2021年05月26日
伊藤正 作陶展 at 今新町ギャラリーen 5/31まで
【ギャラリーen】
今新町 #たかす の #ギャラリーen で開催中の #伊藤正 作陶展に行く。

伊藤さんの作品は、陶器というより石のような肌合いで、平安初期に作られていた須恵器と同じ工法と聞く。
須恵器は、成形すると、あな窯と呼ばれる地下・半地下の登り窯で1100度以上の高温で焼かれ、還元焔焼成されることで強く焼締まる。
工房は東北岩手の極寒の地ながら、古来の製法、古来の暮らしを貫き、その厳しい環境のなか造られる作品は、私たちにというより、神様に捧げるもののように見える。
比較的求めやすい、湯呑やジョッキーもあるのだが、やはり圧巻は、出土された土器のような花器やオブジェ。貝のように巻き上げ天を仰ぐ。

たかすの蓮井さんが、雪深い村にある冬の工房をたずねたがストーブひとつで仕事をしてるんですよと教えてくれた。
でも、いまの時代って、そういう暮らしをしているひとが強いんですよねとふたりで話す。
飽食になれ、便利になれ、自然に鈍感になるうちに、ひととして本来の力を失いつつある私たちは、手仕事に込められる「魂」を忘れつつある。
それは、昼間、カトリック教会でも話したことだった。安くて無個性なものでも使うには支障がない。でも、そんなものだけに囲まれると、心がザワザワしてくる。
土は、身体のなかにたまったものを放電させる。一日の始まり、そんな器を手の中に置きたい。
伊藤正 作陶展
2021年5月25日(火)〜31日(月)
今新町 や和らぎ たかす ギャラリーen
・期間中無休
https://www.takasu.cc/en/itoutadasi.html



今新町 #たかす の #ギャラリーen で開催中の #伊藤正 作陶展に行く。

伊藤さんの作品は、陶器というより石のような肌合いで、平安初期に作られていた須恵器と同じ工法と聞く。
須恵器は、成形すると、あな窯と呼ばれる地下・半地下の登り窯で1100度以上の高温で焼かれ、還元焔焼成されることで強く焼締まる。
工房は東北岩手の極寒の地ながら、古来の製法、古来の暮らしを貫き、その厳しい環境のなか造られる作品は、私たちにというより、神様に捧げるもののように見える。
比較的求めやすい、湯呑やジョッキーもあるのだが、やはり圧巻は、出土された土器のような花器やオブジェ。貝のように巻き上げ天を仰ぐ。

たかすの蓮井さんが、雪深い村にある冬の工房をたずねたがストーブひとつで仕事をしてるんですよと教えてくれた。
でも、いまの時代って、そういう暮らしをしているひとが強いんですよねとふたりで話す。
飽食になれ、便利になれ、自然に鈍感になるうちに、ひととして本来の力を失いつつある私たちは、手仕事に込められる「魂」を忘れつつある。
それは、昼間、カトリック教会でも話したことだった。安くて無個性なものでも使うには支障がない。でも、そんなものだけに囲まれると、心がザワザワしてくる。
土は、身体のなかにたまったものを放電させる。一日の始まり、そんな器を手の中に置きたい。
伊藤正 作陶展
2021年5月25日(火)〜31日(月)
今新町 や和らぎ たかす ギャラリーen
・期間中無休
https://www.takasu.cc/en/itoutadasi.html



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