2024年02月17日
小さな木地屋さん再生プロジェクト
輪島漆器の塗師 赤木明登さんからの支援のお願いです。
能登は、私たちが思う以上に深刻な状況で、特に「輪島塗」は灯火を消そうとしています。
赤木さんからのメッセージを転載します。
ご検討 ご協力いただけないでしょうか?
…………………
「小さな木地屋さん再生プロジェクト」について

お父ちゃんと、お母ちゃんと、何十年も、ずっと二人だけで仕事してきた。そんな零細な職人さんたちの仕事場と住宅が、今回の地震で大きな被害を受けました。
そして、その多くが高齢の職人さんたちです。
そこまで支援の手が届く前に、いま、そっとそのまま廃業していこうしています。
このまま放っておくと、この土地で受け継がれてきた大切なものが失われてしまう。誰にも気づかれずに、消えて行く前に、なんとかしなければならない。
ぼくは、まず輪島で最高齢の椀木地師さんの仕事場を、輪島市内でどこよりも早く、元どおり復元させることを決めました。
1月29日に、まず岡山からやって来た建築家のチームに現場を見てもらい、2月5日に、こんどは大工さんといっしょに具体的な計画を検討しました。そして2月19日より、最初の工事を始め、今月中の完成を目指しています。
復元再生と耐震化を含めた工法は固まりました。
可能な限りコストを抑えた、おおよその見積もり金額は、約800万円です(工法とともに詳細は後日公開します)。
とても小さいけれど、輪島塗復興のシンボルにしたいと思っています。
なぜなら、こういう支援の必要な「小さな木地屋さん」は、ほかにもまだまだたくさんあるからです。
もちろん、ぼく一人だけの力では何もできません。この経済状況の中、みなさまにご支援をお願いせざるを得ないのは大変心苦しいのですが、お気持ちがございましたら、何卒よろしくお願いします。
ぼくの工房の会社「有限会社ぬりもの」の中に専用の口座をつくったので、公開します。
「小さな木地屋さん再生プロジェクト」
北陸銀行 輪島支店
普通 6044046
名義/有限会社ぬりもの
※口座に振り込まれたお金は、第三者の管理のもと随時公開されます。領収書など、必要な書類も発行可能です。
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。