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2025年04月18日

お茶人さんは逞しいなぁ



【茶会荷物】
4/18 goodmorning

今回は運ぶものが少なくなるようコンパクトプログラムにしたつもりなんだが、どう考えても、このほかに楽器や椅子や化粧まわりまで加えると積めないな。

城ガールに回ってもらお。

茶道具まで運ぶ、お茶人さんたちが大きな車にのる理由もわかるね。

いつも通り、炊飯器と米もあるしな(笑)





【茶人ではないけどさ】

さきほどの、茶人は車が大きいの話のつづき。

私が子どもの頃に教えてもらった茶の先生(大叔母)は、#戦争未亡人 だったので、自分の道具だけで茶会ができない時は、ほかの先生やお金もちのお弟子さんに道具を借りに行くのもしばしばで、

その時は、車の運転ができる男衆(おとこしさん)が手伝っていた。

#男衆さん は、ちょっとナヨナヨした小柄な男性で、水屋にいても邪魔にならないおじさんだったが、なんでもよく知っていたので、おじさん自身もお茶人さんだったのだと思う。

うちの先生だけじゃなく、いろんな先生のお手伝いをしていたようで、それをお仕事にできていたってことは、お茶人口が多かったんですねと茶人に話すと、

いまはその役目をお茶屋さんや道具屋さんが担っているそう。

とはいえ、圧倒的に女性の多い世界。いつもいつも、お茶屋さんや道具屋さんにお手伝いを頼めるわけではないだろうから、

茶会だ出稽古だといえば、重い道具を自分で積み込み、着物で大きな車を運転することも多いはず。

茶会に行くと、「花は、山にとりにいってきました」と、よく話しているので、世間のイメージとは裏腹に、現役で茶の先生たちは、アクティブで逞しい。

うちの母と同い年の現役茶人 みさわ先生(94)が、テコの原理で身体を上手に使って釜を持ち上げる姿をみたときも感動した。

茶の未来はどうなるんだとよく論議されているけれど、流派の茶を担うひとたちは大変ながら、茶はなくならないよ。きっと。

日々お弟子さんたちを教える町の先生たちは、いまここにある現実に向き合いながら頑張っているもの。

一番ダメなのは、動かずに、マウントとっての文句いったり無為な悲観ばかりするお茶人さんたちだと、私は思うよ。

…………

こんなことを書いていますが、うちは別物ですから。私も茶人ではなく、アンダーグラウンドな野良ですし(笑)

こういう立ち位置だと、やや小馬鹿にされたり、あたりが強かったりで、チッ!と思うことも多ございますが、些細なこと。

たとえば、昨日も茶会用に茶巾を買いにいったら、何もいってないのに「るいままのとこは安いんでええやんな」と言われ、ムムっ。

いくら貧乏でも茶巾くらいで家は倒れませんから!(笑)

でも、流派に則った高価な茶巾でも薄汚れた茶巾を使い続けているより、パリッと清潔なやつを使うほうがいいやん!と、市井の感覚でいられるのも野良の良さ。








  

2025年04月17日

稽古は充分した



4/16 goodmorning

圓通寺回遊茶会の土曜日、高松は25度の予報がでていて、当日のタイムスケジュールや担当を決めながら、暑さ対策ばかり考えていたんだが、

宇多津町は、22度予報。

少し高いところにある圓通寺は夏でも風が通るので、たぶんちょうどよい気持ちよさになるね。

良かった!

日米はなかなか先がみえないけど、身近なところは、明るい先が見えてきたぞ。






【稽古は充分した】

受付7つ道具や名簿を準備し、盆点前ガールズや出演者や舞台音響さんにタイムスケジュールや配置を送り、

回遊茶会にご予約いただいているみなさまに、ご案内のメールをお出しして「楽しみにしてるよ」のお返事が届くと、いよいよだわ!と思う。

稽古は充分した。あとはみんなを信じるのみ。

さて、茶室る庵のものを荷造りするまえにバナナ食べとく。昼ごはんはお茶を買いにいったときに、どこかでご褒美ランチ(笑)。




4/17 腹ペコランチ

好物 鍛冶屋町 蕎麦処 #古川の蕎麦。ここから通りを眺め、シャンソンを聴きながら食べるのが好き。

こんな時間だけど、程よい賑わい。







【困っちゃうわね(笑)】
忙しいときに限って、いましなくてもいいことをしてしまう、困った性格。

土曜日の「久米仙人」の準備をしてるのに、昨年末の公演「建礼門院徳子」の記録動画をみて、高倉帝ってのはほんとに酷いやつだよ!と思う。

酷いやつって、自分がそういうふうに書いたんじゃんよと、高倉帝に叱られちゃうね(笑)

記録とはいえ、前の方にビデオカメラ置けばよかったな。奈美ちゃんが見えないのは、返す返すも残念。

土曜日は、なるべく前に立ててもらお。

では、晩ごはん。











  

2025年04月16日

忍耐と慈愛と体力(笑)


さて、ご飯も食べたし、春物のお洋服も買いましたし、お好きなスタバもいき、老人もお疲れのようなので、そろそろ帰ります。









【忍耐と慈愛と体力(笑)】

coopでもボンボニエールのクッキーが買えるようになったのか! 嬉しいじゃないか!

さて、怒涛の5日間が終了したので、ご褒美クッキーを食べたら回遊茶会に運ぶものの準備をする。

今回も、なるべく先々代さんが残して下さった素心庵のものでやるつもりだけど、#るいまま組エンターテイメント茶会 は特殊な茶会なので、全部が茶道具で揃うわけじゃないのよ(笑)

さて、連日連夜、何が一番疲れた?って聞かれたら、旅でも稽古でもなく、お母さん孝行。

まだ、母が元気な頃は、腹がたてば煩いなぁと悪態もつけたし母も負けてはいなかったから、ふたりでガス抜きもできたけど、

人間は、どんなに元気なひとでもちゃんと老人になり、老人になれば弱さもでてくる。

娘としては、弱った母を見るのは辛いけど、辛さに負けて泣いたり当たったりはできないし、厳しく言うのも法度。

目の見えない母を連れ歩くときは、必ずわかりやすい色の服を着ること、まだ大丈夫と思っても必ず休憩をいれること、時計を見ないこと、同じことを何度やっても面倒がらないこと、繰り返される話もちゃんと聞くこと。

老人との時間は、子育て時代と同じ。忍耐と慈愛と体力(笑)





  

2025年04月16日

対岸の家事



【対岸の家事】

本日、老人94(母)の病院。

毎回毎回、なんでこんなに検査せないかんのかわからんが、検尿、採血、血圧、エコー、心電図、CTと病院内をぐるぐる付き添い、ようやく受診(ここからが長い)。

週末からつづく、一般業務以外の、盆点前ガールズの稽古、京都出張、女将ごはん亭、久米仙人稽古で、私はもはやヘロヘロ。

五十肩で苦しむとき、母がCT検査を受ける間、私のほうが隣の整形で診てもらいたいくらいだよ! 私のほうがずっと病人だよ!と、何度おもったか(笑)

春から始まったドラマ「対岸の家事」で、江口のりこ演じる働くママが、今どき専業主婦を選ぶなんてねと小馬鹿にしていた、専業主婦の多部未華子に助けられ、

下の子を小児科に連れて行くために仕事を休んだので、上の子も保育園を早退させねばならないと言うと

「えぇ?小児科に幼児を連れていくことだって、大変な仕事じゃないですか 」と言われて、

世間は、仕事っていうのは会社での仕事だけを言うのよと答えていたが、

老人を病院に連れて行くのだって、大変な仕事だよ!と、声を大にしていいたい!(笑)





  
Posted by るいまま at 17:43Comments(0)■るいまま■老人90日記

2025年04月16日

三味線 サワリと倍音



【サワリと倍音】

昨夜は、「久米仙人」最後のお稽古。園代さんから三味線の独特の音色をだす仕組み「#サワリと倍音」について聞く。

単純な楽譜では表現しきれないくらい深く幅広い音を出す三味線。その基となるサワリがあるなしの音色を、稽古のあと聴かせていただいた。

調弦が確実だと、一の弦のサワリがほかの弦にも振動を伝えるが、調弦が狂っていると伝わらない。

耳がいかに大事かを目の当たりにして驚いていると、三味線は指の腹ではなく爪の先の点で押さえるから、あの音色が出ることも知る。

バチをもつ右手の手首の柔らかさや、指の動き。

ギターより弦がすくないからと、歳をとったらちょっと三味線でも、ちょっと二胡でもと、カルチャーセンターに来るひとが多いそうだが、

#二胡の渡邊陽子 ちゃんや #三味線の木村園代 さんをみていると、いやいやいや、そうじゃないよと思う(笑)

琵琶は平安の頃には日本にわたっていたが、アジアから琉球を経て、国際都市 堺に三味線のもとになった楽器が伝わった。

日本人によって高度な楽器に育てられた三味線の歴史には検校たちの力が大きく関わり、その頃の楽譜もたくさん残っているそう。

盲目の音楽家たちだから感じる、繊細なる音が三味線の醍醐味かも。

細かいお話は、4/19の圓通寺回遊茶会「#春はのどかに久米仙と」で、園代さんとお話しますね。

久米仙まで、あと3日。














  

2025年04月15日

京都さんぽ4/13 何のためのオンライン?

【オンライン】

あのむちゃくちゃな混み方と多国籍軍の襲来ゆえ、京都駅のみどりの窓口が、概ね感じ悪いのは致し方ない。

でも、マリンライナーの指定席もお願いしますというと迷いだし、阪神フリー切符を持って奥に聞きにいったまま長時間待たされ、一旦だした新幹線の指定席まで、阪神フリー切符だからって取り上げるのはどうなのよ。(この間は出したじゃんよ)

京都駅では指定席がでないならでないでいいから、最初に言っておくれよ。ならぶは、チケット取り上げられるはで1時間以上のタイムロスじゃんよ。

人間のほうが確実なんて思わず、機械ですべきだったか。いや、結局、全部自由席で帰ってきてるんだから、来た新幹線にすぐ乗ればよかったのよ。

てか、JR西日本だろうがJR東海だろうが、弱小JR四国だろうが、オンラインで結んでるんだから、どこででも対応してくれよ!






【ただいま高松】

今宵は満月。まだ早いので高松でも夜さんぽ。

茶寮のお姉さんも多国籍軍ではあったけど、ひとりでお店をまわし、とってもテキパキして良い子だった。結局、国籍じゃなく、ひとそのものなんだよ。

ほな、京都駅のあれこれで東洋亭に行けなかったので、茶寮の肉まんと粽たべるよ。

かもドーナツ、雨の中振られまくって箱はボロボロになったけどドーナッツは無事でしたぞ。明日のスタッフおやつにいたしましょう。










  

2025年04月15日

京都さんぽ4/13 一休さんの真珠庵


【一休さんの真珠庵】

大徳寺塔頭 #真珠庵 は、言わずとしれた アバンギャルドな禅僧 #一休宗純 (一休さん)ゆかりの寺。

普段は開放されておらず、いつも門が閉まっているのだけど、今日は「#真珠庵襖絵プロジェクト」の5人目の絵師 #山口和也 さんの作品展示で開放中。

山口さんの作品は奥まった所に展示されているので観ることは叶わなかったのだが、制作過程の動画の力強さに驚く。

呈茶は、大徳寺らしく松風と大徳寺納豆。この #大徳寺納豆 は、真珠庵のご住職が代々年に一度作るものだそうで、#一休さんの頃からの菌 が脈々と受け継がれているそう。

雨で残念でしたねと、みなさん言うけど、雨の寺はいいよ。落ち着く。


一休さんと


いつもはしまっている真珠庵の門






方丈の庭




桃山時代から繋がる真珠庵の大徳寺納豆






■襖絵プロジェクトとは
「真珠庵の方丈(本堂)には、一休さんに禅の教えを受けたといわれる #曽我蛇足 や、桃山時代を代表する絵師の #長谷川等伯 が描いた襖絵が遺されている。しかし、蛇足作は約530年、等伯作は400年もの長い時間を経て傷みが目立つようになり、2015年から8年計画の修復作業に入っている。そこで、本家の不在を埋めるために、新たな襖絵が制作されることになった」




【ドーナッツ】

大徳寺真珠庵で充分ゆっくりして、地下鉄北大路駅に向かう途中(帰りは電車に乗る)。

小腹が空いてきたので古民家ドーナッツ #かもドーナツ 。

明日は女将ごはん亭で、女将がるいまま組に来てくれるので、お土産ドーナッツもかったがガンガン揺らして歩いたので、中がどんなことになっているかは謎(笑)






  

2025年04月15日

京都さんぽ4/13 大徳寺に向かう道すがら



【教授にオススメながら】

さんぽのつづき、興聖寺(織部寺)を出て、玄武神社を抜け、紫野 #大徳寺 に到着。もはや迷子になりようがないんだが…(笑)

猫が手招きするのれんは、途中にあった #古書と茶房ことばのはおと 。教授が好きそうなcafeながら、「ふたり以上の方はおしゃべりご遠慮ください」なので、おしゃべりしすぎで叱られてばかりの教授とは絶対一緒にはいけないところ(笑)





















  

2025年04月15日

京都さんぽ4/13 春の日の興聖寺(織部寺)


【興聖寺(織部寺)】

迷子さんぽの醍醐味は、たまたま見つけ、たまたま出会えた感動。

#興聖寺(織部寺)の山門をくぐると緑のアーチ。雨にぬれた石畳が美しく輝き、それは見事な枝垂れ桜が、いま正に満開。そのしたにはシャガが群生し、本堂入り口には大輪の牡丹桜。

方丈の縁に座りお庭をみていると、お隣のご婦人が昨日の京都新聞に枝垂れ桜の写真がでて、これは見ておかねばと嵐山から来ました!と話してくださいました。

今日が雨でよかった。

ひとが押し寄せることなく、苔は生き生きと輝き、なによりゆっくりと身を置けた。

この寺は、古田織部の創建。あとになって造られたものだが、茶室は織部の院号から「雲了庵」と名付けられている。織部ゆかりの茶室らしく、明るい!

お寺さんのお話では、ここは禅寺なので桜より紅葉が多く、秋にはみごとな紅葉のアーチがみられるそう。

秋にも必ず参ります。

やっぱり、ライトアップより昼間がいいよ(笑)

■興聖寺(織部寺)web
http://www.ko-sho-ji.jp/

山門













方丈













茶室

















ゆっくり過ごさせていただきました。ありがとうございました。












  

2025年04月15日

京都さんぽ4/13 政寿司〜興聖寺への道すがら

【政寿司】

有斐斎弘道館を出るとき、一緒に席に入られた先生が、あわてて出られるので「何がありますのん?」ときくと、「12:30から上賀茂神社で奉納舞があるんです、バスあるんかしら、雨どうなるんかしら?」と言われたので、

「間に合う間に合う頑張って、雨もきっと上がります」といったのに、雨降ってるな。ごめんね。

腹ペコな私は、またまた迷子さんぽに出かけ、絶対外国人客と会わなそうな、今出川のまちのお寿司屋さん #政寿司 で昼ごはん。鯖寿司5巻か京盛りかで悩み、今日は京盛り寿司(鯖寿司ついてる)





お茶会に来てましてというと、大将がどちらの?と聞くので、有斐斎弘道館のと答えたら、大将は午前中、北野天満宮のお茶会にお寿司をはこんだそうで、京都はお茶会だらけですもんねと笑う。

ごちそうさまでした。



【さんぽ中】

#表千家会館 の一階の展示みせていただいてから、またうろうろ。遠くに裏千家の淡交社ビルを見ながら信号を渡ったところに、織部が創建したという #興聖寺(織部寺)が現れた。
イベント情報では、ライトアップのことばかりでていたので、あまり気にしていなかったのだけど…

つづく