2025年01月15日
善哉しるこの会 令和7年
【善哉しるこの会】
令和7年初の 教授との #善哉しるこの会 は ライオン通り「#ぶどうの木」。


私がカレンダーに書き込む日を間違って老人94(母)に振り回されていたばかりに、映画「#どうすればよかったか」を観ての感想交換は実現ならなかったが、別の話題で放談はしっかり。今年もよき1年になりそうです。
教授が、「どうすればよかったか」は、観て欲しい映画ではあるが、ひとによっては苦しくなるかもしれませんといい、
教授に見せてもらったパンフレットを読んでいると、我が家と似た部分が多く、そうそう、そうなんです。
監督の藤野知明さんには、8歳年上の統合失調症のお姉さんがいる。医師の両親の長女としてうまれ、自身も医学部に進んだ姉上は20代で統合失調症を発症する。
我が家は美術大学に進み絵描きになろうとしていた兄が大学生のときに統合失調症になり50年以上がたつ。
藤野監督のところも我が家も、まだ進行形で終わりは見えていない。
どうすればよかったかは、わからないが、私は迷いに迷っていた20代後半で小説を書き自身を俯瞰するという仕事につき、それによって少女時代からの苦しみがずいぶん緩和された。
監督も作品とすることで、リアルだがリアルではない付き合い方ができるようになったのではないのだろうか。
藤野監督の姉上も、うちの兄も、どんなに物を壊したり暴れたりしても、発症当時まだ子どもだった私や監督には手をあげなかった。そこも統合失調症の特徴なんだろうか。
結局、お誕生日だからと、年下の教授に善哉をおごっていただき お開き。いやはや、面目ない!
■映画「どうすればよかったか」公式より
「面倒見がよく、絵がうまくて優秀な8歳ちがいの姉。両親の影響から医師を志し、医学部に進学した彼女がある日突然、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受診から姉を遠ざけた。その判断に疑問を感じた弟の藤野知明(監督)は、両親に説得を試みるも解決には至らず、わだかまりを抱えながら実家を離れた。
このままでは何も残らない——姉が発症したと思われる日から18年後、映像制作を学んだ藤野は帰省ごとに家族の姿を記録しはじめる。一家そろっての外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親の話に耳を傾け、姉に声をかけつづけるが、状況はますます悪化。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになり……。
20年にわたってカメラを通して家族との対話を重ね、社会から隔たれた家の中と姉の姿を記録した本作。“どうすればよかったか?” 正解のない問いはスクリーンを越え、私たちの奥底に容赦なく響きつづける。」
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