2015年06月20日
2015年06月11日
2015年06月04日
「自由でゆるやかな共生

影山知明著「ゆっくり、いそげ」読了。
ゆうべ、偉そうに、ご飯を食べたら「建礼門院」を書き始めるといったのに、
さすがに前日3時間しか寝てないと知らぬ間に気絶していて、朝、4時30分に目が覚めた。
掃除してごみを捨てて、猫の世話をしても5時。
そうだそうだ、なタ書のキキに借りた本を読んでおこうと広げる。
東京・西国分寺にあるcafeクルミドコーヒーの店主であり
経済学の解説者でもある影山知明さんの「ゆっくり、いそげ」。
私たちは、東京都いえば人があふれる街で、
まして国分寺という響きよき場所だからカフェには最適と思うけれど、
ここは中央線の中で最も乗降客の少ない駅で
儲かるか儲からないかで考えれば、立地として選びにくい場所であることから話は始まる。
影山さんは、ここに多世代型シェアハウスをつくり、
その一階にクルミドコーヒーを開店させ、地域とともにさまざまなことを発信している。
そこには、儲けるためには、ただ与えられることを考えるのではなく、
与えることから始めるという大きな前提がある。
実は、昨日、私は事務所の建つ小さな土地を買った。
父が若いころアパートを建てるために借りた土地だ。
たった四畳半の部屋、半畳の台所と押入れ、細い廊下でつながる小さなアパートは、
私が知っている頃には単身者の暮す場所だったが、昭和40年代までは家族で暮らす人も多かった。
高度成長にのるまでの日本人はそんなに荷物を持っていなかったし、隣近所の付き合いも深く、
ひとつの洗濯機をみんなで使う暮らしも当たり前だったと聞く。
アパートは老朽化し20年も前に廃業して、私が娘と暮らしたり、事務所として貸し出したりしていたが、
ここ数年は「るいまま組」の拠点となっている。
私たちの世代は、日本が大きく経済成長していく頃に子どもで、
学生運動が盛んだったころは、まだ中学生。
団塊世代よりも年下なので、さほど競争社会におかれたことはなく、
おとなになればなったで、バブルと言われる時期にちょっと贅沢も味わった。
親世代は、戦後復興のときに相当な苦労をしているので、
私たち子どもたちにはできる限りのことをしてやろうと、子どもに対しとても甘い。
つまりは、歴史的にいえば、私たちは人間として一番ぼんやりしている世代だ。
経済的に苦労しなかったぼんやりな私たちは、過剰な愛情に呼吸をしにくくなり、
自由や孤独を求めるようになった。なんでも与えられすぎると、その逆に向かうということだ。
浮かれ調子なぼんやりした親に不安を感じているからか、娘世代は、とてもしっかりしている。
まわりのワカモノを見ていてもまばゆいばかりだ。
カフェで隣同士になった20代前半の女の子とはなしていたとき、
「何か買うとき、とりあえず買ってあとから考えるなんてことはなく、
必要なものしか買わない。いや買うことも少なく、もらえるものはもらう。
自分の欲しいものは電化製品でも高価な家具でもなく、自分にとって気持ちのよいもので、
それは多種多様だから、流行におされたものはいらない」
なんて賢い。
50代になったからこそ、あふれる荷物にうんざりしているからこそ、同じ思いになるけれど、
20代の初めにそんなことを考えたこともなかったように思う。
いただいたりさしあげたり、そんな暮らしは孤立していてはありえないので、
ゆるやかな共生があってこそ成り立つのだという彼女たちを、すばらしいと思いながら、
それはまさに「るいまま組」のある、この場所にあった小さなアパートの暮らしだなと思った。
先日、夫が還暦を迎え、それまで私の活動の力強い協力者だった彼から弱気な言葉が発せられたとき、
私はひどく動揺した。
しかし考えてみれば、数年後、私も同じ道をたどる。
10年前に癌を患い、残された時間は短い、ふりむかず前へ前へと進み続けたが、
命はそうそう終わりのときをむかえそうになく、普通に生きれば、まだ30年以上の時間がある。
私に一番足りないものは、ゆるやかな共生だ。
プロジェクトをたてて、その期間がっちりと結び合うことはできても、
ゆるやかに、ときには弱音をはけるような関係性を持たない。
なにより「待つ」ことができない性格では、他者と歩調をあわせるのは難しい。
しかし、やがて体も心も、それなりにゆるやかにならなくてはいけないときが来るのだ。
先に迎えた夫は、それを言葉にして教えてくれたのだろう。
この街から抜け出すことばかりを考えていたので、ここへの愛着もなかったはずだが、
マンションよりも古い木造の建物のほうにほっとし、
近くに暮す老いた親や、障害をもった兄を捨て置くわけにもいかず、ならばここに暮らし、
ここからの発信を考えようと思った次第だ。
考えていたのは、仕事に追われて閉店ばかりの気分次第亭をもっとまじめにやること。
ここでの出会いや繋がりは尊い。
大きな借金の目途がつけば、ワンステップすすめシェアハウスにしよう。
朝ごはんを一緒に食べられて、いってらっしゃいと送り出せる場所をつくろう。
そんなときの、この本だった。
クルミドカフェの基本姿勢は、古い日本の心意気にあふれている。
「かけるべき時間をちゃんとかけ、かけるべき手間暇をちゃんとかけ、いい仕事をする。
さらにはその仕事を丁寧に受け手に届け、コール&レスポンスで時間をかけて関係を育てること。
つまり「贈る」ことを仕事の目的にする」
さてさて、ぼんやりとした世代の私にできるかどうか(笑)
2015年06月03日
契約終了〜

朝から大きな契約ごとがありまして、ばばさまと二人で挑む。
もう、ポヤポヤ言ってられないけど、がんばらなきゃな。
すべてを終えて、ひさびさサンポートの29階 若竹邑へ。
お天気がよければ良かったのにねといいながら、今後のことをばばさまと話す。
結局、紆余曲折ありながら、このまちに暮らし続けるってことだな。
2015年06月01日
気分次第亭 ちょっと遅れた5月席終了


本日の気分次第亭@うつみんの栄養講座終了〜。
5月の まちかど漫遊帖「春からはじまる健康美人への道」に 来られなかった、気分次第亭メンバーズのみなさんへの特別講座。
今日は女子高生ちんぺりおんも参加してくれて嬉しい限り。この世代にこそ健康について知って欲しいものね。
みんな、健康のことには興味があり、いろんな方面から聞きかじって得た情報についても、うつみんに質問。
ひとつひとつ丁寧に答えてくれる うつみんに、感謝です。
コーラの砂糖含有量を見て「量は溶けん!」と言い張るコーラ派の細川先生と「これくらいは溶けるよ」とサラッと返す和菓子職人鈴木さん。
これには、うつみん先生も大いにうけてました。
ごはんを食べつつの勉強会だったので、まず空腹がみたされるまでは、わいわいだったのだけど、
うつみんが「私たち栄養士はこんな勉強をしています」と、難解な表をみせてくれ、
流行りの酵素も、ちゃんと野菜をとることで体のなかでもできるんですよと話すと、みんなの顔も真剣に!
血糖値をはかり、お腹がすいているとき、お酒を飲んだときでの違いも実感しながら、約3時間の講座&食事会&飲み会終了。
一番元気で一番食いしん坊の うつみんが、みんなが食べるのを見ながら講義するのは、やや酷でしたが(笑)
とても良い時間になりました。
うつみん ありがとう!
では、お片付けも 終わったので、よろけるTameちゃんの写真みつつ、芝山の柏餅いただくぞよ。
芝山の柏餅はかぶとのかたち。
■本日のinformation
6/14〜6/15 ベルコスマイルマルシェ@シティホール高松東、
中條文化財団「文化通心」夏号 発刊
7/18 SON四郎@Penta5on
2015年06月01日
気分次第亭 ちょっと遅れた5月席
本日の気分次第亭(うつみん講座 補講)にお越しのみなさまへ。
野菜が届いたので、メニュー決まりました。
・ピーチ蕪のスライス
・蕪の葉の菜めし(米は溝口!)
・久保さんの豆腐と大山さんちのねぎと福栄の味噌の味噌汁
・定住のシイタケとこんちゃん農園のアスパラのほったらかし焼き
・岩瀬さんのたまごのゆで卵。
などです。
すぐに出来るものばっかりなので、ギリギリまでお仕事お仕事!

野菜が届いたので、メニュー決まりました。
・ピーチ蕪のスライス
・蕪の葉の菜めし(米は溝口!)
・久保さんの豆腐と大山さんちのねぎと福栄の味噌の味噌汁
・定住のシイタケとこんちゃん農園のアスパラのほったらかし焼き
・岩瀬さんのたまごのゆで卵。
などです。
すぐに出来るものばっかりなので、ギリギリまでお仕事お仕事!

2015年04月09日
「華むら」に予約完了!

で、しあわせのパンを買ったから弁当はいらんのか?といえば、
何日も前から、花見のために弁当の試食をしまくるという、花か弁当か!って日々で(笑)
本日、「華むら」に注文終了。
雨が降っても風が吹いても、美味しい弁当があれば花見はできる!
2015年04月09日
しあわせの まなべ製パン





今宵の桜の宴は、近くの児童公園なので、美味しいパンを食べつつ桜を愛でようと、まなべパンへ。
朝のパン屋さんは、しあわせの香りがする。
まなべパンにちょこちょこ置いている布ものは、まなべさんのお母さんの作品。
くるみボタン30円 かわいすぎる 安すぎる〜♪
2015年02月07日
異業種格闘技系@気分次第亭(笑)

昨夜の気分次第亭は、まちかど漫遊帖2015春で揃いぶみとなった伝統文化のお二人、お茶の中條さん、お花の細川さんの顔合わせ。
お二人のお話を別々にうかがっていたとき、それぞれの道に対する熱い思いを感じての開催。
ご参加は、
eとぴあで会える高松の生き字引 サンガワさん
華月流時期家元 細川康秀さん。
県立体育館保存の会 にして一級建築士 カワニシノリユキくん。
ミュージシャンにしてデザイナー みれいちゃん。
ご存知さんラボ ねじさん。
茶文化を伝えるアクティブ茶人 中條さん。
ラテン音楽を愛する Ryokoちゃん。
高松ロック界の重鎮 Tame さん。
遅れて爆走号を操る管理栄養士 うつみん。
ためちゃんにして「異業種格闘技」と言わしめる
てな感じ(笑)
2015年02月07日
花を愛でよ!





華月流 細川康秀先生が、気分次第亭のためにお花を活けてくだって、ありがたや。
本だらけの色気も何もない るいまま組事務所も、今宵は華やいでおります。
かん氏も、初めてのお花に興味津々。
このお写真をfacebookにアップしてると、かん氏がお花にいたずらしない?と、心配されましたが、
いたずらは全くしないけど、水盤のお水飲んでおります(笑)