2021年01月30日
丸亀町で23歳の売茶翁 とカミイケタクヤに会う
【茶日】
丸亀町グリーンで、茶筅でお茶を点てる青年をみかけ、つい声をかける。大学を卒業して1年の23歳。
誰かに茶の湯を習ったわけでもなく、お母さんやお姉さんが茶道をしていたわけでもなく、茶に出会い、
何度も何度も点ててみて自分が美味しいと思える茶を探したと話してくれた。
流儀よりも形よりも、ただ美味しいお茶を淹れたいという思いは、茶の湯の原点だなと思った。
生まれたときからペットボトルのお茶が溢れ、高瀬が茶の産地であったことも知らなかった世代が、
こうして美味しいお茶を淹れるために、湯の温度や茶のたてかたに心くだき、道ゆくひとと茶の話をし、若い世代にもっとお茶の美味しさを知って欲しいという姿に強く心打たれ、
今日のさんぽは幸先がいいなと、彼の点てた茶をいただく。
ほかにも、煎茶やチャイもある。チャイは、小さなすり鉢でスパイスを潰し淹れる。
薄茶は、アメリカーノと名付け、かなり濃く茶を点て、湯で好みに割る。砂糖を入れたいひとには砂糖を加えるし、そのまままのひとはそのまま提供する。
それは茶ではないというひとがいるかもしれないが、彼が目指すは、今を生きる若者たちが茶に広がっていくこと。
茶日のInstagram
https://instagram.com/sabi_greentea?igshid=lmks4ha3et0y



【カミイケタクヤ】
石あかりsidetriplive at むれ洲崎寺 2021が中止になったということは、私にはまたまた茶室る庵を改造する時間ができたわけで、
茶室の奥の半畳ステージを整理し、多目的ギャラリーにせいと神様が時間を下さったのだと、朝、古い箪笥を処分する方法を検索し、
茶人に、私は私ができる王道から外れたところで茶の湯を楽しむよと宣言し(笑)、
さんぽにでたら、茶の湯や茶席という言葉をひょいと乗り越え茶を点てる23歳に会い、
気持ちが上がっているとき、丸亀町で #カミイケタクヤ を捕まえる。カミイケくんは、茶室る庵の水屋と床を作ってくれた舞台美術家。
で、次は茶室る庵の奥の部屋改造の打ち合わせするする、いつ空いてる空いてる?と迫る(笑)
写真は、私の勢いに、やや引き気味のカミイケくん(笑)

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