 前でニヤリと笑うと、カウンターに座ってた みわちゃんが「(bagから)なにが出てくるんですか?」と出てきてくれたので、石あかりsidetripのちらしを手渡す(笑)

「今年もおもしろそうなんばっかり。早めに予約しないといかんですね?」と言うので、

「そうそう。今年は、由加理ちゃん、紫帆ちゃんか別々の日やから、お仕事のタイムスケジュール早めにあれこれしといとね」。

紫帆ちゃんは、千秋楽9/14の出演です。

■9/14 15年特別企画 
音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」
https://www.facebook.com/events/1243629632469934/




■8/17 音楽と言葉と舞踏「カルメン・シータ」
https://www.facebook.com/events/2620631031299065/








  

2019年04月09日

夢十夜 一癖も二癖もある出演者たち



【夢十夜 百年の夜】

石あかりsidetrip 9/14 音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」の稽古。今日は、身体を動かしてみる。

■漱石役の 康秀くん 細川 康秀

夢を見ているシーンが多いので、動きが取り辛くなかなか難しいのだが、フォルムが完全に漱石。
そんな、主役な康秀くんなのに、「いま、手すきやな」と別の役までふられる 。すまないねぇ。シェークスピアもそうやって戯曲を仕上げたらしいのだよ♪



■狂乱の女 ぴよ 日下 ゆう子

狂乱部分は、さ来週以降なんだが、その前のワケわからん台詞を、私が笑わず読めるかどうかが問題w。ぴよも、本日、もう1つ役を振り当てられる。でもって、この手の役は、ほんまに上手いわね。



■若い侍 みっけ 宮武 洋絵

なんだかんだと しいたげられる若い侍。今は、普通の服で動いているので、ピョンピョン跳ねてるが、本番は本物の鎧をつけるので、果たしてどこまで動けるか。
前回の 悩める与一から、はや5年!



■日本の女 くりす 石川由美
くりすの一番ええとこをイメージして書いたので、一昨年のぴよ、去年のみっけに続き、なるべく舞台の上におるようにします(笑)
武家の女風の お着物、猿渡さんに相談しにいかねば!



■黒子 奈美ちゃん 宮崎奈美
黒子のとこは、自分で脚本に書いてなと言うてたら、ほんまに出番がどんどん増えてます(笑)



■男4役 恵美さん 中越 恵美
女に弱い2枚目から、酔っぱらい爺まで、むちゃくちゃ楽しそうだよ。やっぱり、恵美さんのこれは見たいよね。
女性役は、8/31「どうぶつ人生相談」でお楽しみくださいまし。



今回は、小さい奇妙なお話が積み重なっていきます。迷いませんように。

稽古は始まったばかりであるが、なんかむちゃくちゃ楽しいわ。9/14 是非に。


■9/14 15年特別企画 
音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」
https://www.facebook.com/events/1243629632469934/



稽古が白熱し、写真を撮るのを忘れたので、劇団風に写してみる。









  

2019年04月03日

石あかり 「夢十夜 百年の夜」打ち合わせ1回目

【夢十夜 百年の夜】

石あかりsidetrip 9/14ステージ 音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」の打ち合わせ 1回目。

脚本をもとに舞台構成と出ハケの確認、小物と衣装をどこから借りるか作戦会議中。

今年から、風音美容室でもお稽古できるようになり、すっかりくつろぎのポーズ(笑)。




2枚目、私の珈琲を持ってドアを叩く、外国の狂乱の女役 ぴよ。




3枚目、突然の雨にびしょ濡れでドアを叩く、黒子役 奈美ちゃん。




4枚目、ほんの4、5年前、るいまま組一番のチビッ子だったはずなのに、もはや、みっけも奈美ちゃんも見下ろすサトと落ち込むふたり(笑)。背は高いが顔は小さい。平成の子だね♪




5枚目、ハハikumiとムスメsato





  

2019年02月13日

石あかり 紫帆と夢十夜の打ち合わせ

【かん氏 恍惚の打ち合わせ】

音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜」紫帆ちゃんとの打ち合わせ 終了~

美女好きな かん氏 当然お出ましとなり、紫帆ちゃんに「つやつややね」と言われ、この表情。

がしかし、紫帆ちゃん それは猫をかぶった おっさんですw





猫は優しいひとを知っている。あんまり人に心を開かない さび嬢もでてきて、紫帆ちゃんに挨拶したあと、揃ってお休み中。





  

2019年02月10日

「夢十夜 百年の夜」みどころ

【夢十夜 百年の夜 みどころ】

お話しましたとおり、石あかりsidetripLIVE2019の千秋楽(9/14)は 音楽と言葉と舞踏「夢十夜 百年の夜(仮)」を公演いたします。

ベースとなる「夢十夜」は、ご存知の通り、夏目漱石の10の小さな不思議なお話で構成されます。

最も美しい冒頭のシーンに出てくる男(漱石)には細川康秀。謎の女は紫帆。

小さなお話のオムニバスとなると当然役柄も多く、中越恵美は、早着替えの嵐ですが、恵美さんが何人を演じるかを見つけるのも楽しみのひとつです。

今年は、石あかりロードが始まって15年目の年、洲崎寺でのライブ公演も15年目となりますので、るいまま組の3人娘「ぴよ&みっけ&くりす」には、当たり役を再び。

ぴよには、真夏の夜の夢の女王、樋口一葉
みっけには、那須与一
くりすには、金子みすゞの母

をイメージして役を作っています。さて、どんなところに現れますか。

奈美ちゃんは、今年は黒子衣装きて、あれやこれやの入れ替えを本気でしてもらうことになります。

そして、洲崎寺の御城住職! 満を持しての登場です。

音楽については、ダッパーサクセーバーズ内でのすり合わせで決定となりますが、マスランカ:ソングス・フォー・ザ・カミング・デイだけは、お願いしたいとダダをこねています。

「来るべき日の歌!」なんて、この日にぴったりじゃないですか。(かなり難しい曲らしいけどね)。

サックスアンサンブルの曲を聞き続け、漱石のばらばらになった頭のなかを整理し、現代文と明治の言葉使いをギリギリのところで組み合わせ、わたしの解釈をたっぷりいれて出来上がった今年のお話、るいまま版夢十夜 是非に。














で、ただいま真夜中1:00。私は、チャイをいれ、ふみえちゃんにもらったso&soのパンを食べております。





  
Posted by るいまま at 08:00Comments(0)■石あかり(牟礼)夢十夜