< 2025年04月 >
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
アクセスカウンタ
Blog
コメントありがとう!

漫遊帖top  2025春コースリスト  アンケート  ガイド関連web
 

2009年02月08日

「たかまつ美しいまちづくりシンポ」リポート

まちについての考え方は、それぞれでも、まちが好きっていうことは共通していて、いろんな話を聞ける場というのは大事です。

私の場合は、その場にでていって「まちかど漫遊帖」のことをお話して、一人でも多くの方に「漫遊帖」「まちあるき」「まちづくり」という言葉に興味をもっていただくのが仕事だと思っています。

私は、専門家ではなく、作家として「こんな感じに人が楽しみながら動いてくれたら、嬉しいな」という思いを描き、動いていますから、数値的にどうなんだ、経済的にどうなんだとつっこまれると、弱いところはありますが、まぁまぁ、そこは、るいままですから。



***********************

「たかまつ美しいまちづくりシンポ」リポート「たかまつ美しいまちづくりシンポ」リポート


「たかまつ美しいまちづくりシンポジウム」は、

高松市の大西市長のマニフェストの中にあった

たばこ、空き缶のポイ捨て禁止や環境の美化の観点も含め、美しい景観を保護・復元するために既存の条例を発展させて「美しいまちづくり条例(仮称)」を制定します。

に対して、

香川大学の岡野先生を中心にした「条例検討委員会」のみなさんが「提言書」を作られて

それもふまえて、この日、会場にご参加者のみなさんとの意見交換なんかも含め、考えようとしていらしたようなんですが、なんたって、かんたって、盛りだくさんプログラムだったので、後半は報告会のようになりました(笑)。




でもね、考えていたより、ずっとずっと退屈もせず、参考にもなりましたよ。


<<開会>>

「たかまつ美しいまちづくりシンポ」リポート

■大西市長からは、

このシンポによって、どういう方向性を目指していくのか、ご参加いただけるのかについて考えていきたいと話があって


■市議会議長のこもぶちさんからは、

日本人の美意識をまもりつづけることのお話があり、「まちづくり、施策も愛がないとつづかない。誇りをもてる町を、それを引き継いでいける町を」とのこと。




■この日、一番参考になったのは、西村幸夫先生の基調講演「美しいまちづくりをするために」

「たかまつ美しいまちづくりシンポ」リポート

景観について、「確かに栗林公園からみえるビルはな・・・」と思っていても、今まで、漠然とした思いしかなかったわけです。

しかし、この「漠然」というのは危険で、(私のやっているまちづくりでもそうですが)、「漠然」はいつまでたっても「漠然」なのです。

具体的にものごとをみることで「変化」はあり、その方法として「まちあるき」は、とても有効だということを実感していますが、景観についても、まさにそうで

仙台のケヤキ通りが戦後のまちづくりとして作られた事例や、鎌倉の大宮通りの景観が市民の声によって守られたおはなし、金沢の町屋を守るために市民が動いている努力などの説明のあと


「広島市の、平和公園一帯の太田川沿いの景観について」

川沿いのビルに「大きな看板」があったときと、看板文字が消えたときの景観の違いを写真によってみせられ、具体的な変化に

「おおおっ! ぜんぜん ちゃうやん!」と、声を上げました。

看板文字を最小にしたり場所をかえたり撤去したりするだけで、まちの景観は完全に変化します。

明治期には、鉄骨までくみ上げられていても、景観をまもるために上を切り取った例もあるそうですが、現代でそんなことができるわけもなく

実際、そこに住んでいらっしゃる方、仕事をしていらっしゃる方に、すぐにここから退去などと言えるはずもありません。

だから、まずは、そことの共存を考えながら景観を守るためにどんな方法があるかと考え、話し合ってお互いが歩み寄ってゆくことで、

これだけの変化があるんだなと実感することが大切。





人間の気持ちっていうのは、派手な大看板の文字が並ぶと挑戦的闘争的になるものです。

それはそれで必要なところや場所もあると私は思うので、完全な否定はないですが、

「場」を読むというか、その場所の意味を知るというか、それを考えたとき、どう動くか、よくわかる事例でした。




「鹿児島の桜島をのぞむ景観については」

市役所の隣の土地が民間業者にわたり、そこに高層ビルの建築が予定されそうになります。そのとき、

「あなたにとって、一番大事なものは何ですか?」

と、市が問いかけます。

市民の多くは「鹿児島からみる桜島の姿」であると答えます。

それも、単に頂上付近がみえるのではなく、海に浮かぶ「桜島」であること。

その風景は、日本中どこを探してもないもので、鹿児島のひとたちの誇りでもあるわけです



その意識調査のもと、ここにビルがたつとこういう風に見えますと、CGで、いろんな角度から見せていくのです。

具体的であるということが、これほど効果的であることはなく、「海に浮かばない桜島」ではダメだと、人が動き出しました。





■様々な条例や法律の説明もあったのですが、そのあたりの難しいところは、私では説明しがたいので書きませんでしたが、

「ルールの画一化をすすめすぎることによって魅力ある町の特色をつぶしてしまうこともあるので、「何が一番大事か」、そのまちごとに考え、町ごとのルールづくりが大切なんだ」

というメモだけは、残しています。


既成のかかったまちは、新しく何かを建てるとき、建てにくかったりして「住みにくいまち」「土地の価値がさがるまち」になってしまうという懸念はあるけれど

50年先を見据えたとき、人によって守られたものの「大事」により、まちの価値はさがりはしないのだと思える講演でした。



■香川大学の増田先生からは、栗林公園の景観についての講演があったのですが、パネラーは途中退席して次の準備にかかったので、メモがとれていませんが、

栗林公園は、日本人では知らない人もいるけれど、ヨーロッパ・アジアの造園を学ぶ学生達にとっては、日本を代表する名園として知らない人はおらず

アジアからきた留学生が、香川県も高松市もしらなくて、香川大学に派遣されてきたとき、「栗林公園は、ここにあったのですか!」といったというお話は興味深かったです。


それほどのものを、ここに暮らしながら、「漠然」としか考えていなかった自分に、反省です。





<<休憩>>

「たかまつ美しいまちづくりシンポ」リポート

途中休憩のときに、大西市長に「高松にとって、何が一番大事なんでしょう?」と質問すると、

それはいくつもあるけれど、「まず、栗林公園からはじめないといけないでしょう」とのことでした。

なるほどね。





<<後半>>


■大分市の釘宮市長の、大分市でのゴミ拾いについての事例

今でこそ、すらっとダンディな(ヘアースタイルもきちきちっとされてました(笑))釘宮さんですが、

数年前はメタボな体で、その解消のための散歩途中、ゴミを広い始めたのが、この活動のきっかけとか。


市の職員や、大分市のみなさんにゴミ拾い活動が広がって、北九州市がもっていたギネス記録に挑戦するという形で、

市全体を巻き込んで一斉ゴミ拾いをしたところ、100万都市北九州を、47万の大分市が一気にぬきさったということでした。

参加人数14万人ってことは、3人に一人は、ゴミひろいをやったとのことで、なかなかすごいなと。

誰でも出来ること、実際に美しくなったという実感がもてること、美しくなったことへの誇りなど、効果は大いにあったようです。



高松市も、中央通りは、県のみなさん、市のみなさん、沿道の企業のみなさん、市民のみなさんでのゴミ拾いが継続的に行われていて、中央通りには、ゴミがあふれかえっているってことは、まずなく

あれは、やっぱり綺麗になったところには、ゴミは捨てにくいという人間心理をついているし、釘宮さんもいっていた「拾った人間は、捨てなくなる」っていうのもあるのかもしれません。

でも、お花見シーズンの、観光地とよばれるところや、郊外の道路には、考えられないようなゴミが落ちてますし、里山歩きしていると「なんで、こんなところに捨てるかな・・・!」と思うこともあるので、全体への浸透は、地道に続けないとね・・・




■倉敷市の伊東さんは、昭和41年うまれ

「たかまつ美しいまちづくりシンポ」リポート

ってことですから、ほんとに元気がみなぎっているという感じで、パワーポイントをテキパキと説明する姿は、聡明そのものでした。

チボリの跡地問題で、伊東さんが市がわざわざ別の土地も買い取って緑地帯を作るために奔走している姿をTVでみながら、

チボリのことだけでも大変なのに、なんでまたと思って見ていましたが、この日の見聞で、ちょっとだけ理解できたような気がします。


倉敷の美観地区は、確かに美しく、それを守るためにいろいろな人が頑張っていて、景観についても金沢市と同じころに景観条例をつくり、早くから取り組んできたようです。

でも、誰にきいても、「るいままな、美観地区はええけど、ちょっと離れるとダメやで」と聞かされていて(なので、この日までに倉敷にいってみたかったんですが、いけずじまいで)、

その意味をさぐりたいと思っていました。

景観というのは、美観地区のようなものだけではないわけで、まちも土地も空も含めての「清々しいまち」であることが大事で、

伊東さんが、この日説明された美観地区をとりまく周辺地域の保存・整備というのは、これからはじまっていくんだなと。

チボリ跡地に関しては、一部分だけではなく将来を見据えて広く考えているんだなと

思ったわけです。




栗林公園が公園となるとき、西側の紫雲山も公園としたことによって、公園の西側の景観がどれほど守られているかということも、この日に学んだことを、「実感!」として、具体的に感じさせるものです。



■そして、この時点ですでに予定の時間は、がが~んと過ぎていまして、

大西市長のお話は、そのあと喋る私のために時間を残してくれたとしか思えない駆け足になりましたが(申し訳ないです)

それは、いろいろなところで目にすることができると思うので。



■で、るいままですが

内容はともかく(笑)、一番笑いもとりましたし、隣の席にいた西村先生に、「こんな人がいたんですねぇ」とゲラゲラ喜んでいただけましたし、

この日、各地区のコミセンから指令をうけて、お忙しい時間、ここに足を運んでいただいたみなさんに、

「まちかど漫遊帖」ってなによ?をお伝えできたので、るいままとしての役目は果たすことが出来、なによりです


・まちあるきは、最小のまちづくりであり、具体的に自分のまちを知る方法であり、

・やってみることで自分のまちを再び見直すことが出来、誇りをもち、まちを守るということの意味を知るきっかけです。

・専門家ではない、まちの人たちが、まちあるきを考えガイドし、お客さまをむかえることによって、その町はいくつもの輝きをますこと

・それを作り上げるのは人であり、なにをしても「人」がいなくては、まちを愛する人がいなければ始まらないこと。


いつものことではありますが、お話ししました。




西村先生に一番うけたのは、

「たかまつ美しいまちづくりシンポ」リポート

「るいままの、市長さんたちのパワーポイントに突っ込んでおきながら、自分はそのあと手の込んだDVD流すという作戦」

でございました。  


めでたし!





*********************


去年の1月、おおいたツーリズム大学の方とお目にかかったとき、「まちづくり」と「観光」ということで、必ず悩むときがくるよとお話し頂き、

そのあと、私なりに考えて、「まちをつくる人たち」に光をあてつづけよう。

漫遊帖を支えるのは、「人」であるということを頭に置きつづけて、動いてきました。



それでも、やっぱり、「町のお得情報」をおしらせする情報ツールとしての扱いからなかなか離れてもらえず、今もって、マスコミとの戦いはありますが(笑)


「まちあるき」という動きは、地味で遅々としてすすまないものですが、確実に人の心を育てるものだと信じて、みんなでがんばりましょな!


西村先生から、一度ゆっくりお話ししましょうといっていただけたのが、収穫でございます~





ご講演くださった、西村先生、増田先生。

しゃべりまわるパネラーに時間調整を苦慮された岡野先生。

予想よりはるかにダンディだった釘宮市長。

むっちゃさわやかな伊東市長。

相変わらず男前の大西市長。

手話ボランティアのみなさん。

高松市都市計画課のみなさん。

ほかとはちょっと違うDVDを作ってくださった西内さん。

映像出演くださった、黄門さま・ねねさま。

会場に集まってくださった、お客さま。

私がなにを言い出すかハラハラだった市観光振興課・県観光振興課のみなさま。

お世話になりました~


******************

http://www.youtube.com/profile?gl=JP&hl=ja&user=yojikagawa

市議会議員の香川洋二さんのyoutubeに、当日の様子upされてました。
私のところはゲラゲラの声だけです~(笑)





同じカテゴリー(■動き)の記事画像
高松メディアアートFes.
メディアアート祭  会議終了〜
美しき れえこさまと男前の家元!
4月1日~ 石井章×田井将博 bow展
今年もドーム下はまみどり(笑)
お料理とワイン講座  at  チェルシーmemo
同じカテゴリー(■動き)の記事
 高松メディアアートFes. (2014-07-31 14:22)
 メディアアート祭 会議終了〜 (2014-06-26 21:53)
 美しき れえこさまと男前の家元! (2014-04-13 11:47)
 4月1日~ 石井章×田井将博 bow展 (2014-04-02 14:00)
 今年もドーム下はまみどり(笑) (2014-03-21 14:45)
 お料理とワイン講座 at チェルシーmemo (2014-02-10 03:42)
Posted by るいまま at 15:13│Comments(6)■動き
この記事へのコメント
漫遊帖のお話を
タップリと皆さんにしてもらい
余は満足じゃあ!

「涙たび」コースの映像も
なかなかの出来じゃあ。

参加の方々から励ましの声を
いっぱい掛けてもらいました。

フォーラムの成功を祈る!
(えっ!定員間近!?)
Posted by 黄門様 at 2009年02月08日 20:43
黄門さまの『なかよし小道』にバカウケな秀一郎でした。

まず、自分らにできることから始める…それが実感したとこですかね。

小さな一歩から頑張ろうっと!
Posted by 秀一郎 at 2009年02月08日 22:49
実は、
「仲良し小道」とみよちゃんの関係が分かるのは、最低40才のラインまでであることが、この度の4回のツアーで判明致しました(汗)
Posted by ねね at 2009年02月08日 23:47
るいまま、お久しぶりです。

お疲れ様でした。
今、しっかり読ませていただきました。

なんか自分の住む町が、動こうとしている、それも上の人が動くだけでなくて、住む人たちの意識を変えることで、よりよくしていこうとしている。

実際には、大変なことだらけなのでしょうが、
これからその過程に自分も立ち会っていく。

なんか、ここで暮らしていくことが、また少し楽しくなりました。
Posted by ヨッシー at 2009年02月08日 23:52
ねむりこけながら打ったので、誤字脱字が多かったですね~ すみません(笑)

■黄門さま

漫遊帖を知っていますか?に、相当人数がてを揚げてくださって、嬉しかったです。

少しずつ広がっていってますね。



■秀

秀だけがするのではなく、秀が歌舞伎しているところに、おたかちゃんたちがガイドして連れて行ってくれるっていうのも、アリなんだからね。

あの熱烈乙女隊なら、やってくれると思うよ(笑)


■ねね

そうでしたか~

私、わかってしまいます~(笑)


■ヨッシー

嬉しい言葉 ありがとう!
Posted by るいまま at 2009年02月09日 00:04
さぬきだまで教えてもらって手帳にも書いてたのに、仕事で行けず残念。
が、シンポの様子、ふむふむと納得しながら読ませてもらいました。
「人」なしではありえないまちづくり、しっかり伝えてもらって、ありがとうございました。
Posted by 小田の姉さん at 2009年02月09日 19:33
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
「たかまつ美しいまちづくりシンポ」リポート
    コメント(6)