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2016年07月11日

ひとの手のもたらす力に圧倒された一日



昨日は世の中的には残念な結果で、苦しみを強いられている東北だけがはっきり意思をみせたようにおもうが、Blogで政治と宗教の話はしないので、また別の機会に。

私的には、一日中感動溢れる日であった。

午後からの伊福部昭×武満徹名曲選コンサート。わかりにくいよーとみんなに聞かされていたので覚悟していったが、前情報は裏切られ、ものすごくよかった。まさに名曲選!

今なら打ち込みでどんどん作れる形かも知れぬが、すべてを演奏家のちからで演奏しているので、その音圧に圧倒され 、

変拍子だらけの曲ゆえ、演奏家の、ひとつも落とせないという鬼気迫る覚悟が感じられ、潔い戦いをみるかのようであった 。

Twitterで伊福部昭で客引きしまくり、およそクラシックコンサートとは思えぬお客さまがはいってくるたび、いひひと思う日曜日。

けど、打ち込みしか知らぬひとたちは、きっと感動しまくりで帰ったはずだ。

夜はusaginingenとCARDAMON。こちらも、久々にCARDAMONのごはん食べたいわという不埒な欲望でチケットを買ったのだが、usaginingenのライブパフォーマンスに圧倒され、扇風機しかない密室であったのに時間はあっという間でありました。

usaginingenのお二人は、 自作の映像機TA-COと楽器SHlBAKlを使った、映像と音楽のライブパフォーマンスユニット。 2014年に, アイスランドで行われた、Reykjavik Visual Music Punto y Raya Festival のライブシネマ部門でグランプリを受賞。これまでに17カ国45都市で公演。 2010年より6年間ドイツ・ベルリンを拠点として活動。2016年から瀬戸内海の香川県豊島に拠点を移した。

2本の作品を観たあと、usaginingenのお二人のお話をきいたが、初期の作品は、音楽も映像も作り込み発表していたが、だんだんフリー度がたかくなっているとのこと。しかし、この呼吸は、どんな作品もふたりが納得するまで議論しあうという経緯があってのことなのだろうね。

自作の機器はどちらもおもしろいが、影像を担当するTA-COが映し出す世界が素晴らしい。場面はすべて、手作業で作られていく。段取りはあるのだろうけど、とてもアナログな形。何が起きてもすべてを受け止める精神力と創造性がなくては表現につなげられないだろうと、すごく感動した。

当然ながら、CARDAMONのごはんは、このなにものにも負けぬ芸術で、料理の奥に仕込まれたスパイスに魔法をかけられ、鍋の底まで掬うようにして食べてきた。

幸せな一日であった。

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