2013年10月06日
ピンクリボンの意味をもう一度考える

2010年の2月、ピンクリボン啓発のためのイベントでコンサートをしたときの写真でございます。
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e226437.html
癌の手術から4年目のこと。
発見から手術の前日まで、クリスマスのコンサートやら、新春初笑いライブやら目白押しで、
悲しんだり悩んだりする暇もなくスケジュールがすすみ、
先生からも、2泊3日で帰れるよといわれ、
その言葉を信じて仕事の調整もせずに入院、手術、退院、仕事と続けたら、
からだのほうがびっくりして、即再入院。
仕事していいって言っても、それは「普通」に朝起きて夜布団の上で寝る仕事なんやなーと、再入院したベッドの上で気づくテイタラク(笑)
実は、ガンというのは、発見、手術、入院よりも、それから先のほうが長く、
再発防止のために、卵巣の機能を止めたり、放射線をあびたり、抗がん剤やホルモン治療薬をながく体にいれたり。
これが、書けば2〜3行のことながら、なかなか大変なことで、
私の場合だと、その不快さで原稿がかけなくなり、書けないストレスが恐怖となり、鬱々と負の方向にばかり思考はすすみ、
このままじゃ生きてるのも死んでるのも同じだ!と、
結局、自分の意思で治療をやめ、自己免疫を信じようと生活をシフトしたのであります。
けれど、それは、なんの裏付けもないことで、決して他者にお勧めできることではなく、
ガン経験者として講演をと何度もお話いただいたのに、ずっと断り、このスマイルハンズのコンサートまで、ガンのことを公の場で話すことはありませんでした。
このときも、ピアノの姫が、私たちが元気であるということを励みに思ってくださる人がいるなら出ましょうと、後押ししてくれての、お話と歌のイベントでした。
あれからさらに3年。
私は、自分が元気であるということ、自然に年を取り、自然におばあちゃんになって朽ち果てることを、
365日書き留めていくことで、自身の選択の答えはでると思っています。
10月23日、当時、私の入院していた病院で乳腺専門医としての勉強をしていた何森先生の講演があります。
その後も勉強を重ね、今では乳腺専門医として第一人者となったことは、
NHKで特集されたので、ご覧になったかたも多いはず。
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e550257.html
再入院、再手術のあと、抜糸をしながらかけていただいた言葉は、何気ないことだったけれど、
再手術したことによる不安のなか社会にでていく身には、大きな励みとなりました。
何森先生の講演会と、野菜ソムリエ池田奈央さんプロデュースのお料理の会。
乳ガンは、決して他人事ではない多い病。でも、早期発見であれば恐れる相手ではないこと。
この7年のあいだに、治療方法も、考え方も進歩しています。
なにをどう選ぶかは、患者自身が知ることからはじまります。
奈央ちゃんの美味しいものが食べられるというきっかけからでいいので、
まずは足を運んでみることからはじめませんか?
■女性の健康と美をピンクリボンでつなぐ in チェルシー
10月23日(水) 6:30pm 高松市香川町 チェルシー
3500円 前売りのみ
池田奈央ちゃんの「なーちぇ」のwebから申し込めます。
http://www16.plala.or.jp/na-che/
Posted by るいまま at 10:33│Comments(0)
│■命
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。