2020年01月30日
茶室る庵 久米仙人 こそ真実かもね。
1/30 Goodmorning 【お軸】
今日は、茶室る庵でお察し倶楽部。
いろいろ考えさせられた お軸をかける予定(笑)
普段は、なるべく季節を意識したり、平和でめでたいものをかけるのだが、
お茶人ではなく、もの書きの私がプロデュースする お茶室は、軸はその日の茶室のテーマという考えがあるので、ひねりのある人たちが集まる日には、めでたいだけではないものもよかろうと思うわけだ。
てな話を書いていたら、沖縄の茶人よりコメントがきて
「意訳、深掘り、拡大解釈、妄想の砦と化すわけですな。襖の陰から聞き耳を立てたい。」
というので
「軸を肴に集うものがあれやこれやを語る茶会をやりたいと思うんだが、いかんせん貧乏茶室ゆえに お軸がたりない(笑)」
と答えると、これはいかがと写真がきた。
大原女に書 1890円

この色っぽい絵は、たぶん久米仙人のことであるなと沖縄の茶人がいい。正にであるなと答えた。
■「久米仙」とは正しくは「久米の仙人」。俗界を超越し、雲の上の人となったはずの久米仙人が、川で洗い物をする女性の白いふくらはぎ、あるいは太もも(襟足という説もあり)を見て、法力を失い雲から墜落してしまったという。
一昨日、茶人の中條さんに、茶室にかける軸の禅語って、仙人がどうしたこうしたが多いですねっていったら、
「彼らは、それが最高であり、なりたいものであるからね」
と、話してくれたんだが、久米仙人はせっかくなれたのにねと、沖縄の茶人とちょっと笑う。
人間くさいというかなんというか(笑)。
なかなか煩悩は捨てられないほうが真実だと私は思うよ。
で、私がこの格安の軸を手にいれるかどうかは、これが完全に読み下せてからの話(笑)
【追記】
久米仙人の後日談がおもしろい。大原女と結婚したみたいよ。
http://fcgengoro.blog.fc2.com/blog-entry-330.html
では、朝ごはん

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