るいままとしての３６５日

さてさて、

「もう、私はな、一年ぶんを、この３日で歩ききったわっ！」

と言われながら、ババさまとの珍道中終了。

この１２月には７９歳になるばばさまですから、こんなに歩きまわる旅は、これで最後かもしれませんな。



念願の東福寺・方丈庭園もみたし、重森三玲庭園美術館もいけたし

夏に高松を旅立ってから、なかなか帰ってこないオゴさんとも会えたし、


一人ではなかなか行けなかった、新宿ゴールデン街（花園５番街）にもつれていってもらったし


場所はもちろん思い出となるのだけれど

思い出は「人」だなと、改めて思った旅でもありました。




重森庭園美術館でガイドをしてくださった方

　最初は、神経質に建物や庭をまもるめんどい方かとおもっていたら
　お話しすると、気さくにいろいろ教えてくださって、
　文化財やまちを守っていくためにはというお話には納得させられること多かったな。

　文化財の保護維持をどうしていかれるかで、とても冷静な目をもってらして
　お話の幅もひろいので、一度では聞ききれず
　もう一度、訪ねて、ゆっくり話したいなと思っています。

　今度は、お名前もきいて、私ももうちょっと三玲のこと読んだり調べたり見たりしていこう。

　


恵比須横丁で知り合った、流しのジョーさん



　なんともいえない、艶のある声でしたわ。
　今は、流しとして昭和歌謡を中心にやられているけれど
　ジョーさんは元々サンバのシンガーで、張りのある声がきかせどころなんだよね～

　日本人は、ボサノバが好きだけれど、サンバとボサノバは非なるもので
　サンバのシンガーはシンガーとしての誇りがあるんです。

　ジョーさんのサンバ、たっぷり聞きたいよ。
　もう一回　行こう！




花園５番街の「美沙」のママ



　９４歳という年齢（大正５年のお生まれ）はいっさい感じさせない方で
　なんといっても、お客さん（酔っぱらってわがままになっている）にも毅然とした姿勢がよかったなぁ。

　６９歳のよっぱらいのおじさんが、ママに甘えたかったのか、
　金を払う払わない、偉そうにいったいわないでぐずぐず絡んできたときも、

　「偉そうにいってるんじゃないのよ。うちはお商売でやっているからね。
　お金を払わない人にはお酒だせないの」

　ピシャッとたしなめた東京言葉が、ほんとに似合っていて、かっこよかったです。


ゴールデン街「洗濯船」のゆきこママ

　「美沙」でお目にかかった、ゴールデン街で３０年お店をやっているママ
　すごくかわいい声で喋るし歌うんだけれど、性根がきりっとしているのがわかる喋りっぷりで
　オゴウさんが、彼女は武闘派じゃなく、知性派なんだというとおり
　じっくりとお話したくなるおねえさんでした。


ほかにもお世話になった方はたくさんいるけれど、きちんと言葉を交わした人が思い出ですねっ！　







お留守番だった、るうじぃ１１歳。ずうっっと膝の上から離れません（笑）



※　冒頭のお写真は、今回唯一のお買い物、東京新丸ビルで買った、フリンジつき（中が真っ赤）バッグ。

ええでしょ～（笑）

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