2024年10月26日
古民家談義 建物のいのち
【アキリノ主催 #古民家談義】
前回参加した会で、築70年であっても、我が家は古民家じゃなく古家であるとわかったのだが(笑)
香川県だけでも何千とある古民家のことは知っておきたいし、今後どうしていくかは、古家も古民家も同じなので、時間がある限り通う。

今日の、石田さんの「自分の家を持つことは、浪費か消費か投資かって話」は、胸に痛かった。
私も夫も一人っ子同然。親が亡くなったり高齢になったりで、親の家が重く肩にのしかかった。それなのに、自分たちのマンションもあり、ゆくゆく継ぐ子はたぶん高松には帰って来ない。そうなると、自分の家は明らかに浪費。
私としては、家族の少ないひとは、喧嘩しながらでもひとつ屋根の下に暮らすか、親の家を継ぐ予定のあるひとは、持家が得か借家が得かなんて考えず、断然借家をオススメする。家なんて簡単に売れないんだから。
後半のお話は、このたび重要文化財となった 金比羅宮、鍋島灯台、瀬戸内歴史民俗資料館のことと、取り壊しがきまった船形体育館と県庁東館に何の差があったのか?など。
どちらも興味深い。
建築に携わるひとだけでなく、まちかど漫遊帖の中で、ずっと船形体育館や県庁東館を取り上げてきた者にとっては「なぜだ」の思いは強い。
だか、残される建物は、用途によって実際使われているものでなくてはならないとなったとき、15年も幽閉されていた船形体育館はどうしたって弱い。
今までにも、いろんなひとが様々な提案をしてきたけれど、船形体育館の扉があくことはついぞなかった。
たぶん建物はみんなそうなのだ。住む人、使う人がいてこその建物で、いかに使っていくかを考えることを放棄したら、建物は命を失う。
10/25 腹ペコ夕ごはん
いやぁ、今日は1日、手間取る話ばっかりだった。チキンライスのオムライスはご褒美。
古民家の会 間に合いそうにないな。すまん!

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