2021年08月09日
盆もちかいから 幻想茶会
【幻想茶会】
記憶はすぐに曖昧になるから記録する。
酒を飲みに行くという友人ふたりと別れ、ひとり車に乗った。視力の回復著しく、いっときの「車やめようと思う」の気持ちもなくなってきた。
たどり着いた先は多度津。
若い友人から聞いていた店でご飯を食べようと思い車を停めると、「お待ちしていました」と女将が迎えにきて、その店の先にある古いが重厚な建物に案内される。
先客がお待ちですというので寄り付けにはいると、俳優の児玉清さんが座っていて、高砂の仕上がりはいかがですか?と聞かれたので、今春流は難しいけど華やかで好きですなどと話していると、連客がふたりやってくる。
ひとりはお菓子の職人(女性)、もうひとりは雑誌の編集者(女性)。
いやいや、お久しぶりですねと挨拶をしていると案内があり、今日のお席を準備した方が遅れているのでお先にとのこと。
部屋に通され、それぞれに膳が運ばれる。
児玉清さんが、文学も食も町も瀬戸内もひともと話題をふくらませ、とても良い感じに話を盛り上げてくれ、退屈無き話はつづき、
私は、何やら調子に乗ってすすめられるまま高砂をうたう。酒は飲んでいないが、場に酔うという感じ。
結局、席を準備してくれた方がどなたかわからないまま散開となり、それぞれに車に乗る。
見送ってくれる、女将と児玉清さんをミラーごしにみながら、こんな茶会であれば、また来たいものだと思いながら、
あれ? お支払いはと気づくが、わざわざ聞きに戻るも無粋ゆえ、そのまま帰った。
たぶん、席を準備してくれたひとも、女将も、児玉清さんも、あちらの世界から来られていて、私たち(職人、編集者、私)は、こちらの世界にいるもの。
何かの事情で交流をもつことになったのだろうが、何分にも主催者がわからないので理由は謎。
戻ってくると、酒を飲みにいってた友人ふたりが、今日はひどい集まりだった、るいままは行かなくて正解だったというが、もはや、そんなことはどうでもいい。
盆も近い。会いたいひとと自由に会い、笑い合いたいもんだよ。
では、昼ごはん。
鰆の西京焼き
茄子のたいたん
オクラとトマトのサラダ
海苔の味噌汁
玄米ご飯
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