2020年02月12日
中條財団の茶室「晴松亭」でお茶会をしてみませんか
いかに茶の湯を、普通の人たちのもとに届けるかで、茶人の中條さんとはよく話す。
利休は、茶室ではみな平等と教えたのに、いつのまにか偏りを感じる世界になってしまっていて、それが私にはとても残念でたまらない。
かといって、伝統的なことを全く無視したやり方を押しつけるのも間違っている。
松無古今色
竹有上下節
の言葉のとおり、自由と平等は、野放図な社会という意味ではないと思うのだ。
ここ数年の実験的茶の湯の企画をプロデュースしてわかったのは、みなさんお茶に興味がないわけではないのだ。
ただ、心のなかの敷居の高さ、お茶の世界のめんどうなことに巻き込まれたくない、立派なお道具がない。
このあたりが、足かせになっている。
そんな中、先日来、茶人の中條さんと話していたことが、具現化することになりました。
せっかくお茶のお稽古をしているのだから、大きなお茶会でなくとも、お友だちとホームパーティーを楽しむような感覚で、自分なりのお茶席を持ったらどうだろう。
自分で企画して、お客様をよんでみることで、見えてくるものは、必ずあるはず。
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■中條文化財団 事務局長 中條晴之さんより。
今年も、庭のマンサクが咲きました。
今年から、財団の貸し茶室・晴松亭の利用を促進するために、プライベートな茶会のサポートをしたいと考えています。
1日に5人とか多くても10人くらいのお友達をお招きしての小さなお茶会。
懐石の点心と濃茶と薄茶のプライベートのお茶会(もちろん薄茶だけでも大丈夫です)をしてみたい人を応援します。
好きで集めた道具を使って自分でおもてなしのプランを考えてみませんか?
プライベートの茶会なら誰の許可も必要ありません。自分なりの楽しいお茶会をやってみましょう!
無理のないお茶会のやり方や茶室の使い方などをアドバイスします。先ずはご相談ください。経験が浅くても大丈夫です。

Posted by るいまま at 13:17│Comments(0)
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