2022年12月22日
利休百首 良いこと書いてる
【利休百首】
お茶屋さんで買う一番廉価な扇子にかかれている「#利休百首」。
茶の心得などを三十一文字にしていて、全部が全部千利休が書いたものではないと言われているけど、良いこと書いてるよ。
私のは、ダンボール茶室の #日比野克彦 さんにサインしてもらったので、ほんとに大事にしてんのか?と言われそうだが、ずっと使ってるしさ(笑)。

「茶の湯とはただ湯をわかし茶をたててのむばかりなる事と知るべし」
と利休さんもいうてはる。いろいろと面倒なことばかり言わずに、まずは湯を沸かし茶を点てて飲みましょう。
私たちは茶人ではないけれど、#盆点前ガールズ 的に大事なことを、ちょっとメモしとくよ。
1 . その道に入らんと思ふ心こそ 我身ながらの師匠なりけれ
(やってみようと思う気持ちが最も大事で その自分の気持ちこそが 最後まで寄り添う師匠なのです)
2 . ならひつゝ見てこそ習へ 習はずによしあしいふは愚かなりけり
(やってみもせずに 見ただけで頭の中だけで あれこれ決めつけるのは良くありません)
7 . 点前には強みばかりを思ふなよ 強きは弱く軽く重かれ
(力みすぎず 軽い場面では重々しく 重い場面では重苦しくない軽やかさを 心がけましょう)
8 . 何にても道具扱ふたびごとに 取る手は軽く置く手重かれ
(どのような動作でも 物の重さを感じさせないように 取る時は流れるように 置く時はゆっくりと)
9 . 何にても置付けかへる手離れは 恋しき人に別るゝと知れ
(物を置く時は サッと離さずに 愛しい人との別れ際のような 名残惜しそうな 余韻が生じるでしょう)
10 . 点前こそ薄茶ににあれと聞くものを 麁相【そそう】になせし人はあやまり
(お点前の根本であり真髄は薄茶です 基礎を軽々しく思う人は その先の道もないでしょう)
96 . 茶はさびて心はあつくもてなせよ 道具はいつも有合【ありあひ】にせよ
(質素でも気持ちがこもってさえいれば それが一番ですよ 道具は有り合わせのものでも)
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