2022年10月26日
そちらの方と話をつけて(笑)
【そちらの方と話をつけて】
10/26 腹ペコ晩ごはん
母屋に行き、夕方の買い物に行く?と老人90(母)に声をかけると、「今日はしんどいんや」という。
なんと、動線を整えるために、ひとりで食器棚を動かしていた。「まぁ、重いんじゃわ。いよいよ 力が無くなったな、わたし」と嘆くので、食器棚なんて私でも動かすの嫌だよ。
食器棚の付近から出てきた雑多なもの中に空っぽの2リットルペットボトルがあったので、捨てますよと言うと、
母「それは、水不足でうちが困ってるとき大阪(母の弟)から送ってくれるたぶんやから、記念に置いてるんや。捨てんといて」
いったい何十年前の話やねん?(笑)
私の大事にしてたものは勝手に捨てたりひとにあげたりするくせに、何十年も前に亡くなった弟がくれた空のペットボトルは置いとくんかいなと、思うけど、ま、そう言うなら置いときましょ(笑)
そんなわけで、頼まれたものをcoopに買いに行く途中、ご近所の家のまえに訪問入浴の機材が置いてあり、ああ、とうとう寝たきりになられたんだなと思う。
この通りは超高齢者が多く、どこの家で何が起こっても不思議ではない。我が家も同じ。
買ってきたものを母屋に運ぶと、
母「そこにある黒い上着、あんたのとこの子のやろ。返しといて」
る「黒い上着なんてないし、うちの誰よ? ここに来るん かんちゃんだけやん」
母「そんなとこ置いとくから足にひっかけて転んだ子じゃわ」
る「あなたな、最近、あちらの世界のひととばっかり おしゃべりしてるみたいやけど、私には見えませんからね。そちらのひとに頼んでちょうだい。ほなね」
と帰ってきたが、なかなか毎日楽しい(笑)
母は認知症ではない。検査でもそうでている。
身の回りもきちんとしているし、ゴミの日も間違わない。病院や買い物にもひとりでいけるし、お金の勘定もしっかりしている。冷蔵庫にいらぬものが入っていることもないし、風呂も自分ではいる。
でも、間違いなくあちらのひとたちと交流している。人間は、こうしていろいろ準備をしてるのかもしれないね。
では、晩ごはん。

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