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2014年05月18日

LGBT とても当たり前のこと



さて、昨夜はトリプルブッキング。まず、映画「エソラ」の上映会にいって、Denさんのパゴージいって……で、あったはずなのだけど、

最初にいった、上映会とセクシャルマイノリティのみなさんとの談話の会の内容が濃く、興味深く、席をたつのが忍びなく、結局、ここで深夜3時までかたりつづけた。

セクシャルマイノリティと大雑把な書き方をしたが、夕べ集まったのは、多種多様な個性をもつ皆さんで、

女性から男性へ帰った方、男性から女性になった方、そのひとたちのパートナー。男性として男性のパートナーをもつ方、男性として妻も子もある暮らしをもち女性である自分と暮らす方などなど。

一言で説明出来ないのは当然のことで、勝手に「普通」と思っている人たちだって、他人とまったく同じであるわけがなく、

それぞれがもつキャラクター、志向、興味は千差万別。区分けすることがおかしいのだ。



以前に比べれば、こうした個性に対する理解は増し、夕べも、年齢ごとで乗り越えるべき社会の波の差は大きかったが、

世間では、自身を守りたいがゆえの、異種なるものへの冷酷な目がなくなっているわけではない。

出会うひとによって、生きる厳しさに差はあり、

「それは、もう運でしかない」

と、言われた言葉が、セクシャルマイノリティの世界だけではなく、思春期に信用できるおとなに出会えないままであった自分にも重なった。


以前にも書いたように、誰のなかにも、男性せいと女性せいはあり、そのフェーダがどの位置にあるかだけなのだと私は思っていて、

http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e758023.html

それについてぶつけると、正に!と返事が返ってきた。


私は、物書きゆえの意地悪な目から、いじめにも近い言葉で、相手を切り刻む人ほど、自分のフェーダーを見る勇気を持たぬものと思っている。

だから、必死で自分を肯定するために、相手をつぶそうとするのだ。



他者のことを全て理解できるなどと言ったら嘘になる。

がしかし、自分と違う誰かを排除しようとすることは、自分を排除することでもあるのだ。

自分だけが正しいという思考の先に答えはない。



深夜まで残った人たちは、さまざまな試練を乗り越え、カミングアウトもし、それぞれの生き方を貫き、

なおかつ、次世代の悩みをきき、憂いたり、相談にのったりができる人たちなので、つっこんだ質問にも、答える言葉を持っていらっしゃるが、

セクシャルマイノリティと呼ばれる人は20人にひとり。あなたの回りで、心を痛めつつ生きている人がいることを、頭のすみに置いて欲しい。

ことさら物わかり良さそうなことを言い、上滑りの理解をする必要はないけれど、

社会には、たくさんの個性があり、自分もそのひとつでしがあり得ないことはわかって欲しい。



※ 写真は、男性と男性の恋を描いた、映画「エソラ」の一場面。

淡い恋愛の入口、告白までの誤解やすれ違い。誰にだってあることだ。

監督の田中昭全氏は、自身はこの時期が過去のものとなったから(越えてきたから)描けたといい、

表現の時、これが男女逆であっても理解できるように作ったと話した。

そう、とても当たり前のことなのだ。






















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この記事へのコメント
るいままさん、お忙しい中ご参加ありがとうございました。こういったオープンなイベントにLGBTQとして出てくる人はごくわずかなので、実際もっと多種多様な生き方があります。今回、私は皆さんの話を聞いてるのが楽しくて、自分の話はほとんどしませんでしたね。ちょっと緊張していたのもあり。またお話ししたいです。

http://proudnews.exblog.jp/
http://www.kagawa-rff.org/
Posted by 藤田博美(プラウド) at 2014年05月23日 00:26
いろいろとお話しできてよかったです。

私も自分の言葉で発信を続けたいとおもっているので、また、呼んで下さい。
Posted by るいままるいまま at 2014年05月23日 12:24
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