2025年05月01日
ひとも時代も移りゆくもの
【移りゆくもの】
5/1 goodmorning
年度もかわり、まちかど漫遊帖の担当さんもかわり、明日は、漫遊帖の年に一度の総会。
漫遊帖20年に向けて、ちょっとお話しようとは思っていますが、極々平常運転の予定。
るいまま組も30年近くやっていると、その間にいろいろあって、出会うもの去りゆくもの、再会するもの、二度と会えなくなるものと、抱えることも多くなった。
情緒に流されないよう、NOLOOKな女と言われるくらい振り向かずに来たが、最近思うのは、
「立ち上げ」はたいしたことじゃないな。
いろんなものの立ち上げのお手伝いをしたり、自ら立ち上げたり。数え切れないひとと関わってきた。何もない所を耕し種をまき、芽吹くまでは、大変ではあるけど、希望に満ちていた。
立ち上げなんかより、大変なことはたくさんある。移りゆく時代のなかで、変化しながらも守り踏ん張るひとたちを決して軽んじてはいけない。
何でも10年はやってみないと「やっています」とは言えません…と、言うのは古の茶の先生の言葉。
最近、ようやく言葉の意味が分かってきた。
上っ面をなでたあたりが一番偉そうに言い出すとき。まわりは滑稽だが、本人は何もかも分かった気分になっている(笑)
ほんとに何かに気付けるのは、そこから先。
事は続けるのが一番大変。続けるというのも大なる才能で、退屈に思いだしたとき、自分自身で何をするかを考えることで、ようやく育ち始める。
いまは、3ヶ月で一連のスケジュールが完了するカルチャーシステムが人気で、ひょいひょい渡り歩いて、「あれできます、これできます」って言う時代らしいので、
やりたくない病の私を、いかに脱落させないようにするか骨を折ってた茶の先生が生きていたら、ひっくりかえっちゃうかも(笑)
いやいや、「あなた、私が教えた茶をそんな風に使っちゃうん?」と、そっちでひっくりかえるかも(笑)
なにはともあれ、ひとも時代も移りゆくもの。
それは胸に置いておこう。

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