2022年05月16日
四国村と流坂と二人奥方と
【四国村と流れ坂と二人奥方と】
昨夜のオペラ「#二人奥方」の小狐がかわいい かわいいと言っていたら、お仲間の狸からお写真が(笑) ありがとう!

野外ステージは、やっぱり夜だね。
#四国村 は #流坂 をのぼるので、足腰が弱くなるとしんどいと言う方もいるんだけど、

昔、四国村の夜公演で初めて月のあかりを受ける流坂を見て、
#流政之 先生は、きっとこの風景を想定して流れ坂を作ったに違いないと思った。

2010年1月、流先生と食事をする機会があり、「満月の夜、四国村の流坂を歩いたとき、あまりの明るさと美しさに感動したお話を伝えることができ、最高の夜です!」と記録していた。
いみじくも、昨夜も月齢14.3のほぼ満月。なにか意味を感じる。
ここは源平の舞台ともなった場所で、屋島で夜公演をするたびに、風が反応していたよ、武将が座っていたよとよく言われた。
私は何も見えないポンコツ人間だが、屋島を離れがたい魂がここに住み着いたことは受け入れたい。私たちは、その歴史の流のなかにいるのだ。
流政之が作庭した四国村の庭は、容易い場所でも優しい場所でもない。ただ、一歩ずつ前に進めば必ずたどり着く。そんな場所だ。
夕べ、帰ってから「二人奥方」の解説を読んでいると、この作品は、1965年2月21日初演の四国初のオペラで、その後再演されることなく、このたびの公演になったとのこと。
その時、20歳だったひとでも77歳。実際に舞台をみたことのないひとたちが、資料や記録をもとに再現したのだと思うと尊い。ほんとに観ておいて良かったと強く思う。
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