2022年08月20日
八雲のなかにある日本と 佐藤春夫はいう
【八雲のなかにある日本と 佐藤春夫はいう】
8/20 goodmorning
茶人を誘い #サニーサイドフィールズ に野点に行って、今年最後のかき氷を食べようとおもっていたら、茶人ご多忙につき、一番氷 氷と言っていたひとのかき氷は、またも流れる(笑)

てなわけで、朝から #佐藤春夫「#小泉八雲についてのノート」を読む。
それまでの実績をすて通信士として日本に渡ったのに、会社とのおりあいが悪く仕事を失った八雲は、松江・出雲の教員の職を得る。
妻のセツは、さぞや不安だったであろうと回想するが、八雲自身は東京なんぞより出雲のほうがずっと好きで、アメリカで読んだ古事記のイメージをもって意気揚々と出雲に向かう。
佐藤春夫は、八雲は日本の文学や歴史について、だれか日本人の師を得たわけではなく、八雲は八雲自身が自らを育てたと書く。
小泉セツの「思い出の記」を読んでも、とうてい誰かの門下にはいれるような人ではなく(笑) 自身の作り上げた世界をセツとともに邁進したのが良かったと思う。
音楽と言葉「#私の愛した先生菊池寛」を観た方はご存知のように、漱石の木曜会にいた弟子の久米正雄が、漱石が菊池寛が自分のきらいな上田敏の教え子であるというだけで嫌味を言えば、一緒になって菊池寛をいじめていたように、
あの頃の日本は、ボスが黒といえば白いものでも黒になったのだから、正義感が人一倍強い八雲には無理だ(笑)。
よって、八雲の書く日本は、日本人である自分が知る日本ではなく、「八雲の創造した中空にある国土である」と佐藤春夫。
音楽と言葉「#和敬静寂八雲と雪女」を書きながら、これは怪談ではなく美しき日本だと思うが、この美しき日本は、八雲のなかにある美しき日本かもしれない。
■佐藤春夫 「小泉八雲についてのノート」から
「八雲は誰も知るとほり自分で自分を教育して来た人である。即ち八雲をあれだけに仕上げたのは彼自身のなかにいい教師がゐたので、そのいい教師の重なるものはその批評的な一面であつたと僕は考へるのである」
「彼の描いてゐるものは我々の日本ではなく、八雲の創造した中空にある国土である。またそれであつて一向差支ない。さうしてその国土に住んでゐた人は我々日本人ではなく、八雲その人だけである。人あり若し彼の詩を認めず八雲の文学は大したものではないと言ふにしても、彼は高い風格を持つた文人であつた事だけは最も尊い事実として認めなければなるまい」
佐藤春夫と言えば、谷崎潤一郎だな。それはまた、のちほど(笑)
まずは、反田 ガジェヴのピアノを聴く。


2018年09月11日
余裕綽々の最終日
【余裕綽々】
石あかりsidetrip 9/15 公演「私の愛した先生」最後の稽古。
本番4日前に、配役をかえてやってみる余裕(笑)
楽団が必死で笑いこらえる康秀くんの「みどりの母」。やたら腰つきが色っぽい。ぴよの「みどり」はでかくて菊池寛を見下ろす。康秀くんの「みどり」と菊池寛は、もう違うお話。(笑)
しかし、みんなよく他のひとの動きを覚えてるね♪

やたら色っぽい腰つきの康秀くんの「みどりの母」と、菊池寛と、でっかい「みどり」のぴよ。

ぴよの「みどり」菊池寛を見下ろす(笑)。

康秀くんの「みどり」と菊池寛。もう違うお話。(笑)
長い長い稽古も本日で終了。金曜日に音響をいれてのリハーサル。土曜日のゲネプロ、本番となります。
【マダム慶子】
この人の品の良さと華やかさと 立ち姿の美しさは天性のものだな。馬海松役の康秀くんとのシーンも美しい。

石あかりsidetrip 9/15 公演「私の愛した先生」最後の稽古。
本番4日前に、配役をかえてやってみる余裕(笑)
楽団が必死で笑いこらえる康秀くんの「みどりの母」。やたら腰つきが色っぽい。ぴよの「みどり」はでかくて菊池寛を見下ろす。康秀くんの「みどり」と菊池寛は、もう違うお話。(笑)
しかし、みんなよく他のひとの動きを覚えてるね♪

やたら色っぽい腰つきの康秀くんの「みどりの母」と、菊池寛と、でっかい「みどり」のぴよ。

ぴよの「みどり」菊池寛を見下ろす(笑)。

康秀くんの「みどり」と菊池寛。もう違うお話。(笑)
長い長い稽古も本日で終了。金曜日に音響をいれてのリハーサル。土曜日のゲネプロ、本番となります。
【マダム慶子】
この人の品の良さと華やかさと 立ち姿の美しさは天性のものだな。馬海松役の康秀くんとのシーンも美しい。

2018年09月06日
9/15 「私の愛した先生」ご予約 お早めに!
【お早めに】

石あかりsidetrip 9/15公演 音楽と言葉「私の愛した先生 みどりと菊池寛」。
駆け込み予約が相次ぎ、当日用に置いていたお席を切り崩しだしました。
行こうと思ってるけど当日席でいいやと思っているみなさま。どうぞ、お早めのご予約を!
■■9月15日(土)19:00(開場18:30) 千秋楽!
菊池寛生誕130年記念公演
音楽と言葉「私の愛した先生」
・出演
菊池寛:中越恵美
みどり:宮武洋絵
男:細川康秀
女:日下ゆう子
二胡:渡邊陽子
ピアノ:石川由美
シンセサイザー:上野慶子
作・語り:るいまま
2018年石あかりSidetripLIVE千秋楽は、菊池寛生誕130年を記念して、るいまま書き下ろし音楽と言葉「私の愛した先生」。
ただし、視点は菊池寛ではなく、明治45年(大正元年)生まれのモダンガールみどり。女性が女性として美しくしたたかに生きた時代をお届けします。菊池寛には怪優「中越恵美」、モダンガールみどりは、るいまま組「宮武洋絵」。音楽はもちろん、二胡「渡邊陽子」率いる「るいまま組鍵盤s」。ヘアメイク「風音美容室チーム」が作るモダンガールたちも楽しみです。
会場 石あかりロード中ほど むれ洲崎寺
無料公演(但 500円のドリンクチケットが必要)
お申込
087-845-2663(洲崎寺)
090-3783-6239(るいまま)ショートメール
2018年08月29日
マダーム慶子 登場!
【みどりと菊池寛】
石あかりsidetrip 9/15公演 音楽と言葉「私の愛した先生」。
ゆえあって、康秀くんの馬さんと マダム慶子のシーンができまして、急遽お稽古。
でも、さすがマダーム。ちゃんと形になりまして、素敵。

2018年08月08日
石あかり 菊池寛だな!
【菊池寛だな!】
9/15 音楽と言葉「私の愛した先生 菊池寛とみどり」で美粧を担当してくれれ片原町「風音美容室」で、菊池寛役の中越さん、いくみちゃんと打ち合わせ。何をさせてもはまる女優だけど、この手の役ははまりすぎて、どうしよう(笑)

ただ、このくしゃくしゃヘアー 、一歩間違うと おしゃれマダムになってしまうので、なかなか難しい!
2018年07月11日
かしぽん 初めての芸者役
【菊池寛と芸者】

今回のステージは、初めてシリーズ。
男を手玉にとったことのない純なふたり(みっけ&かしぽん)が、やり手な女を演じます。
ただいま、芸者かしぽん、色気のある動きを恵美さんに仕込まれ中。腰を落とせ、ためて動けと言われてますが、まだまだ棒立ち。
本番までにいかに化けるか、お楽しみに!
みっけの悪女は、なかなかええ感じに仕上がってきました(笑)
石あかりsidetripLIVE9/15 音楽と言葉「私の愛した先生 菊池寛とみどり」 まだまだ先のようですが、お席がだいぶ埋まってまいりました。石あかりロードのちらしもでき、広報もはじまります。どうぞ、お早めにお席の確保を。
https://www.facebook.com/events/390128058064135/?ti=cl
石あかりSidetripLIVE2018 at むれ洲崎寺
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1075631.html
8月4日(土)~9月15日(土)毎週土曜日
19:00開演 18:30開場
会場 石あかりロード中ほど むれ洲崎寺
無料公演(但 500円のドリンクチケットが必要)
お申込
087-845-2663(洲崎寺)
090-3783-6239(るいまま)ショートメールでもOK

2018年07月11日
菊池寛とみどり 記念写真
【菊池寛とみどり】

菊池寛、肉襦袢いれてスーツを着ますと、みどりとの様子も、なかなか ええ感じになってまいりました。記念写真的に(笑)
石あかりsidetripLIVE9/15 音楽と言葉「私の愛した先生 菊池寛とみどり」 まだまだ先のようですが、お席がだいぶ埋まってまいりました。
石あかりロードのちらしもでき、広報もはじまります。どうぞ、お早めにお席の確保を。
https://www.facebook.com/events/390128058064135/?ti=cl
石あかりSidetripLIVE2018 at むれ洲崎寺
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1075631.html
8月4日(土)~9月15日(土)毎週土曜日
19:00開演 18:30開場
会場 石あかりロード中ほど むれ洲崎寺
無料公演(但 500円のドリンクチケットが必要)
お申込
087-845-2663(洲崎寺)
090-3783-6239(るいまま)ショートメールでもOK

2018年07月04日
石あかり したたかゆえに おんな
【したたかゆえに おんな】

石あかりsidetrip9/15「私の愛した先生」で、主人公の「みどり」を演じるみっけが、どんどんおもしろくなっています。
がしかし、彼女は毎回、稽古のあとに「この女がわからん」と嘆くのです(笑)
みどりの菊池寬への思いは「恋愛」という言葉ではちょっと表現しがたく、人間の成長の過程で(いや、女としての血肉を付ける過程で)必要だった人であることは間違いなく、尊敬の思いが強くあったことも本当なのですが、
かわいがっていた雛は成長を重ねるにつけ、親鳥の思いとは違うところに伸びていきます。
殿方は、恋愛について、出会ったときのかわいい女の子が永劫につづくことを期待しますが、女はなかなかしたたか。だからこそ、女なのかもしれません
2018年06月29日
石あかり みどりは 何回着替えるでしょう
【おたのしみな お着替え】
昔、どんどん衣装も役もかわり、るいままは何変化したでしょう?てなクイズ付の舞台に立ったことがあるが、今回はみっけがそれをやる(みっけは一人のひとだが)w
なぜ、みっけに痩せろ痩せろといってるかというと、衣装がスルッとはいらないと変化に時間がかかるからだわよ。
明日、写真をとって風音美容室に渡すので、昼休み、ご飯をたべつつメモした 変化の順番を清書しよ。業務外おたのしみな。

2018年06月28日
みんながおしゃれだった時代
【みんながおしゃれだった時代】

昨日は9/15公演「私の愛した先生」の稽古日。夕方は音楽班、夜は演技班。
モダンガールモダンガールと言っていたので全員モダンガールにならねばならないという誤解がはしっていますが、芝居ですから、いろんなひとがでてきます。
大事なのは、みんながおしゃれであること。
その時代があったから、きなくさい時代になったとき「おしゃれは敵だ!」になり、人々から意気を取り上げてしまう時代背景があります。
菊池寛は、着るものによって人の動きは変化することを知っていましたから、みどりに銀座の松屋や日本橋の三越にいって取材させるとき「洋服はシックなもの、着物は豪華なものにしてくださいよ」と指示をだしています。
流行りものというのは、ときどきどっちへ進む?てな感じになりますが、時代を越えて美しい形のおしゃれというのはあって、品よく美しいマダムもでます。
この作品には、モダンガールも、芸術家も、文学や哲学に傾倒する若者もいて、みんなが 自分なりのおしゃれができた時代だったと、私はおもっています。