2021年04月04日
茶室る庵 4月席4/3音楽と言葉と茶会「久米仙の通う吉野や 春の川」
【茶室る庵 4月席4/3 記録】
音楽と言葉と茶会「久米仙の通う吉野や 春の川」無事終了いたしました。

茶室る庵の初めての試み、茶席→公演→茶席→茶席→公演→茶席の2公演4茶席。
るいまま、洋子、涼子の3人だけでまわせるのか!とあれこれ考えておりましたが、
お客様と木村園代さんのご協力を得て、すべてのプログラムを恙無く進めることができました。ありがとうございました。
「久米仙の通う吉野や 春の川」の軸を手に入れて以来、久米仙人のことはみなさんにお話したいしたいと思っておりましたが、お琴の #木村園代 さんの音楽を得て花開きました。
お琴だけじゃなく、お三味線も歌も、園代さんの広く深い音楽の世界が、少々頼りないけれど愛すべき久米仙人に動きを与えてくれ、お集まりになったみなさまが引き込まれていく様子が伝わるのも、小さな小さな一間劇場だから。
邦楽を間近に聴くチャンスは意外に少なく、公演後、名残惜しげに、お客様が園代さんに質問する様子に、あぁ、やってよかったと思いました。
この時勢ですから、窓も扉も開け放しての茶会でしたが、あたたかい日であったこと、桜はないかもしれないと言われたのに吉野桜が手にはいり、重にはいったエビスヤの花見団子と桜餅も、会場に飾った帯も喜んでいただけ、これも久米仙人の神通力に違いないと感謝しています(笑)
大きな集まりには大きな集まりの良さもありますが、来ていただいた方のお顔も覚えられていない自分について考えることも多く、みなさんの顔をみてお話できる5人ずつの小さな茶会は、子どものようにあれもしたいねん、これもしたいねんと言う私にはしあわせの時間でした。
ありがとうございました!
お話しましたように、すでに次の妄想、構想はあり、来週から資料読みにはいります。執筆、配役、稽古としばし時間はかかりますが、是非また見届けにおいでくださいまし。
では、本日の記録
【演目 テーマ】
音楽と言葉と茶会「久米仙の通う吉野や 春の川」
演奏 琴/三味線/歌 木村園代
作・語り るいまま
水屋/点前 洋子、涼子




【お菓子】
片原町 #エビスヤ 桜餅と花見団子

【お花】
常磐街 #カタリ 吉野桜

【お茶】
片原町 #原ヲビヤ 千寿昔

【お茶碗】
春爛漫 波に桜
春のお地蔵さん
草薙さんの赤楽
本阿弥光悦を思う春
苫米地正樹の緑
【蓋置】
夜桜にはいかねども

【軸】
久米仙の通う吉野や 春の川
【床飾り】
高砂

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