2009年02月01日
夢をみる

子どもの頃は、夢と現実がごじゃごじゃになる困った癖があった。
突然、手提げ袋の四方を切らないとダメだという夢をみて、
起きるなり通学に使っていた袋を挟みでジョギジョギやったり
夢でみたことが実際に起きることが多く(そんな気がしていただけだと思うけど)
それにおびえて、眠れなくなる時もあった。
白い砂の果てしなく長い海岸が見えて、海なのに少しも波がたっていなかった。
私は、その近くの家に暮らしているのだけれど、人の気配に窓をみると、大きな顔の人間が家の中をのぞき込んでいた。
お化けとか、そういうのではなく、普通の人間の顔で、威嚇したり脅したりはしないけれど、怖くて泣き出した。
あのときは、気付かなかったけれど、あれは窓の外の人間が大きかったのではなく、
自分自身が小さな人間になっていて箱のような家のなかでペットのように暮らしていたのかもしれない。
思いもかけない人から、どこかに逃げないかと言われる夢もよくみていた。
現実のときには、そう話したこともないし、好きだとも思えない人が、夢の世界では、ものすごく優しくしてくれたり助けてくれたりして、
そんなことにすがっていく自分が嫌でたまらなかった。
一時期、夢でしか逢えない人がいた。
現実の時間では逢えてはいないのだが、夢の時間では毎夜のように話をしつづけていた。
眠ることが楽しみになるくらい、毎晩、話をしつづけ・・・・・・彼は、いつの間にか、いなくなった。
大人になって、図太くなってきて、あんまり夢をみなくなっていたのだけれど
ここ最近、「仮眠の夢」ってのに悩まされている。
さっき、どうにもこうにも眠くなって横になっていると
子どものころすごした部屋に自分がいた。
もう、ずっと前になくなっている机や子ども用の箪笥や、誕生日のときにもらった置物や、制服が見えた。
遅い夕方の部屋で、私は家の中に一人。部屋の蛍光灯はつけているのになんとなく暗く、ほかの部屋や人の気配はしない。
あの場所が好きだったような気もするし、あそこから抜け出せない数年間が、とても辛かったような気もする。
今でもドアをあければ、あの風景が広がっているのだと現実と夢の狭間に落ち込み、そのころに引っ張られそうになった。
夕べ、いろんな人に「お誕生日」を祝ってもらって、遅くまであちこちいったあと
代行の車がくるまでの時間、携帯を見ながら眠ってしまっていた。
夕方だった。
私は一人ぼっちで、誰もいないまちで、建設中の瓦町の大きなビルをみていた。
どこまでも大きくなっていく怪物のようなビルに圧倒されながら、自分のしっているまちが変わっていってしまうと思っていた。
あれは、現実の時間に実際あった光景で、あのあと、小説を書いた。
書かなくてはいけないと思っていた。
あのビルの影で暮らす人たちが、押し上げてくれた。
もう、何年、小説を書かずに過ごしているだろう・・・
小説を書かなくなったころから
私は夢を見なくなっている。
タグ :るいまま
2009年02月01日
お誕生日会つづく




お誕生日会つづく
津田で食事のあと
屋根裏正門よこの3時まであいてるバーで、お祝いにスパークリングワインをいただき
そのあと
ラ・フォンテーヌで橋本くんと合流してうたい、絶賛され
今 ラフハウスに到着
お祝いに、ポップコーンをいただき
私のかわりに橋本くんとルーキーがむさぼりくってます(笑)