2025年05月24日
花所望のようなもの
【花所望のようなもの】
明日のカーネーションパーティー用に、茶室る庵を模様替え。
茶と花は切っても切れない間柄で、茶会に忍び込むと、どちらの先生も「この日のために、×××が咲いてくれまして」と、愛おしげに花を語ってくれるのですが、
私はほんとに不調法者で、茶室る庵のお稽古でも、しょっちゅう花がなく、あわてて庭の名も知れぬ植物(雑草と呼ばれる子)をチョキチョキっと切ってきて突っ込むというテイタラク(笑)
茶のひとにとって、#季節の花を生けるというのは喜び であって、その喜びをお客さまに譲るのが「#花所望」という習い。表千家さんの解説を借りますと、
「由緒ある花入を使った時とか、客から見事な花を頂戴した時などに使われます」
つまりは、茶室る庵のカーネーションパーティーは、
この席の亭主である真鍋くんから山のようなカーネーションを提供いただくこの季節、
お客さまに花をいけていただいて、茶室る庵のあちこちに飾る #茶室る庵野良猫派の花所望のようなもの」でございます。
明日は、存分に楽しんでくださいね。パーティーのあとは、家に持ち帰って、今度はみなさんのまわりをカーネーションでいっぱいにしてね。
・事務連絡
盆点前ガールズよ。明日、茶室る庵にきたら、土間と床とお手洗いのお掃除たのむ。




■表千家webより「花所望」
茶の湯の花は茶室でその季節を最も端的に表現できるものの一つです。その茶室の花について、茶の湯の習いの中に「花所望(はなしょもう)」と呼ばれるものがあります。
茶室で花入に花を入れる時、亭主は季節の喜びを最も感じとれるので、茶の湯の中の楽しみの一つです。「花所望」とは、その花を入れる楽しみを茶室の客に譲るという作法です。
まず由緒ある花入を使った時とか、客から見事な花を頂戴した時などに使われます。
床の上に用意した花入の横に、花を盛った花台を添えておき、席入りして来た客にその花入に花を入れていただくように所望するということになります。
ここでは、京都に今日咲いている花をお目にかけ、用意した花入に活けて頂けたらと思います。ぜひ花を通して客人をもてなす茶の湯の気分を味わってください。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。