2020年10月29日
ワイドショー。いったい誰に対する忖度なんだろう?
今日は、なんだかなの日。
朝方もワイドショーの特集に「なんだかな」と思ったが、今度は、昼のワイドショーで、また苦い発言があったことを医師である友人が教えてくれた…。
話題は、76歳のみのもんたさんが、ご自身の認知機能に不安を感じ免許証を返納したというお話。
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1907410/
その中で、コメンテーター(?)のひとりが、
「それだけ車が好きなら返納しなくていいんじゃない? ちょっと近く運転するくらいなら」
と言ったそうで、
友人を、判断能力や運転機能の衰えた老人の運転する車によって一方的に傷つけられたものとしては、
いったい何に対する忖度なんだ?とおもってしまう。
山間部に住み、車がなくては、その日の暮らしもできないというのではない。
趣味なら、他人を巻き込む危険な行為はやめてくれないか。それを擁護する発言も!
許しがたきと思っているところに、事故にあった友人本人がコメントをくれ、医師である友人とのやりとりが、大変意味深いのでシェアしておく。
事故にあった友人
「昔に比べて免許を持っている高齢者が増えたことが事故増加の原因でしょうね。うちのじいちゃんばぁちゃんはどこ行くのも自転車でしたもん。自主返納ではなく、一定の基準を作り、免許制度を大幅に変えないと何も無くならないと思いますね。」
友人(医師)
「おっしゃる通りです。車を当たり前に乗っていた世代が長生きするようになったというのも原因の一つですね。法を変えないと無理だと思います。だって、認知機能が落ちた高齢者がわざわざ不便になるような免許「自主」返納に協力するわけがないです。「自主」ができるのは認知機能がさほど問題の無いかたですものね」
事故にあった友人
「ですよね。あと核家族化し、独居老人が増え、買い物とかのサポートしてくれる家族がそばにおらず、車の必要性が上がったことも原因でしょうねー。少子化対策も大切ですが、家族三世代での居住や近隣に住むことを奨励したら良いと思うんですよね。孫の世話も楽になって、親のケアもできて、無駄な宅地開発や道路敷設もしなくて良いですし。
高松市でもいろいろと調査してて、どれだけ単身世帯や核家族が増えてるかが一目瞭然です。
http://genki365.net/gnkt05/pub/sheet.php?id=112502」
事故にあった友人は、子どもができたばかりの若い世代で、決して弱音をはかないが、かなり深刻な状態をかかえリハビリをしている。
■みのもんたさんの現状を、ご本人が語った記事があったので貼り付けておく。
昨年8月、自身の誕生日の免許更新の際、高齢者向け講習会に参加。「あ、僕の運動神経も、もうここまでだな、事故を起こしちゃいけないな」と思い、返納したそうだ。
講習会の会場に入ると、他の受講者から拍手を浴びたが、みんなで信号の色に合わせて、アクセルとブレーキを踏み分ける試験をしたところ、どの色のときにどのペダルを踏むのか「足が無茶苦茶になった」。
さらに次の試験では悲惨な結果に。「スーパーマッケット、コンビニのセットが作ってあって、店の入り口の前が歩道になっていて、15センチくらいの段差があるわけ」。試験官からその段差を乗り上げるよう指示され「乗り上げたらすぐブレーキを踏まないと突っ込んじゃいますよ」と注意されたが、みのはアクセルを踏み込んだ瞬間、段差を乗り越えそのまま店に突入。「あ、私はやめるべきだ。あっさりと。いい勉強でした」。それで自主返納することにした。
「とっさの反射神経がはっきり言って鈍いんです。お年を召した方、約半分ぐらいの方は“俺はまだまだ”と言いながら鼻水垂れてるのに気がつかない」。ズボンのチャックが下がっているのに気付かない人もおり「トイレに行って帰ってくると、ここがみんなびちょびちょに濡れている」。実際にみのも「さっきトイレに行って濡れたんで、ドライヤーで乾かしたら、メイクさんが『そのドライヤーで乾かさないでくれ』って。年を意識するってのは難しいこと」としみじみ語った。
ちなみに車好きのみのは「これはよかったと思う車は、下取りに出さずに全部取ってある」。現在も4台の車を所有し、車検も通してある。「免許がなくなって寂しいですね。でもときどきハンドル握ったりしますよ。運転席に座ってね。ときどき磨いてあげたりしますよ」と我が子を愛しむような目で語った。
【四国高松るいままyoutube】
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1202617.html
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Posted by るいまま at 16:21│Comments(0)
│■るいまま
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