2023年12月25日
渡邊邸のリノベーションがおわりました。
【渡邊邸】
リノベーションが終わった三木町 渡邊邸を見せていただいた。
渡邊邸のあやみさんは、私の少し先を歩いている。家庭環境もよく似ているので、あやみさんの言葉や動きは私の指針となることが多い。
女王たる母(笑)をもつ一人娘は、長生きの母を診て、残されたものを管理する使命が課された。
育った家ながら、自宅と実家を女ひとりで抱えるのはなかなか大変。
ましてや、あやみさんはご両親が立派なお茶人であったので、茶室がいくつもある屋敷や庭を任され、着道楽の母上の衣装やら、お道具やら。
渡邊邸が公開されたあと、素敵なお茶会やイベントが行われ、蔵では音楽カルチャーも盛んだったが、この度、キッチンとリビングをリノベーション。
茶室る庵と同じく床には杉を貼り、天井は梁をみせて広々。二重窓になったリビングは、古民家は寒い暗い!を完全に脱却。モダンであたたかい。
大きなテーブルが置かれ、予約だなんだかんだではなく、門が開いているときは「いる?」と友だちがやってきて、ひとが集い語らう。
あやみさんが、本来の形になったのよと言い、そうだな、こんな繋がりが大事だよねと思う。
釜や道具をだして茶会をするのは大変だから、カジュアルになってきたけど、るいままが釜をだして茶をしているInstagramをみるといいな、頑張ってるなと思うよと言ってくれた。ありがとう。
新しいリビングは、茶を身近に置くため、普段つかいの茶碗は出している。わかるわー
たぶん、いくつもの箪笥にいれられていただろう母上の着物は、すごく考えられた桐箱棚に収められていて、これは参考になる!
とにかく、出したり片付けたりが一番の負担。必要なものだけに囲まれ、気持ちを楽にしたい。
その整理整頓改革ができるのも、あと10年。そのあとの人生のために、またカタズケマンさんやカミイケくん呼ばねば。

ありがとうございました。また来ます!

渡邊邸の冬のお庭

和田邦坊のお茶碗で一服。
あやみ「父の友達の和田邦坊のお茶碗。まさかこんなに邦坊がブームになるとは思わなかったなぁ。わかる方にお出ししています。」

リビングの大きな窓。夜、向こうのお茶室にあかりがはいると素敵

普段使いの茶碗やお道具は出しておくに限る!

知恵の塊。
あやみ「佐伯工務店の知恵の塊の作り付け箪笥です。母の居場所になりました。」
Posted by るいまま at 21:03│Comments(0)
│るいまま芸術広場
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