2016年02月15日
瀬戸内サーカスファクトリー メモ

瀬戸内サーカスファクトリー 千と一夜「 サーカス創作施設の開設へ」メモ
・香川には優秀なアーティストがいるのに施設がないために流出しているという現実。
・クオリティの高い作品を香川で作りたい。
・しかし、今 瀬戸内サーカスファクトリーはどういうことをしているか見えない。
・まずは、形をみせるためにトラスを作ろう。それはフランスの英知が集中したもの。
・ 5年間、さまざまな作品を作り繋がりもできているが、一回ごとになっている。常設施設をつくることで、国内外の施設と組めるようになる。
・暮らしやすい高松にベースをつくることで、ここから世界にでかける。それによってビジネスもうまれる。
・クラウドファンディングは最初が肝心。支援するひとを支援するひとが増やすという意識で参加してほしい。
・暮らしやすく自然環境にすぐれ、心が落ち着く。
・滞在費が圧倒的に安い
・直島の人気。外国人アーティストは直島があるから、ここにくるというひとも多い。
・借り物ではない文化をここで作り発信する。
・人材育成。ここは全国レベルの新体操選手がいて、高い技能をもっているのに、新体操で作り上げた身体をいかせる場がみえない。
・芸能は、ステージと客席でわかれるものではなく生活のなかにあったはずだ。瀬戸内は芸能が暮らしのなかにある希有な地域。
2016年02月15日
男木島に贈った2冊の本

男木島図書館に寄贈した2冊は、
ジャーナリスト宇田有三著「閉ざされた国 ビルマ」と、童話作家 楠章子著「電気ちゃん」
本棚から寄贈する本を選ぶのは難しく、何度も何度も下ろしては戻し、戻しては下ろしで決まらなかった。
この作業でわかったことは「手放したい本」などないということだ。
ならば、私にとって大切な本を贈ろうと、この2冊を選んだ。
そして、寄贈印を押して郵送したあとで、私は未練がましくも、この2冊をまた注文したのだ(笑)
■宇田有三さんは、千葉敦子が亡くなる4年前に書いた「寄りかかっては生きられない」の書評を宇田さんが書かれていて、その中で抜き書きされていた言葉を通じて知り合った。
「たとえ、どんなに貧乏をしようと、ひとりぼっちになって寂しかろうと、人間としての誇りを踏みにじられて中流の生活をするより・・・自分にとって本当に何が一番大切なのか。外から見て、『幸せそうに見えること』ことの方が、真に自分が幸せなことよりも大切なのかどうか。あなたの人生はあなたのもの、誰がどう評価しようとも、あなた自身の評価が一番重要なのです」
私たちは、この言葉に支えられて活動を続けている。
いや、私たちと言うのははばかられるほど、宇田さんはビルマ(ミヤンマー)やバングラディッシュに自ら足を運び取材を続けるジャーナリストであり尊敬する人だ。
3.11から1年ほどたったころ、宇田さんを取材した番組がBSで流れた。
その中で、教師をやめ、ビルマや、バングラデシュなどに取材にいく宇田さんに、「なにを取材にいくのだ?」と聞く人に対し、「日常を撮りにいく」と彼は答えた。
けれど、それは理解されにくいことだという。
聞いた相手は、不安定な国情の中で暮らす人たちの非日常を思ったのであろう。私たちは、非日常のことには興味津々なので。
がしかし、そのために、そこにいたる日常の大切さを忘れる。
「日常がどれほど尊いものであるか。そこを残しておかないといけないか」
宇田さんは言う。
日常を撮り続けるということ。それは、センセーショナルにかき立てるよりも、ずっと強い言葉をもつ。宇田さんの写真の中にでてくる人々は、時代のなかで懸命に生きる普通の人々だ。社会を作るのは、そうした人々であることを忘れてはいけない。
私は、宇田さんの撮影された、ビルマの子ども達の顔が特に好きだ。
能天気でもなく、批判的でもなく、拗ねているふうでもなく、現実を受け止めるしっかりとした顔つきで宇田さんのカメラをみている。
宇田さんに関する Blog「るいままとしての365日」
2009年5月27日「アマゾネスだったのに・・・」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e129670.html
2009年5月28日「日常の大切さ」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e129955.html
2009年12月18日「宇田さんが朝日に」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e205882.html
2010年1月28日「読んで欲しい「閉ざされた国ビルマ」」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e221036.html
2010年1月28日「強さっていうのは」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e221136.html
2012年6月1日{宇田有三さんが6月2日NHK BS-1に」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e554297.html
2012年6月2日「日常の変化をみつめる(宇田有三)」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e554845.html
2012年6月4日「自分にできる精一杯」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e555304.html
■楠章子さんの「電気ちゃん」は、「本の時間」2010年の2月〜8月号に連載されたものを加筆修正してまとめたものだ。
その年、私はとある事情で彼女と知り合い、いく度かメールのやりとりをし、常に気になる存在となった。
これは、間違いなくフィクションであるが、「電気ちゃん」の中には、私の知らない、いや知っている、彼女と私を繋ぐ一本の糸がある。
「電気ちゃん」は、坂口安吾と井原西鶴を愛した「荒野のおおかみ」として、今も私の中に生きている。
楠章子 電気ちゃんに関する Blog「るいままとしての365日」
2010年3月6日「荒野のおおかみ・・・」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e236671.html
2013年11月1日「電気ちゃんなにしてんやろな?」
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e702846.html
2016年02月15日
漫遊帖 真夜中の編集作業

真夜中1時。黛敏郎のオペラ「金閣寺」が鳴り響くなか、まちかど漫遊帖2016春のガイドブックの校正作業中。
送られてくるゲラに赤入れたり、写真差し替えたり。メールとLlNEが行ったり来たり(笑)
Net嫌いだSNSめんどくさいっていいまくるけど、こんなときは、ほんま便利だよね。
しかし、1歳児のママデザイナーさんは、こんな時間じゃないとゆっくり作業できないんやろうね。
ほんまにご苦労様。