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2008年04月06日

ことばの力



ネットに繋ぐとほかのことばっかりして一向に創作にむかないので、ネットなしの(携帯はあるけど)アナログ生活にはいり、ブログもほったらかし状態の るいままでございます。 おはようございます。


ネットばかりか、事務所で創作をやってると、必要以上に飲み食いをはじめるので、今回の資料読みは主に丸亀町の「スターバックス」の通りに面したカウンター。

スタバさまとしては、こんな長っ尻な客はいかがなものかと思っているかもしれないけれど、あのネットのない「るいまますたじお 第2事務所」は、とても快適。


木曜日も、2時間だけ集中してやろうと思って3時すぎにはいり、夕方まで本を読んで、さてかたづけるかと思っているところに、大好きな「たかすさんが「ぼくも、ときどき、ここで本を読むんだよ」とスタバ読書に来られ、お話を。


「たかすさん」とは、10年近くまえ、とある文化(?)会議のあとの道すがら一緒になって知り合った。

そのまえの欲がらみの会話が飛び交う会議にうんざりしていた私としては、

「自分のまちに誇りをもって生きる。他人がしてくれないことを悲観するのではなく自分が動く」

という、たかすさんお話に「そうだ! そうだ!」と思い、会議の途中で「るいままみたいに言っても、できっこない」と言われ続けた身としては、ずいぶん癒された。

その後も、言葉にしたことはきちんと実行にうつす姿勢に確かな指針を感じ、決して声高ではないのに、伝えるべきことは伝え、守るべきモノは守り、許すべきモノは許し、切るべきモノは切るという、きちんとした生き方に教えられることが多い。


不思議なもので、私自身が疲れていると何の連絡もしないのにばったりと会う。そこでの話が、いろんなヒントになって、渦巻いていた「もう、だめなんじゃないか」の沼から救い出してくれる。


木曜日も、いろいろ話をしていくうちに、うすぐらく渦巻いていたことが、きりっと晴れた。

直接、なにかを相談したわけでもないのにそこに導かれるのは、人が本来もつ「受け入れる力」と、言葉が持つ「ことばの力」によってだと思う。


詳しいことは書き出すと果てしないのだが、私の中にはいってきたのは


人を利用すると考えたとき、その人自身が「利用されはじめている」こと。

男女の性差は、かならず存在し、それにあがらうと「ひずみ」がでてくること。

冷静にきちんと見つめれば、何が必要で、何をまずやらなくてはいけないかが見つかること。
人間は、誰でもその能力をもっているのに、表面や、雑多なことに惑わされ、その能力を失い欠けていること。

不安定なところには、すっと「邪」がはいることがあるから、表にだす顔は顔として、ちゃんと中心のところは持っておくこと。







昨日の夜、はつらつ住職から「お坊さん仲間と飲みますから るいままも来ない?」と連絡をうけて、こんぴら歌舞伎のあと屋根裏へ。

明日(今日)、徳成寺で講話をされる方がいらっしゃり、「どんなお話を?」とうかがっているうちに、

「偽善」をないがしろにできるのか?の話になった。


私の活動は、「偽善」だ「青臭い」だと後ろ指をさされることが多い。あの笑顔にだまされるなとネットに書かれまくりのときもあった(笑)

それに苦しんで、表にでるのはやだなと思うこともあるのだけど、ユニセフ香川のイメージソングの歌詞をまかされたとき、

「偽善」という言葉に恐れると、なにひとつ書けない、動けないと思ったのですと話すと

「そうなんですよ! 偽善を、偽善だと決めつけ動かないよりも、偽善といわれようが動くこと」

と、言っていただいた。

北海道の講話会で、会場のある方が
「マザーテレサは偽善だ、信じられない」と言ったとき、その場にいた普通の人が

「そうかもしれない。でも、私は、彼女の言葉が、胸のここに突き刺さるんです。だから、私は彼女が好きです」

と話された。

ほっしんさん(お坊さん)は、「そういうことなんです!」と言い、物事多角にみつめないといけないけれど、でも、偽善といわれるから、そこを見ないのでは片手おちになるのではないかと話したと言う。







人には、それぞれの思いがあって、それぞれの立場もあって、全てが揃うわけでもない。

ただ、人の「言葉を受け入れる力」 ことば本来がもつ「ことばの力」、場所も時代もこえ、そこにあり、私は信じ続けたいと思う。


***********************

てなわけで、今から お花見。

写真は、屋根裏のマスターに借りた、コクトーの「恐るべき子どもだち」



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Posted by るいまま at 11:22│Comments(2)仕事
この記事へのコメント
今ひとつ、一歩を踏み出すことに躊躇している私には深い文章でした。

ありがとうございます。

その言葉をくださったひとりは、ユニセフの橋田さん(有名な方なので実名で、すみません)ですね。
いつも、あのごっついパワーに影響を受けまくりです。

とりあえず、「流れがくるまでは、自分を耕しておく」ことにします。
こつこつと。
Posted by ハル at 2008年04月07日 17:46
ハル

橋田さんの、ちっちゃい体からでてくる、あのパワーには敬服ですね~

私も、詞を書くときは、まだ橋田さんを存じ上げず、ユニセフという漠然としたイメージをかためようと、資料を読み込んだんですが

読み込んでも 読み込んでも、果てしなく。

私ができることを歌詞にしようと考えを改めたわけです。


その後、曲が出来上がったあと、橋田さんと直接お目にかかり、感想をうかがうと、大変共感して頂きました。


ユニセフチャリティーコンサートの最初の年、歌ったあとでホールの外に一人でたとき、少し体の不自由な子どもさんをつれたお母さんに

「ありがとうございました。感動しました」

と言って頂いて、彼女(子どもさん)抱きしめてほしいと言って頂き、歌詞のとおりギュッと抱きしめました。

私は、「るいまま ありがとう」という彼女から、いっぱいの元気をもらい、彼女は私からがんばる勇気をもらったといっていただき

世の中は、みんな支え合ってるんだなと感じました。



漫遊帖は、ハルさんを待ってますよ。
Posted by るいままるいまま at 2008年04月07日 19:56
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ことばの力
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