2023年08月11日
大丈夫 ありがとう
【大丈夫 ありがとう】
重利さんをお見送りしてきた。玉串や御幣を供える神道の儀式で、重利さんらしいなと思った。
神道では「亡くなった人は氏神となり、家を守ってくれる」と聞く。仏教徒は33年を経てようやく神になれるが、重利さんはすぐに神様となって、これからも、今まで通り、みんなを見守るのだ。
儀式のあと、ロビーにいるとZENKONのあさやんが声をかけてくれた。ついこの間の坂出楽市楽座にも来てくれたそうで、
少し浮腫んではいたけど、人に弱音を見せるようなひとじゃないからとあさやん。
だから、昨日も今日も、にぎやかに見送ってあげないといけないですよね!と言う あさやんと、そうだよねと話した。
昔はよく会っていたのに、いつのまにか会わなくなっていたひとたちとも、たくさん会えた。
冨田くんに、こんなところで再会なんてねと言ったが、「きっと重さんが、みんないっぺん集まれよって言ってるんだと思う」と言った言葉は、間違いなく重利さんの思いだ。
何かやりたいと言ったら実現してくれるのは、いつも重利さんだったという人もいた。
ゆっくり寝てはいられんから、すぐ仕事はじめるやろな。ほんとに仕事が好きだったからという人もいた。
るいまま、ゆっくりお茶でも飲みながら話しましょうと言ってくれていたのに、忙しい忙しいで何年も先送りにしていたら、重利さんが先の便に乗ってしまった。
帰って、いただいたものを開けると、お菓子とコーヒーがはいっていた。重利さん、さすがの落ちやわ。さすがプロデューサーやわ。
重利さんの最後の言葉は「大丈夫、ありがとう」だったそうだ。
重利さん、最期まで男前やったな。


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