2021年08月11日
今日は「死神」の三遊亭圓朝忌。
8/11 goodmorning 【三遊亭圓朝】
今日は三遊亭圓朝忌。
近代落語の基を作ったひとと言われ、古典落語以外にも、オペラや文学、歌舞伎にも通じ、
今も語られる新作落語(明治に書かれた落語は、もう新作とは言わないらしいのだけど)を多く書いている。
最近、米津玄師が影響をうけたと話題になった落語「死神」も、三遊亭圓朝がグリム童話「死神の名付け親」の翻訳から作った落語。
流れをくむ、三遊亭圓生の「死神」を貼り付けとくよ。
https://youtu.be/0Ecdhz-6GH4
口語体、文語体という話になるとややこしいので、また書くとして、
二葉亭四迷が「浮雲」を書く際、圓朝の落語口演筆記を参考にしたとされ、明治の言文一致運動にも大きな影響を及ぼしたとあるので、
このひとの才は尋常のものではなく「大圓朝」と表記されるのもわかる。
もちろん、そうなれば、当時の文化人の集まりであった茶の湯にも名前はでてくるわけで、井上薫や大茶人 益田鈍翁との交流もあった。
私は、落語にすごく詳しいわけではないけれど、圓朝の残した功績は、2009年に谷中を歩いたとき、圓朝のお墓がある谷中 全生庵でお年寄りから聞いた。
記録魔は、ちゃんとそのときのメモを残している(笑)
圓朝のお墓「三遊亭円朝無舌居士」の文字は山岡鉄舟の筆であるというのも、このとき教えてもらった。
8/11の圓朝忌は、元々は、圓朝を愛するひとたちが個々に静かに悼んでいたようだが、
時代の流れで、何万人もひとが集まるイベントとなり、私が谷中を訪ねた頃は、谷中の圓朝まつり華やかなる頃だったようで、
お年寄りから「そりゃ楽しいから、夏にまたおいで」と言われたのを覚えている。
さきほど調べると、ひとが集まるイベントは2012年に終わり、いまはまた静かに圓朝さんを思う圓朝忌になっているよう。
2012年ということで、その意味は深い。
■るいままとしての365日 2009.11.8 谷中まちあるきメモ
https://ruimama.ashita-sanuki.jp/d2009-11-08.html
では、朝の珈琲。
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