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2012年06月20日

野山にまじりて竹を取りつゝ萬づの事に使ひけり~だったのにさ



てなわけで、まちかど漫遊帖の作業を一旦止めて、

漫遊帖のみなさんに協議をしていただくことになったので作業をしていた人たちに連絡。



私も、漫遊帖はひとまず置き、「竹取物語外伝!」にシフト~




アメリカでは竹取物語は、「Japanese Fairy Tale Princess Splendor」 


野山にまじりて竹を取りつゝ萬づの事に使ひけり~だったのにさ

日本の天使 華麗姫っていうのかな??






竹取物語外伝を書くことになりましたのは、

石あかりロード実行委員長のおとこ松山会長




竹取物語の冒頭:「今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて、竹を取りつゝ、萬づの事に使ひけり。名をば讃岐造麿となむいひける。」




野山にまじりて、竹を取りつつ、萬のことに使いけり」が、大好きなんや!と


言われまして、


昔は、なにをとっても、最後の最後まで無駄なく使ってたんや」。




ほんまに、そうですね。







竹取物語は、ざっくりとしか理解していませんでしたが

さきほど読み返していたら、なぞがひとつ解けました。

かぐや姫は、なぜ、竹取の翁のところにきたのか?



かの「かぐや姫」が、この世に下りてこられたのは、

どうやら、小さな罪を犯しての罪のようです。




「おまえ、心おろかなる者よ、わずかばかりの善行を翁が成したことによって、

おまえの助けにしようと、ほんのしばらくの間ということで下したのだが、

長い年月の間に、多くの黄金を賜って、生まれ変わったようになってしまっている。

かぐや姫は、罪をお作りになったので、

こんなに賤しいおまえのところに、しばらくいらっしゃったのだ。

罪の償いのために下界に下った期間が終わったからこうして迎えるのに、

翁は泣いたり嘆いたりするが、できない相談だ。早くお出し申せ。」




しかし、この天の使者の言葉もたいがいなものですな

たしかに、かぐや姫が来て以来、それまでの暮らしとは違うことも多く

黄金をえることも多く、人がかわってしまったかもしれないけれど


ここまで育てるには苦労もあっただろうし、わがままなかぐや姫が貴族や帝にえらそうに言うたび

右往左往したのも事実。


こんなめんどうな姫が来なければ、この家が、これほどに騒がしくはならず

翁は、平和に竹取の翁として生きていたかも知れないのに。









これって、どっかできいたはなしだな・・・


静かな海辺のまちに、あんまり必要もないりっぱなものを建てて、

それがえらいこっちゃの爆発をしたばかりに

平和はなくなる、えらいこっちゃの対応に困る・・・・

それなのに、いまだそのえらいこっちゃは、尊き物のように言う人がいる。


これで、おまえたちは黄金を得たではないか!」

と、まだまだ無理難題を押しつける。







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