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2022年11月04日

朝から文通していました



【文通してました(笑)】
11/4 goodmorning

本番明け。お決まりの声がれな朝(笑)。いまだ加減をするってことが身につかない少女星 七赤金星。


今朝、山地のお父さんからお礼のお電話をいただいた。

私のblog 「#るいままとしての365日」をずっと読んでくださっていたそうで、そこに出てくる私の山地への思いを読みながら、お父さんは、父をおもうがばかり苦労話など一切しなかった娘を辿っていたのだと思う。



昨日、お父さんに託された山地の写真の前にあったのは、cafeRemzaでもとめたビンテージのカップだ。

朝から文通していました

朝から文通していました

欲しいというひとはたくさんいるが、最後の一箱から救出された数個で、もう手に入らない。


#PRkagawa 1号のトップを飾るcafeRemzaは、山地が以前からよく知っている店ではなく、このときが初めての店だった。

すっごい素敵な店ができたから、絶対好きになるからと勧められ、Remzaのドアを開けた。

隅から隅までこだわりしかない店を、山地は、たぶんいっぺんで好きになったに違いない。

しかし、マスターオッキーも、まだまだ若く尖っていたと自身で言っていたように、取材にきたからはいどうぞという訳にはいかず、

言葉も写真もなかなかOKが出ず、まわりは、ほかにもたくさん店はあるんだし諦めたらどうかとも言ったが、絶対にトップ掲載したいと、山地はひかなかったそうだ。

その粘り強さと、拘りがあったからこそ、山地は最後の最後まで、書くことを続けられたのだと思う。


プロの書き手というのは、常に自分の好きなことだけ書けるわけではない。クライアントにあわせ、締切におわれ、取材しながら書き、書きながら次の打ち合わせが始まる。

心ある書き手ほど、流されて行く仕事に疑問をもち神経をすり減らし、やがて書くことが嫌いになり離れてしまった子を何人も知っている。書くことが好きだったから、この世界にはいったのに…。

夕べ、その話をしたとき、アキさんが、フリーランスになると決めたとき「山地ちゃんも、書くことを嫌いになりたくないから」と言っていたと話してくれた。

やっぱり山地だなとおもった。


山地のお兄さんは、昨日、ステージが始まる直前「落ち着いて〜」とLINEをくれた。情緒に流されがちな私を知って心配だったのだろう。

やり取りするLINEの中に、るいままは、今日の様子を伝える義務がありますよとあって、そりゃそうだなと思った。

後半を受けもってくれたアキさんが、明るくみなさんの気持ちをグッと持ち上げてくれたけれど、

前半の音楽と言葉「香川の文化を伝えようとした女」は、山地を知らないひとでも、自身の思いと重ねて泣いてしまう部分がある。

みんな一生懸命生きている。いつもいつも思い通りになるわけではない。でも、苦しいときにこそ笑って前を向かなければ。

山地は、裏方に徹していたけど、みんなの騎手だった。みんな山地が掲げてくれる、まち、ひと、場所、ものにワクワクした。

そして、みんなクスっとでいいから笑って、みんなが一瞬でもしあわせっておもったら、私もしあわせだからと書く山地にはげまされた。

ドライに見える人情派。山地の優しさはじんわりと伝わる。

米屋の溝口くんの話してくれた「今頃になって、山地さんがすきだった喫茶店がいいなって思うようになったんです。なんていうか人情があるじゃないですか」は、まさに山地だ。

私は、文字の人間だ。だから、山地が書き残したもので山地を見る。山地の書き癖は、心地よい前のめり。抑えられない「好き」が、紙面の隅々にまである。

思いが飛び出してくるようなPRkagawa1号を読んだとき、「香川県はこの子を手放してはいけない。こんなに、香川県のまちやひとや場所を愛している子の書くものを読めば、香川県の見方が変わる!」と思った。


山地は、ほんとに頭のいい冷静に未来予測できるこだった。自分を失う周りの悲しみや大変さもたぶんわかっていた。だから、その部分はアキさんが話してくれた。

私なんぞが大仰に語って、会場をこれ以上泣かしたりしたら、山地に叱られる。


どこをどう切り取っても、あっぱれな女である。そして、山地自身が思っていた何百倍ものひとから愛されていた女だ。

実は、山地のお父さんとは、短い電話のあと、こんな話をメール交換し、山地のとき同様文通していた。

山地は、きっとどこかで読んで、照れながらククッと笑っているはずだ。



朝から文通していました

今朝は、ビンテージカップとうさぎりんご。








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