2016年11月28日
「満員御礼! 音楽と言葉と珈琲「珈琲ものがたり」2016」
音楽と言葉と珈琲「珈琲ものがたり」@高松テルサ空間ラウンジ公演 無事終了いたしました。
私の作品は、お客様との一体感を何より優先したいとホール公演が少なく、ステージと客席の境界がありません。
ゆえに、お客様にはご不自由をおかけすることも多ございますのに、今回も、あたたかいお言葉をたくさん頂戴し、ほんとにありがとうございました。
夏公演のとき裏方を手伝っていた者が、今回はキャストとしてステージにあがっておりました。
稽古をしながらずっと「私たちのときも、あんなにお客様がきてくださるだろうか」と心配しておりましたが、みなさまのおかげで面目躍如となり、ほっとしております。
音楽と言葉「珈琲ものがたり」は、初演の石あかり月あかりライブat洲崎寺公演、再演のむれcafeRemza公演と場を変え構成を変え3度目の公演です。
今回は、天井高7.2mの空間ラウンジを存分に使わせていただき、脚本、構成はもちろん、出演者も音楽も増え、贅沢な「珈琲ものがたり」となりました。
初演からこの作品のキモとなるパーカッション部分を作ってきた斉藤涼子・長崎キンターナ、クラシック音楽の石川由美・日下ゆうこ、編曲の上野慶子、そして彼女なしではできなかったキャストマラケシュ江口洋子に加え、
マリンバの合田佳織、今回るいまま組公演初参加となるフルート辻村彩、「わだもん」寒川かおり、「アロバー」梶聡一朗も大活躍し、層のあついステージを作れたことに作家としての喜びは言い尽くせないものがあります。
加えて、新たな力を得て、次はどんな作品を書こうかと妄想も広がるばかりです。
ロビーに作らせて頂いた、特設cafe&shopでは、公演前後の時間お客様同士がおしゃべりをしたり珈琲を飲んだりケーキを食べたり楽しんでいただく姿を見ることができ、何より嬉しく思っています。
ご協力頂いた、cafe珈琲物語さん、コーヒービーンズショップ・アロバーさん、マラケシュさん、瀬戸内サーカスファクトリーさん、ありがとうございました。
もっともっとインフォメーションするべきでした。
一粒の「珈琲豆」が、あなたの手の中の「一杯の珈琲」となるまでの時と場を繋ぐ物語、ひとまずここでペンを置きたいと思います。
私のまわりには無類の珈琲好きがそろっておりますので、彼らから得る情報や感動があふれんばかりになったとき、また私は「珈琲ものがたり」を書き始めるでしょう。
そのときまで、しばらくは美味しい珈琲をのみながら、ときを待ちたいと思います。
次回公演のときには、今回切望されました「珈琲付きチケット」を考えたいと思います。どうぞお楽しみに。
最後に、稽古の場を提供してくださいました洲崎寺さん、私の無理なわがままを受け止めてくれた高松テルサのみなさま、るいまま組、ゲストとして駆けつけてくれたフラメンコダンサー夛田順子にGracias!
るいまま
■日下ゆうこ 歌・ソプラノ(令嬢リースフェン、ガイド) るいまま組
るいまま組の掟「ほかで力をつけ るいまま組で発揮せよ」をまさに体現する歌い手&女優。透き通るソプラノは多くのひとに愛され、彼女の声に泪する人も多い。女優としてはコケティッシュな表現が得意で音楽と言葉「真夏の夜の夢」の女王役は代表作となった。オペラ出演も多く、市民オペラちぇちぃりぁ団長をつとめる。
■長崎キンターナ パーカッション(シュレンドリアーン氏) from岡山
音楽と言葉「珈琲ものがたり」の初演となる2012年より参加。音楽と言葉の「音楽」の要としてパーカッション隊を引っ張る。活躍の場は岡山・香川にわたり、いくつものバンドで頼りにされる存在。ドイツのお父さん「シュレンドリアーン氏」は、珈琲好きの娘に振り回される。
■斉藤涼子 パーカッション・ラテンピアノ
ラテントリオ「TRES DE HABANO」のパーカッションを担当するほか、ジャンルを問わず様々なパーカッションシーンで活躍。この夏の石あかりSidetripLIVE at 洲崎寺ではポップス、ラテン、オリエンタルと連続の出演となった。この秋、キューバで本場のキューバンミュージックを体感し帰国、ますますリズムに磨きがかかる。
■寒川かおり 「わだもん」 (カフェのおんな)
「わだもん 着物を普段着にしちゃお」主宰。高松テルサで着付け講師をつとめ、高松まちかど漫遊帖では「着物を普段着にしちゃお!」コースを立ち上げた。着物を愛し、着物のある暮らしを当たり前のものにと明るく語り、365日着物で暮らし、着物を楽しみ尽くす。今回、るいまま組公演初参加。大正時代を思わせる着物と帯のコーディネイトも必見。
■江口洋子 「マラケシュ」 (マダムトゥーグスト)
川島町の古民家でアフリカン雑貨を扱う「マラケシュ」を営む。日常的にアフリカンドレスにターバンというアフリカンマダムの姿で暮らす。今回は、アフリカでの長期滞在を終えて帰ったばかり。アフリカの風をはらんだアフリカン雑貨やドレスとやってくる。「珈琲ものがたり」のコーヒーセレモニーのシーンは彼女がいたから実現した。
■辻村彩 フルート
瀨戸フィルハーモニー交響楽団のフルート奏者として活躍するだけでなく、香川の音楽シーン内外の頼れる姉として慕われるフルーティスト。そのクールな風貌とは裏腹のあつい個性が光る。今回の公演では「コーヒールンバでフルートを吹きながら踊ってほしい」とオーダー。さて、どんな風に演じてくれるか。
天井高7.2メートルの空間ラウンジを見て決めたソロ曲の披露もある。
■石川由美 ピアノ (ティファニーの美女) るいまま組
るいまま組の「音楽と言葉」シリーズのピアニストとして、アレンジャーとして、女優として、頼れる母としてその存在感を発揮。演じるのはなぜか音楽と言葉「糸より姫」の美貌の女やす子、音楽と言葉「真夏の夜の夢 るいまま版」のヘレナなど悪女役が多い。るいまま組の代表作 音楽と言葉「クリスマスキャロル」で激しく変幻する音楽を一人で1時間弾ききる熱血のピアニストでもある。
■梶聡一朗 「コーヒービーンズショップ アロバー」(カフェのおとこ)
高松のコーヒー豆のシーンを引っ張る若き社長は、自らコーヒー豆の買い付けに地球の裏側まで出かけ、現地農園のひとたちとともに「美味しいコーヒー豆」を私たちに届けるために尽力する。飲む人と作る人を繋ぐということの意味を、わたしはこの若き社長に教えられた。 今回はステージで公演を見守る。
■合田佳織 パーカッション・マリンバ
音楽と言葉「珈琲ものがたり」初参加。るいまま組公演としては、石あかり月あかりライブ、石あかりSidetripLIVEなどに参加。高松テルサ空間ラウンジるいままプロデュース公演「銀河飛行」にゲストとして出演、今回はメインメンバーとしてマリンバを携えての参加。瀨戸フィルハーモニー交響楽団団員