2023年11月05日
茶筅を横から持ち茶を点てる
【茶筅を横から持ち茶を点てる】
盆点前ガールズに、古田織部の弟子 小堀遠州の茶を伝承する遠州流茶道の盆点前を見ていると、興味深い点が多いから、一度真似てみないか?と誘ったけど、
いま頭に入れている、水指あるなしの 茶室る庵の盆点前だけで容量いっぱいと言うので、今月お休みして綺麗さっぱり忘れてくるであろう今出くんにカツを入れがてらやってもらおう(笑)と、動画を見ている。
まず、盆の運びが帛紗をかけた状態でくる。茶杓は茶碗から外して運び、帛紗をはずしてから茶碗に。
帛紗さばきの絞る感じは裏さんに似ているけど清めるときの畳みが違う。
帛紗は三角にたたみ右腰へ。
湯を入れて熱くなっている瓶の持ち手に帛紗を結ぶのは機能的。綺麗に結ぶのに上手下手がでるかも(笑)

茶は3度に分けていれる。
茶筅は上から持たずに横から持ってふる。
盆点前ガールズが、横から持ちは絶対たたないとおもうと言ったが、やってみると意外に綺麗にたつ。

横から茶筅をもつには、武家茶道として何か意味があるに違いない。(ここは、まだ不明)
茶筅は、千家の茶筅より長く荒く、薄茶も濃茶も同じものを使うとのこと。
遠州流は、宗家遠州流と遠州の弟小堀正行が伝える小堀遠州流のふたつに分かれる…と思っていたら、愛読書「お点前の研究 茶の湯44流派の比較と分析」によれば、もっと細かくわかれていた。


遠州流も、改易になったり再興したり、大変な時代を越えていまに至る。
茶を点てるだけなら点前なんていらんやんと思うひとも多いし、私も普段の茶はお行儀悪さ満開だが、
「点前といへば、直接にはお茶をたててのむ為でありますが、この外にもう一つの意味があります。それは点前を反覆練習する間に自らのお茶の心を体得するのであります」
という、即中茶記にある言葉にキュンときたので点前はいる!と思っている。
子どもの頃、これを理解しときゃ、茶が時間ばっかりかかるめんどうなものと思わなかったかもなと思う。
心はなかなかわからずとも、体で覚えていたものは抜けないし、数をこなさないと自分の加減がわからないから、やっぱりカルチャーセンターは入り口にはなっても、覚えるには不向きかもなー。
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お菓子は昨日の稽古のお茶っぴきになった三友堂の「紫式部」。求肥は冷蔵庫にいれてないとベタつくよ(反省)

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