2014年11月23日
香川県漆芸研究所60周年

昨日から始まった「香川県漆芸研究所60周年記念展」に来ております。
一階正面に飾られた重要無形文化財保持者の作家たちの重厚かつ細密な作品に、まず深いため息をつかずにはおられず、
2階の研究所生徒の学びの途中をみて、
3階の研究所修了の若手作家の現代的な作品に、香川の漆芸がいかに質が高く、技術者を育てるために先人たちが、並々ならぬ力を注いでいるかを目の当たりにします。
私は、すごい間違いをおかしていて、
漆芸研究所は工芸高校の漆芸科の生徒さんたちのための専門学校のようなものと思っていましたが、
(もちろんそこからの優秀な生徒の入所もあるものの)、
全国から入所者は集まり、美大をでて学芸員として一線で活躍している人たちが、
「漆芸」を深く学ぶために入所している例も少なくないそうです。
学費免除で、技術を惜しみなく教え、後進を育てるという地道な努力のこと、ほんとになにも知りませんでした。
香川の漆芸技術が全国に誇れるものであること、こうした努力があったこと。
身近なものとして、伝えなくては!
■香川県漆芸研究所
http://www.pref.kagawa.lg.jp/sitsugei/index.html
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