2010年12月17日
水引と松づくしの意味

茶処、愛媛県四国中央市新宮村の霧の森大福の噂は聞いておりましたが
夕べ、気分次第亭のお客様とともにやってきました。
霧の森菓子工房のwebによりますと、この大福をつつむ抹茶は
大福の主原料である「新宮わきの茶」は、30年間農薬を一滴も使用せずに栽培されたお茶。
(中略)30年間も農薬を使わなければ茶畑には自然の生態系がよみがえり、
害虫も多ければ逆に天敵も多いため、少々の害虫発生にはビクともしません。
こんな言葉に弱いですからね~ ワタクシ(笑)
霧の森菓子工房web http://www.kirinomori.co.jp/shop/index.html
大福も大福なんですが、このお菓子にはいっていた「水引」
言わずとしれた、愛媛の紙処・四国中央市は水引工芸も盛んで
水引は紙なれど、強く美しく、伝統工芸品としても日本人らしい繊細さが際だつものです。
■引の起源は
水引の歴史は古く飛鳥の時代、聖徳太子の命を受け隋(現在の中国)に渡った小野妹子が日本に帰る際、隋からの贈り物に「くれない」という麻を紅白に染め分けた紐状のものが掛けてあったと言われています。これは帰路の平穏無事を祈願すると共に、贈り物が真心のこもった品物である事を表わしたと言われています。
伊予水引金封協同組合web http://www.iyomizuhiki.com/index.html
実は、私は今年最大のお祝い事(枝鶴師匠の襲名)のとき、
水引の意味を知りながら、忙しさを理由に、水引のかかった金封を準備できておらず
(その日渡そうと急がずとも良かったのに、なんとなく急いてしまって)
とても心残りなことがありまして、
で、

二度目のお祝い(当地での襲名披露)ときには、「松づくし」という最大のお祝い衣装で
でかけたというわけです。
水引工芸の伝統は、四国中央市と隣接する香川県観音寺市でも引き継がれています。
Posted by るいまま at 13:26│Comments(0)
│■るいまま
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