2022年11月27日
空想する力 読み取る力
【空想する力】
11/27 goodmorning
amazonのレビューに自分が作った物語で「自分がたり」を書くというのが始まっているとのこと。
レビューは使用感を書くものだが、ものは、使うひと、世代、生活環境などによって捉え方が変わるのだから、どういうひとがつかっているかは、とても大事なこと。
しかし、では、それは全て真実か?(笑)
「ものごと」は、語られる段階で事実ではなく創作になる。
よくあるのは「見られる自分」が前にたち、少々のことなら歪めても「これを使う自分に溺れるタイプ」。
公にはオドオド生きているのに、ひと知られぬところでは、やたら張り切り、「正義を振りかざし罵詈雑言吐き散らかすタイプ」
amazonレビューの自分がたりは、それとはまた違うもののようで、そこにいるひとさえも創作かもしれない。つまりは小さな小説だ。
「一冊の本は書けずとも、500字ばかりのお話なら書ける」と解説していたが確かに。
ひとの脳はうまくできていて、時間がたつうちに、しょうでもない恋愛が大恋愛に書き換えられるように、小さな記憶も、何度も書いているうちに、それが本当のことのようになる。
実はそこにいない家族や友人や、持たない家や車や、素敵な世界の中にいるひとが語るレビューかもしれない。
それを悪のようにいるひともいるかもしれないが、そこにある真実を読み取るのは、読み手側の力だ。
写真は、京都伏見にある、元遊郭跡。いまは個人のかたが、当時の風情を残すために保存管理して暮らしているそう。ほかにも、両替屋の建物を個人管理で保っているかたもいて、まちの歴史を守っている。
私たちは、そこから様々なことを空想する楽しみをいただく。





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