2025年03月31日
琴と箏 トロンボーン
【琴と箏 トロンボーン】
「こと」と入力すると、たいてい琴が一番に出てくるけど、本来、琴は「きん」。
当用漢字から「箏」(そう)がぬけ、その後の常用漢字でも復活することはなかったけれど、
琴は糸巻きがあってフレットを押さえる楽器なので三味線や琵琶に近く、みなさんが「こと」と呼ぶのは柱(ことじ)をつかう「箏」のほう。
ただ、象牙の「ことじ」は「琴柱」と書くけど、雅楽のときは木製の柱を使い「箏柱」となり、象牙と紫檀では音がまるで違うと聞くので、
往時のひとたちは、音楽の種類やアンサンブルの形によって使い分け、楽器の進化も分かれたのかも。
ちなみに箏の「つめ」は「箏爪」と書くから、こちらは筝とともに発展してきたのだと思う。
弥生時代や奈良時代にすでに演奏されていた和の弦楽器。大陸から持ち込まれ、日本の風土にあった楽器に発展し日本の音楽が作られていったんだろうね。
4月19日(土)の #邦楽 の木村園代さん
と、#トロンボーン 奏者の宮崎奈美ちゃんのアンサンブルは珍しいと言われるんだけど、
稽古を進めるほどに分かったのは、このふたつは親和性がある。
和楽器は、ピアノのように調弦すれば演奏中は安定しているというわけではなく、音域も狭いので曲に合わせて調弦をくりかえす。
そんな和楽器に起きる微妙なズレに、トロンボーンは寄り添いやすく、演奏しながら耳と感覚で感じ取り、ふたりはその場で合わせていく。
音楽は耳だなと、二胡の渡邊陽子 ちゃんのときにも書いたが、この微妙なところを感じ取れるか取れないかが、プロとアマの差かもなぁ。
※写真は、先日の栗林公園の木村園代さん。見事な筝と三味線と謡でした。


……………
■4月19日(土)
圓通寺回遊茶会「春はのどかに久米仙と」
たくさんの方に、るいまま組では初となる、箏とトロンボーンのアンサンブルをお聴きいただきたく、#お席を増やしました。
12:00 満席。ご相談ください。
14:30 お急ぎください。
17:00
■会場
宇多津 圓通寺
綾歌郡宇多津町1263
(駐車場あり。宇多津町役場から徒歩15分)
■参加料
4000円(茶席・食事・公演)
■所要時間
約2時間
プロデュース
るいまま
料理、菓子
宇多津料亭公楽
茶席
茶室る庵 盆点前ガールズ
音楽と言葉「春は久米仙」
筝、三味線、うた 木村 園代
トロンボーン、久米仙人 宮崎奈美
作、語り るいまま
■お申込み
るいまま
090-3783-6239(ショートメール)
米崎(料亭公楽)
090-4783-0364(ショートメール)
各種SNS DM、出演者
■詳細こちら
https://manyuchoschedule.ashita-sanuki.jp/e1366698.html
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