2021年04月25日
思い満ち足りたる 令和万葉集
まちかど漫遊帖2021春
「佐々木良の日本語の源流 万葉がなを知る」
無事、終了しました。ご参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。
万葉集社長、次なる研究は古事記。
万葉集をかくも優しく読みやすくつたえてくれた社長が現代に伝える古事記。楽しみにしています。



【令和万葉集】

佐々木良著「令和万葉集」を読みながら、万葉のひとたちの心は、なんと自由で素直で豊かであったのだろうと思った。
まだ連歌のような決まりごとのない時代、他者の言葉をうけ物語を広げるひとたちの秩序ある宴は、和やかなる時間が流れる。
この歌会は、特別な身分のひとだけではなく、多種多様な人々が呼ばれたと聞くが、傲慢にも卑屈にもならず、おおらかに歌を詠みあって、遠慮しすぎても我を通そうとしすぎても、流れが崩れ去ることを、皆がちゃんとわきまえている。
万世(万葉)のときをこえ、こうして万葉集が残り読み続けられるのは、その余裕ある心や思いやりある世界に、現代のひとたちも心ひかれるからで、
せんないことに反応しすぎ重箱の隅をつつくような貧しい世界に成り下がらぬようにと思う人は多いのだと思う。
「ここで一同、天を屋根として、地を座席として、膝を近づけて、酒を飲み交わす。みな恍惚として、かしこまった言葉を忘れ、雲霞の方に向かって、胸襟を開く、心は淡々として、気分は心地よく、思いが満ち足りている」
そんな世界が、戻ってきますように。
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【今日の軸】
かえる天国 歌の会。

【打ち上げ】
打ち上げ〜 やっちゃん 中野さん差し入れありがとう!ごちそうさまでした!
中條さん、洋子ちゃん、涼子ちゃん お茶会お手伝い、ありがとうございました。



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