2024年04月11日
愛おしい1人用蒸し器
【1人用蒸し器】
母屋の片付け、つづく。
私が大学生の頃の、母の家計簿がでてきた。「娘 仕送り」やら「美術館入場料」やら細かく書かれている。月のなかで一番大きな支出は「兄 病院支払」。
サラリーマンの家だから、仕送りと兄の入院が重なった月は大変だったろうなと思う。
そんな中、両親が働かぬ兄の国民年金をかけ続けてくれていたので、今のところ兄の入院費はなんとかなってるが、ほんとにこれがなければ、我が家はすでに破綻している。
私の小学生のときの通知表もでてきた。全部じゃなく、兄が発病して家の中がえらいこっちゃになったころのもの。
先生が、呑気に「遅刻が急に増えました16回。家庭での生活を見直しましょう」と書いているが、一晩中怪獣のように騒ぐは暴れるはの狂人が帰ってきて、
家族中、眠れない毎日が来たんだから、両親も私もヘトヘトで、見直すどころの話じゃなかったよ!と破り、ポイと捨てる。
他人に理解してくれったって無理な話(笑)
きれいに包装された包を解くと、1人用の蒸し器がでてきた。
大学のときから使う1人用蒸し器と交換するかと持ち帰ったけど、ここまで使い込むと、もはや穴でもあかない限り手放せないかも。
兄を置いておけないので、私が進学してから母が松山まで来ることは一度もなかったし、引っ越しも部屋探しもひとり。
蒸し器も近くのスーパーで買ったもので、そこからの付き合い。
私にとっては、進学という名の家からの大脱出で、早くおとなになって独り立ちしたいと頑張っていた頃なので、あの頃のものは、すべてが愛おしい。
二度と帰らないつもりだったのに、何でこんなことになってんだか(笑)
日曜日にカタズケマンがきてくれることになり、とりあえずそこまでにできることをやっとく。
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