2022年11月24日
宇多津圓通寺 うたづがたり茶会 11/23 記録
【宇多津圓通寺 うたづがたり茶会 11/23 記録】
千利休生誕500年の今年、2022春のまちかど漫遊帖で、室町時代の幕府官僚として宇多津に赴任した細川頼之の足跡をたどるコースを歩いたときお邪魔した #宇多津圓通寺で、20年以上眠っている #茶室素心庵 に出会った。
先々代の17代ご住職は宇多津でもよく知られたお茶人で、昔はここにたくさんの人が集い、お茶会も頻繁に行われていたそう。
しかし、継ぐ人もいなくなり茶室は扉を閉ざしたまま。現住職の童堂さんがこられたときには茶室は物置のようになっていた。
コースに参加していた #盆点前ガールズ と素心庵に座ったとき、ここはふたたびの光を放ちたがっていると感じ、#宇多津まちあるきの会 の玉井ちゃんと、ここで何かやりましょうと話す。
そして、圓通寺の童銅住職のご協力もえて、うたづがたり茶会の準備は始まった。

せっかくやるなら、とことん宇多津がテーマ。
まず、客殿での「#宇多津の藤岡さん」のまちへの思いがこもったお話を軸に、宇多津 「#料亭公楽」のお料理を圓通寺の秋の庭を楽しみながらいただく。茶室素心庵の茶会は、「#るいまま組盆点前ガールズ」が出張いたしましょう。
ここまでは、すぐに決まり、#まちかど漫遊帖2022秋 のコースに載せ、盆点前ガールズたちも本番を想定しての稽古が始まった。
公楽の女将 米崎さんから、お菓子は宇多津「#くぼとうふ」のスイーツ部門「#ソイチェリア」のナナさんに頼もうと思いますと連絡があり、ここで、また宇多津が重なる。
お料理は、宇多津の #竹細工職人岡田さん が編む八寸に盛り付けることにし、足らずの枚数を頼み、また宇多津が重なった。
出張盆点前ガールズの運び込み荷物のリストを作っているとき、せっかく二十数年ぶりに息を吹き込むなら、この茶会をこれっきりにしてはいけない、この日をスタートにし、これからもみんなが使えるものを作りたいと考え、
玉井ちゃんを通じ、岡田さんに竹の銘々皿を作ってもらえないかと頼んだ。宇多津古街のひとたちの動きは早い。試作の写真がすぐとどき、あっという間に必要枚数の銘々皿と竹のカップが届けられた。
何度も宇多津を訪ね、雑談のような打ち合わせのなかなら、いろんなことが決まっていく。
本番3日前、藤岡さん玉井ちゃんをはじめとする 宇多津まちあるきの会のみなさんと、徹底的に素心庵と露地の掃除をし、盆点前ガールズの基地 茶室る庵から運び込んだ釜や炉、水屋道具、床飾りで私たちの茶室を作る。
出張盆点前ガールズの軸は、常に「#喫茶去」。一服お茶でも飲んでくださいな。流派も細かい決まり事もこだわらず、ただ美味しい茶を点てるを旨とする盆点前ガールズには一番の言葉。

11月は茶の湯の世界では特別な月。風炉から炉になり、新茶の口切りもあり茶人のお正月のようなもの。
この炉開きの時期は「三部」がお約束と言われるけれど、その風習は昭和に入ってからのもので、大きな意味はないと言う人も多いので、そこは拘らずにと思っていたのだけど、
素心庵のお掃除をしているときに、#備前の花入れ を発掘。せっかく出てきてくれたこの子を使わない手はないと、茶室る庵から運んだ瓢箪と織部焼を飾り、伊部(備前焼)、織部、瓢(ふくべ)の三部が揃う。

そこに、宇多津津之郷のご婦人から玉井ちゃんに、何かするってきいたから使ってねと、よき枝ぶりの山茶花が届く。またまた宇多津が重なった。

室内のコースは天候には左右されないけれど、宇多津古街の路地は複雑で、初めての方が、圓通寺に無事つけるかどうかが心配どころ。そこは、宇多津まちあるきの会のガイドさんたちがお出迎えをかってくれた。
無事、みなさま時間どおりに到着。
決まりに則る茶事ではなく、とことん宇多津の うたづがたり茶会。
雨にうたれ緑も飛び石も生き生きとする庭をみながら、竹籠の八寸に盛られた公楽のお料理は、野でいただく嬉しいお弁当のよう。




素心庵に移り、盆点前ガールズの薄茶席。お茶椀はもちろん北山圭一の漆茶椀。

とにかく一つにとどまらず、シーズンごとにどんどん変化していく作風にみなさん驚き、
半年前 音楽と言葉と茶会「織部はバロックだ!」の公演の日にできた大ぶりの織部オマージュ茶椀も、とうとうデビュー。


茶席のお菓子は、ソイチェリアの「落葉の月」。この日だけの特別なもの。

るいまま「暦の上では小雪となり冬。しかしながら、南国四国のまち宇多津はまだまだ秋の風情。明日は新月。空には月はないけれど、二十数年ぶりに灯りが灯る 素心庵には、明るい月が輝きますようにと名付けました」。
ソイチェリア「オートミールを使ったグルテンフリーのビスケ生地に豆乳で作ったチーズとことことと煮た小豆をサンド。お塩は、宇多津の塩を使っています」。

客殿に移り、藤岡さんの講話が始まりました。玉井ちゃんがしっかりサポートしながら熱を持ってお話は進みます。藤岡さんでなくてはできない宇多津がたり。




構想から半年、たくさんのひとたちの思いや知恵や技術があつまり 宇多津圓通寺 うたづがたり茶会 4席は終了。
ご住職も交え、打ち上げを兼ねて、スタッフのみなさんと素心庵で茶を一服。

ご住職が、茶室の壁も天井もひとつひとつが息をしているようですねとおっしゃり、「そうなんです。席を追うごとに、ここにある空気が変化してると感じました。お客様が育ててくださったんだと思います」と話す。

宇多津圓通寺 茶室素心庵 の扉は開きました。ここに、またたくさんのひとが集いますように。
千利休生誕500年の今年、2022春のまちかど漫遊帖で、室町時代の幕府官僚として宇多津に赴任した細川頼之の足跡をたどるコースを歩いたときお邪魔した #宇多津圓通寺で、20年以上眠っている #茶室素心庵 に出会った。
先々代の17代ご住職は宇多津でもよく知られたお茶人で、昔はここにたくさんの人が集い、お茶会も頻繁に行われていたそう。
しかし、継ぐ人もいなくなり茶室は扉を閉ざしたまま。現住職の童堂さんがこられたときには茶室は物置のようになっていた。
コースに参加していた #盆点前ガールズ と素心庵に座ったとき、ここはふたたびの光を放ちたがっていると感じ、#宇多津まちあるきの会 の玉井ちゃんと、ここで何かやりましょうと話す。
そして、圓通寺の童銅住職のご協力もえて、うたづがたり茶会の準備は始まった。

せっかくやるなら、とことん宇多津がテーマ。
まず、客殿での「#宇多津の藤岡さん」のまちへの思いがこもったお話を軸に、宇多津 「#料亭公楽」のお料理を圓通寺の秋の庭を楽しみながらいただく。茶室素心庵の茶会は、「#るいまま組盆点前ガールズ」が出張いたしましょう。
ここまでは、すぐに決まり、#まちかど漫遊帖2022秋 のコースに載せ、盆点前ガールズたちも本番を想定しての稽古が始まった。
公楽の女将 米崎さんから、お菓子は宇多津「#くぼとうふ」のスイーツ部門「#ソイチェリア」のナナさんに頼もうと思いますと連絡があり、ここで、また宇多津が重なる。
お料理は、宇多津の #竹細工職人岡田さん が編む八寸に盛り付けることにし、足らずの枚数を頼み、また宇多津が重なった。
出張盆点前ガールズの運び込み荷物のリストを作っているとき、せっかく二十数年ぶりに息を吹き込むなら、この茶会をこれっきりにしてはいけない、この日をスタートにし、これからもみんなが使えるものを作りたいと考え、
玉井ちゃんを通じ、岡田さんに竹の銘々皿を作ってもらえないかと頼んだ。宇多津古街のひとたちの動きは早い。試作の写真がすぐとどき、あっという間に必要枚数の銘々皿と竹のカップが届けられた。
何度も宇多津を訪ね、雑談のような打ち合わせのなかなら、いろんなことが決まっていく。
本番3日前、藤岡さん玉井ちゃんをはじめとする 宇多津まちあるきの会のみなさんと、徹底的に素心庵と露地の掃除をし、盆点前ガールズの基地 茶室る庵から運び込んだ釜や炉、水屋道具、床飾りで私たちの茶室を作る。
出張盆点前ガールズの軸は、常に「#喫茶去」。一服お茶でも飲んでくださいな。流派も細かい決まり事もこだわらず、ただ美味しい茶を点てるを旨とする盆点前ガールズには一番の言葉。

11月は茶の湯の世界では特別な月。風炉から炉になり、新茶の口切りもあり茶人のお正月のようなもの。
この炉開きの時期は「三部」がお約束と言われるけれど、その風習は昭和に入ってからのもので、大きな意味はないと言う人も多いので、そこは拘らずにと思っていたのだけど、
素心庵のお掃除をしているときに、#備前の花入れ を発掘。せっかく出てきてくれたこの子を使わない手はないと、茶室る庵から運んだ瓢箪と織部焼を飾り、伊部(備前焼)、織部、瓢(ふくべ)の三部が揃う。

そこに、宇多津津之郷のご婦人から玉井ちゃんに、何かするってきいたから使ってねと、よき枝ぶりの山茶花が届く。またまた宇多津が重なった。

室内のコースは天候には左右されないけれど、宇多津古街の路地は複雑で、初めての方が、圓通寺に無事つけるかどうかが心配どころ。そこは、宇多津まちあるきの会のガイドさんたちがお出迎えをかってくれた。
無事、みなさま時間どおりに到着。
決まりに則る茶事ではなく、とことん宇多津の うたづがたり茶会。
雨にうたれ緑も飛び石も生き生きとする庭をみながら、竹籠の八寸に盛られた公楽のお料理は、野でいただく嬉しいお弁当のよう。




素心庵に移り、盆点前ガールズの薄茶席。お茶椀はもちろん北山圭一の漆茶椀。

とにかく一つにとどまらず、シーズンごとにどんどん変化していく作風にみなさん驚き、
半年前 音楽と言葉と茶会「織部はバロックだ!」の公演の日にできた大ぶりの織部オマージュ茶椀も、とうとうデビュー。


茶席のお菓子は、ソイチェリアの「落葉の月」。この日だけの特別なもの。

るいまま「暦の上では小雪となり冬。しかしながら、南国四国のまち宇多津はまだまだ秋の風情。明日は新月。空には月はないけれど、二十数年ぶりに灯りが灯る 素心庵には、明るい月が輝きますようにと名付けました」。
ソイチェリア「オートミールを使ったグルテンフリーのビスケ生地に豆乳で作ったチーズとことことと煮た小豆をサンド。お塩は、宇多津の塩を使っています」。

客殿に移り、藤岡さんの講話が始まりました。玉井ちゃんがしっかりサポートしながら熱を持ってお話は進みます。藤岡さんでなくてはできない宇多津がたり。




構想から半年、たくさんのひとたちの思いや知恵や技術があつまり 宇多津圓通寺 うたづがたり茶会 4席は終了。
ご住職も交え、打ち上げを兼ねて、スタッフのみなさんと素心庵で茶を一服。

ご住職が、茶室の壁も天井もひとつひとつが息をしているようですねとおっしゃり、「そうなんです。席を追うごとに、ここにある空気が変化してると感じました。お客様が育ててくださったんだと思います」と話す。

宇多津圓通寺 茶室素心庵 の扉は開きました。ここに、またたくさんのひとが集いますように。
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