2021年01月30日
俯瞰すれば みんな同じなのにね
1/30 Goodmorning 【主客不二・物我一如】
栗林公園に「掬月亭」があるので、まち歩きをしても「掬水月在手 弄花香満衣」のことはご存知の方が多く、私も、
両手で水を掬うと月が手の中の水に映る。
花を手折ると香りが衣にしみるほど満ちる。
くらいの意味は、曖昧ながら知っている。
というか、とても分かりやすい言葉が並ぶので、そのままによめば誰でもわかる。
これが、茶室の掛ものによく使われるのは、情景の美しさもあるのだろうけど、
禅の世界では、この詩は「主客不二・物我一如の境を美しく表現したものである」という説明があり、
「主客不二・物我一如
見る主観と見られる客観とが二にして二ならず、我と物、心と境とが一枚になりきることである」
対立したり、二元的に見えるものも、俯瞰すれば対立がなく一つのものと言う意味だと思う。
小さなことをつつきあい、比べてはああだこうだと言ってないで、茶室では皆ひとつになりましょうってことだと思うよ。
さて朝茶(笑)

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