2024年04月27日
佐藤竜馬著「まちかどの考古学」出版記念会
【まちかどの考古学】
佐藤隊長の「まちかどの考古学」出版を記念して、ヒトクセフタクセあるメンバーとの食事会。

佐藤さんとの出会いは、#高松まちかど漫遊帖 を立ち上げて3年目。
#香川県観光交流局 から、既存の観光だけじゃないまち歩きを構築するために、歴史の専門家を担当にいたしましたと紹介されたのがはじまり。
当初、漫遊帖は香川県の意向で、高松松平藩という少々窮屈な冠がついていたので、松平や生駒時代の専門家かと思えば、埋蔵文化財センターからということで、あまりに異色な人事にびっくりしたのだが、
佐藤さん自身は、まち歩きという枠ではなく、自分の研究の流れのままフラットに まち歩きに加わってきてくれたというのが私の印象。
佐藤さんの動きは、まさに漫遊帖が目指す「まち歩き」の形だった。
佐藤さんの動きとは、
「考古学の可能性を、実践を通じて考えること。それは、外に出て地域を歩いて周囲を見渡し、対象の検討を通じて考えることから始まる。
所与の管理された空間(研究室、発掘現場、埋蔵文化財センター、博物館)から、自らの意志と足で踏み出すことである」
まち歩き先行地だった 高松まちかど漫遊帖のプロデューサーとして、他の市町村のまち歩き構築のお手伝いにまわったりはしたけれど、まだまだ黎明期。
高松のことに精一杯で、今日、集まったみなさんのように、佐藤さんの考古学からフラットにひろがった動きに参加できていないのだが、
佐藤さんがまち歩きに関わりだした年、冠が取れ自由に動きまわれるようになった漫遊帖で、佐藤さんは自らガイドとなり、のびやかなる発想で数々の名物コースを構築していってくれた。
「観光」の固定概念を打ち破り、何をどうおもしろがるかは、考古学の囲いの中では納まりきらない佐藤さんは適任で、多度津や宇多津は特にたくさんの扉が開かれたはず。
観光ガイドは無料ボランティアあたりまえ、誰か(市や県やるいまま)に言われたから動くという時代。あんたのためにしてやってるのに!と言われたことは何度もある。たぶん、佐藤さんだって似たような経験はあるはず。
がしかし、ものごとは、#自らの意志と足で踏み出す だけで、何倍も楽しくなる。
この本を、佐藤さんは後輩たちに読んで欲しいと思っているとはなしているらしい。これと同じことをせよではなく、自らの意志と足で踏み出してみよとのこと。
まるで、千利休だねと思ったが、このヒトクセフタクセあるひとたちには釈迦に説法ですな(笑)

佐藤さんの奥様 序文をかいてくださった彫刻家の大西康彦さん 佐藤さん

佐藤さん同様枠にはいりきらない 今瀧さん

菊池先生 多度津の泉川くん

佐藤さんの奥様 るみちゃん。るみちゃんなくして竜馬なし(笑)

宇多津の語り部 藤岡さん

佐藤さんの後輩たち、大西先生 今瀧さんから 話を聞くの図
本日の会場は宇多津ちいおり、お料理は料亭公楽。


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