2021年08月12日
遅ればせながら「昭和元禄落語心中」
8/12 goodmorning 【時代】
昨夜、NHKオンデマンドで一気に見終えた「昭和元禄落語心中」。
一気に見ると、八代目八雲を演じた岡田将生が、年代を追って変化させる背中や視線がゾクゾクするくらいよかったよ。
勢いと影を演じ分ける山崎育三郎や、竜星涼の啖呵売の動の演技も良かったけど、
岡田将生の与太が助六で真打ちになりたいと言ったときの表情や、ヤクザの親分に与太が啖呵売をまくしたとき隣の部屋にいたときの八雲の細かな表情がいい。
養女小夏と八代目八雲の関係や、二代目助六と八代目八雲のみよ吉の関係は、
私は「私の男」や「あ うん」に引っ張られながら見たけれど、落語好きなら落語に重ねながら楽しんだんだろうね。
八雲、助六、与太のモデルは、助六は五代目古今亭志ん生、八雲は八代目桂文楽、与太郎は三代目古今亭志ん朝と書く人がいたけれど、
wikiを見たら、あまり重なるような気がせず、むしろこの時代の落語家さんすべての中から生まれたひとたちなんでしょうね。
落語家さんを贔屓にしてお座敷に呼ぶ上客さん(パトロン)は、お金持ちや実業家、親分さんも当たり前だった時代。
そんな時代だから、破天荒や冷徹や侠気も物語になるけれど、みんなお行儀よくなり、そのぶん陰にかたよるいまが、果たして文化的で健全な社会とよべるかどうか、考えてしまうね。
とても面白かったけれど、やっぱり着物っていうのは、どんなに姿のいいひとよりも、着慣れているというのが一番。
ほんものの落語家さんたちが着物を着こなす姿はさすがのもんだと思う400分でございました。
昨夜の快眠落語は、三代目古今亭志ん朝。
では、朝の珈琲。
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