2021年05月23日
5/22 漆茶椀茶会 テーマはジャポニスム記録
【茶室る庵5月席 漆茶椀茶会 テーマはジャポニスム記録】
5月22日は、半年に一度の盆点前ガールズの漆茶椀茶会。

1867年1月、日本が初めて参加したパリ万国博覧会で、人気を博した、日本の衣装に身を包んだ日本女性が、日本の工芸品を使い、茶を振る舞う数寄屋造りの茶屋「メゾンド・ラ・ゲイジャ」を模した茶室で、
芸者に扮した盆点前ガールズのお茶を飲みながら、日本から来た漆工芸の職人に扮した漆芸家 北山圭一さんのお話を聞くお茶会
一間劇場では、福田洋介が19~20世紀に活躍したフランスのガラス工芸師、ルネ・ラリックの「香水瓶」から曲想を得た「ガラスの香り」を
サックス生西かおり、ピアノYumiCHRISTINEでお届けしました。
茶室る庵のテンターテーメント茶会も会を重ねるごとに、もはや茶会なのか?の様相になっており、
るいままからいろいろ注文をつけられる盆点前ガールズは、エンターテナーとしての磨きがかかってまいりました(笑)
サックスのかおりんは、今日がお稽古をはじめて半年目。

茶室る庵の盆点前ガールズは半年たつと、必ず本番(茶会のお点前)デビューということで、今日は6分以上のソロ曲を一人で吹ききったあと、
点前座にうつり5名様分のお茶を点てるという離れ業をやってのけました。
2席目のお点前は、盆点前ガールス4年の奈美ちゃん。

芸者ガールの中でも一番のおねえさんという設定で、ぐっと大人っぽく作ってもらい、堂々のお点前。
3席目は、なんと表千家の重鎮であり、私が最も敬愛する美澤先生がお越し下さり、半玉さん風にこしらえた涼子ちゃんは緊張のお点前。
でも「ひとつひとつ丁寧にやりました」というとおり、美しいお点前でした。

今日の、3人の着付けは #扇亭かしぽん。ヘアは片原町 #風音美容室 ikumi。
朝早くからのご協力ありがとうございました。


茶室る庵の茶会のお菓子を受け持つのは、#パティスリースミダ の若き菓子職人 パティシエールなつこ。

今月は、ジャポニスムに合わせ、フランスのお菓子パリブレストにはきなこと粉糖がかかり、ほうじ茶のマカロンは傘のような形。


パリブレストはパリ~ブレストまでの自転車競技大会を記念して作られたお菓子、実は、今日はサイクリングの日でもあり、車輪のような出来たてパリブレストをサクサクとした食感でいただきます。
漆器は作ってすぐ使えるというものではなく、漆が塗られたあと半年感ゆっくり時間をかけて仕上がっていきます。
北山さんの作品も、本日のお茶会に使われたのは半年前、一年前に試行錯誤しながら仕上げた作品。
この春つくられた、新作は、半年後の秋のお茶会で本格始動です。

北山さん自身が茶会に参加して、今のひとたちが、あまりにも漆器について知らないことにきづき、
作品を作るだけでなく、漆器についてもっと伝えなくてはと思い漆茶椀茶会を始めたというのは、前回までのお話。
今回は、もう少しふかいところまでお話がありました。
実は、北山さんは、明石朴景、太田壽など、名人、人間国宝と言われたひとたちから直接薫陶を受けた最後の世代。
作品だけでなく、その人となりを伝え、漆器の魅力をもっともっと知ってほしいという強いおもいがあります。
そして、高校をでて最初にお世話になった塩田先生との出会いが茶道であったこと。その先生の教えが日展入賞作品 北山圭一の北山レッド「炎」につながることなど、
職人として作家としてのお話もきくことができました。

一間劇場、今日は吹き楽器でもあるので、お客様との距離はぐっと離れ、一枚ベールの向こう側での演奏。芸者のかおりんとフランス人ピアニスト役のくりすが、うっすらと見えます。
その前で、扇でたわむれる、奈美ちゃん涼子ちゃんの芸者ふたり。

扇は、先日 草薙さんにいただいた飾り扇。実は日本航空国際線の特別なアメニティ。鶴のマークがあります。
1席目のお客様

2席目のお客様

3席目のお客様(スタッフも一緒に)

スタッフ

漆茶椀 北山圭一
盆点前 奈美、涼子、かおり
水屋 洋子
菓子 パティシエールなつこ
サックス 生西かおり
ぴあの クリスティーヌ由美
企画構成・語 るいまま
では、本日の会記
令和三年五月二十二日
茶室る庵五月席 漆茶椀茶会 ジャポニスム
寄 付
掛物 薫風自南来 作・名もなきもの
本 席
掛物 フランスの夜(油絵) 作・優
花入 竹工芸 作・吉田佳道
花 ときのもの(ヤマハギ)
香合 香水瓶 フランス蚤の市
釜 子どもの手(る)
棚 桑小卓
水指 和蘭陀莨葉水指写し
茶入 日の本(る) 作・名もなきもの
茶椀 漆茶椀 作・北山圭一
茶杓 櫂 作・近藤俊太郎
建水 織部焼
蓋置 紅毛焼写し
菓子器 荒々しく(る) 作・北山圭一
菓子 ジャポニスム 作・パティシエールなつこ
御茶 千寿昔 原ヲビヤ園
鳴物 薩克斯風(サックス)・生西かおり
洋琴(ピアノ)・ ・クリスティーヌ由美

盆点前ガールズの後ろ姿


打ち上げは、鍛冶屋町 凛と の女将の家庭料理 泰子の店」から愛情いっぱいのお料理をデリバリー。
ごちそうさまでした!







5月22日は、半年に一度の盆点前ガールズの漆茶椀茶会。

1867年1月、日本が初めて参加したパリ万国博覧会で、人気を博した、日本の衣装に身を包んだ日本女性が、日本の工芸品を使い、茶を振る舞う数寄屋造りの茶屋「メゾンド・ラ・ゲイジャ」を模した茶室で、
芸者に扮した盆点前ガールズのお茶を飲みながら、日本から来た漆工芸の職人に扮した漆芸家 北山圭一さんのお話を聞くお茶会
一間劇場では、福田洋介が19~20世紀に活躍したフランスのガラス工芸師、ルネ・ラリックの「香水瓶」から曲想を得た「ガラスの香り」を
サックス生西かおり、ピアノYumiCHRISTINEでお届けしました。
茶室る庵のテンターテーメント茶会も会を重ねるごとに、もはや茶会なのか?の様相になっており、
るいままからいろいろ注文をつけられる盆点前ガールズは、エンターテナーとしての磨きがかかってまいりました(笑)
サックスのかおりんは、今日がお稽古をはじめて半年目。

茶室る庵の盆点前ガールズは半年たつと、必ず本番(茶会のお点前)デビューということで、今日は6分以上のソロ曲を一人で吹ききったあと、
点前座にうつり5名様分のお茶を点てるという離れ業をやってのけました。
2席目のお点前は、盆点前ガールス4年の奈美ちゃん。

芸者ガールの中でも一番のおねえさんという設定で、ぐっと大人っぽく作ってもらい、堂々のお点前。
3席目は、なんと表千家の重鎮であり、私が最も敬愛する美澤先生がお越し下さり、半玉さん風にこしらえた涼子ちゃんは緊張のお点前。
でも「ひとつひとつ丁寧にやりました」というとおり、美しいお点前でした。

今日の、3人の着付けは #扇亭かしぽん。ヘアは片原町 #風音美容室 ikumi。
朝早くからのご協力ありがとうございました。


茶室る庵の茶会のお菓子を受け持つのは、#パティスリースミダ の若き菓子職人 パティシエールなつこ。

今月は、ジャポニスムに合わせ、フランスのお菓子パリブレストにはきなこと粉糖がかかり、ほうじ茶のマカロンは傘のような形。


パリブレストはパリ~ブレストまでの自転車競技大会を記念して作られたお菓子、実は、今日はサイクリングの日でもあり、車輪のような出来たてパリブレストをサクサクとした食感でいただきます。
漆器は作ってすぐ使えるというものではなく、漆が塗られたあと半年感ゆっくり時間をかけて仕上がっていきます。
北山さんの作品も、本日のお茶会に使われたのは半年前、一年前に試行錯誤しながら仕上げた作品。
この春つくられた、新作は、半年後の秋のお茶会で本格始動です。

北山さん自身が茶会に参加して、今のひとたちが、あまりにも漆器について知らないことにきづき、
作品を作るだけでなく、漆器についてもっと伝えなくてはと思い漆茶椀茶会を始めたというのは、前回までのお話。
今回は、もう少しふかいところまでお話がありました。
実は、北山さんは、明石朴景、太田壽など、名人、人間国宝と言われたひとたちから直接薫陶を受けた最後の世代。
作品だけでなく、その人となりを伝え、漆器の魅力をもっともっと知ってほしいという強いおもいがあります。
そして、高校をでて最初にお世話になった塩田先生との出会いが茶道であったこと。その先生の教えが日展入賞作品 北山圭一の北山レッド「炎」につながることなど、
職人として作家としてのお話もきくことができました。

一間劇場、今日は吹き楽器でもあるので、お客様との距離はぐっと離れ、一枚ベールの向こう側での演奏。芸者のかおりんとフランス人ピアニスト役のくりすが、うっすらと見えます。
その前で、扇でたわむれる、奈美ちゃん涼子ちゃんの芸者ふたり。

扇は、先日 草薙さんにいただいた飾り扇。実は日本航空国際線の特別なアメニティ。鶴のマークがあります。
1席目のお客様

2席目のお客様

3席目のお客様(スタッフも一緒に)

スタッフ

漆茶椀 北山圭一
盆点前 奈美、涼子、かおり
水屋 洋子
菓子 パティシエールなつこ
サックス 生西かおり
ぴあの クリスティーヌ由美
企画構成・語 るいまま
では、本日の会記
令和三年五月二十二日
茶室る庵五月席 漆茶椀茶会 ジャポニスム
寄 付
掛物 薫風自南来 作・名もなきもの
本 席
掛物 フランスの夜(油絵) 作・優
花入 竹工芸 作・吉田佳道
花 ときのもの(ヤマハギ)
香合 香水瓶 フランス蚤の市
釜 子どもの手(る)
棚 桑小卓
水指 和蘭陀莨葉水指写し
茶入 日の本(る) 作・名もなきもの
茶椀 漆茶椀 作・北山圭一
茶杓 櫂 作・近藤俊太郎
建水 織部焼
蓋置 紅毛焼写し
菓子器 荒々しく(る) 作・北山圭一
菓子 ジャポニスム 作・パティシエールなつこ
御茶 千寿昔 原ヲビヤ園
鳴物 薩克斯風(サックス)・生西かおり
洋琴(ピアノ)・ ・クリスティーヌ由美

盆点前ガールズの後ろ姿


打ち上げは、鍛冶屋町 凛と の女将の家庭料理 泰子の店」から愛情いっぱいのお料理をデリバリー。
ごちそうさまでした!







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