2024年11月03日
小町爛々 記録2 【音楽と言葉「卒塔婆小町異聞」】
圓通寺回遊茶会小町爛々 記録2
【音楽と言葉「卒塔婆小町異聞」】
圓通寺回遊茶会のテーマとして るいままが書く #茶室演劇。この秋は 「#卒塔婆小町異聞」。
室町時代 観阿弥が書いた能「卒塔婆小町」は、小町が改心して終わりますが、果たして99歳まで培った性格が簡単にかわりますでしょうか?と、このお話では問います。
むしろ、人生100年の現代、99歳になっても尼僧と問答し、知識や蘊蓄で負けず、やがて論破する卒塔婆小町さんには見習うべき #生きる力 を感じます。
口数へらない旅の老婆 #卒塔婆小町 が、#深草の少将 となり、やがて #小野小町 となる、能と同じく舞台上での変幻をみせたのは、るいまま組@#ぴよ こと日下ゆうこ。
親切心から旅の老婆に声をかけたばかりに、やり込められてしまう #尼僧 に、るいまま組@ #奈美ちゃん こと宮崎奈美。
尼僧は一度は腹をたてますが、小町が少将の亡霊に取り憑かれて、旅の老婆となっはていることを知り助け出します。
このお話を、#三味線 でもり立てたのは、素心庵お茶倶楽部@ #ちぃちゃん こと なみこしちさと。
劇中で演奏した三つの曲は、それぞれに歌詞があり本来は語り弾きの #地唄三味線 の曲。それを、あえて歌詞を伏せ、そこにお話を乗せたのですが、どの曲も語りにぴたりと合い、
特に、小町への思いが叶わなかった #深草の少将 の未練や怨念を語るシーンで演奏された「#黒髪」は、男女の差はあれど地唄のストーリーと重なり迫力がございました。
そして、この日は、るいまま組公演には珍しい雨。しかし、語りながら聞こえてくる雨と風の音も、深草の少将のためにあったのだと感じておりました。
三味線のちぃちゃんとは、初めて「#るいまま音楽と言葉シリーズ」の作品を作りましたが、語りに合わせて緩急強弱をつけてくれ、語りも演者も客席も盛り上げてくれました。ありがとう!
半年に及ぶ 卒塔婆小町さんとの時間も、本番を迎えると一旦終了。また、小町や尼僧に会いたい方は、やってと言ってね(笑)
#圓通寺回遊茶会
#小町爛々
#卒塔婆小町異聞
#料亭公楽
#るいまま組

旅の老婆

お婆さん、あなたが座っているのは卒塔婆です

あら、尼僧さまには これが卒塔婆にみえますか

尼僧さま、その女に騙されてはなりませんよ。

あなたは小町さまではあるまい


三味線 なみこしちさと


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