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2008年01月30日

烈しい精神(虞美人草)

さて 本日より読むのは 漱石の虞美人草。

しばらく前 とある紳士にホテルに呼び出され そっと渡された本である(と、訳ありげに書いてみるw)


虞美人草は、漱石が東京帝大の教授の職を辞し、職業作家として初めて書いた小説だから、それ相当の気合いがはいっている(はいりすぎて、実はむちゃくちゃ読みにくい作品だというのは有名な話)


柄谷行人の解説の中に 漱石が鈴木三重吉に送った一文が引用されている

「(ただきれいに美しく暮らす 即ち詩人的に暮らすのではなく)
死ぬか生きるか、命のやりとりをする様な維新の志士のごとき烈しい精神で文学をやってみたい」





今日は、講演原稿を書こうとしながら、どうしても ある一点でつまり

もう ええわ!

と、寝ることにしたんだけど

こうして布団にはいってから携帯で日記かいたりしてるので何してるかわかんない。

だらける心と肉体に、漱石のごとき覚悟を一生に一度くらいはしてみんかい!と思ったり 思ったり(笑)


眠くなってきた…


読書はじめます。

おやすみなさい




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この記事へのコメント
だらけだらけて、やることたまって、えらいこっちゃのぴよさん

まだ布団から起きれない ふ
Posted by ぴよ at 2008年01月30日 08:11
■ぴよ
8:11に布団の中で、きみのあの準備するスピードで、ほんまに間に合うんかい????

私は、10頁もよんだところでねてしもとった(w
Posted by るいまま at 2008年01月30日 09:23
同じくだらだらだらけて、やること溜まりまくってブログ見てるマロンさん。。10時からはちゃんとした人になってやるぞ!

虞美人草は石田あゆみが出ていたNHK ドラマで姉妹ものだったように思いますが、阿修羅のごとくと混同して思い出せません
読まなくてもわかるように噛み砕いた読解プリ〜〜ズ!
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年01月30日 09:49
風呂も入らず顔だけ洗った私をお許しください…

女としてどうなんだ(;_;)
Posted by ぴよ at 2008年01月30日 10:39
■マロン
そうなんや。

私は、それはしらんのだが BShiビジョンで、この虞美人草にこだわって、哲学者やら、作家やら、芸術家やら、政治家やらが、酒のみながら一日中ぐだぐだ喋り倒すという、それを中継するという、世にも楽しい番組をたまたまみて

その中に劇中劇のように部分部分が挿入されておったんが なかなかよくて

男にとって都合のよい女がよいのか

刺激的な女がよいのか

読んだ人によって、いろいろ意見が分かれているとことに興味をもちまして、その足で「虞美人草」を探しにいったんやけど

近所の本屋にはなくて、その話をmixiに書いたら、夢幻さまが出張土産に買ってきてくれたんですわ。


ところがだ。

漱石といえば「猫」や「三四郎」みたいなものを想像してたら、恐ろしく難解な文章で、ルビだらけで

これは一朝一夕に読める物ではないと観念。

ぼちぼちと読もうかと。



柄谷行人が解説するような本なので(柄谷行人の本も、昔 とある方からもらったことがあるけど、難しくて挫折しておるw)、読み下すところにはいたらないと思いまする。

単なる主観のみで(笑)
Posted by るいままるいまま at 2008年01月30日 10:41
■ぴよ
一緒に泣こう(; ;
Posted by るいままるいまま at 2008年01月30日 10:52
石田あゆみ勘違いでした。
NHKドラマの「阿修羅のごとく」に石田あゆみが三姉妹の長女役をやってて、図書館の司書として独身を守り通して頑なな石田あゆみに好意をもっている宇崎竜童が「虞美人草って知ってる?あなたみたいな花ですよ」と言うシーンのことをうすら覚えていただけでした。

虞美人草のすじは↓(小説で理解しない人はみない方がいいかもです)
http://homepage2.nifty.com/yukarif/book/soseki/gubijinso.htm
こんなマニアックなサイトもありました。(ワードに直すと10pでおよそ270ページ)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/761_14485.html

て、結局現実逃避してるわたしだ
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年01月30日 11:50
正誤表
誤:小説で理解しない人  正:小説で理解したい人
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年01月30日 11:53
追加
http://soseki.intlcafe.info/kenkyuu/index27.html
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年01月30日 12:02
■マロン
トットロ トトーロ トットロ トトーロ
子どものときにだ~け あなたに訪れる 不思議なであい~♪

と、今更ながらの となりのトトロを稽古中 るいままです。


虞美人草が失敗作であったとこは、やはり漱石の肩に力がはいりすぎていたためではないかと、私は分析しております。

烈しい精神というのは、時にからまわりし、まわりが見えなくなるという欠点も背中合わせにもっておりまして

漱石自身が、大学の先生という職を辞し、職業作家となったときにでた、いけない緊張ではなかったかと。


この「藤尾」という女は、当時の女性としては、むちゃ先進的であり、その対比として小夜子がかかれているわけですが

小説にでる人物というのは、あいまいにすると読者につたわりにくく、象徴的にわざと書くことも多いので

藤尾にだって小夜子の部分もあるし
小夜子にだって藤尾の部分もあるわ

てなことを、酒のみつつぐだぐだ喋るのも楽しいかもしれません。(w


とにかく、虞美人草は、この「筆の流れ(文体)」が楽しいとおもえないと苦しいものになるような気が。

てなわけでおもしろがっての音読をおすすめします。



例:(かぱっとあけた頁から)

鏡を延べたとばかりでは飽きたらぬ。琵琶の銘ある鏡の明かなるを忌んで、比叡の天狗どもが、宵にぬすんだ御酒の酔いに乗じて、曇れる息を一気に吹きかけたように-光るものの底に沈んだ上には、野と山にはびこる陽炎を巨人の絵の具皿にあつめて、只ひと刷になすりつけた、れんえんたる春色が、十里の外に模糊と棚引いている。





これ、音読しますと、ええ感じです。(漢字をひらがなにしているところ、いっぱいあります)

要するに近江にいった男たちが琵琶湖の風景を語っているだけのこと

どんだけ形容したら気がすむねん!と、思いますが

最近では、こうした難解なる形容というのに、むちゃくちゃ興奮する人たちもおりまして、私は難解な漢字は極力使わないでおこうと思うのですが、漢字のもつ「色気」に傾倒する人たちは、ぞくぞくもんだと思います。
Posted by るいまま at 2008年01月30日 12:34
読み始めは、漢字の絵的魅力にゾクゾクしてしまいながら、いつまで経っても文が終わらんことに、結局「どんだけ形容したら気が済むねん!」とおもいましたですw
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年01月30日 13:04
■マロン
もう仕事せないかん・・・ これ以上遊んだら首しまる・・・

と、おもいつつ録音してみた(w

http://ruimama.afine.net/maro/gubizinn.mp3
Posted by るいままるいまま at 2008年01月30日 13:21
尾てい骨の当たりまで「やらないかんこと」の火が燃え移っていながら、録音を聞かずにはいられない私でございます。
でも、音読を聞く分にはそんなにムツゴないのは不思議
漱石という人は、ほとんど偏執狂的な漢字フェチでいらっしゃったのですな。
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年01月30日 13:49
■マロン
そうそう、音読してしまえばええんです。

が、しかし

最後の一行 宗近くんのことば

「此処では喜劇ばかり流行る」

までの、387頁を音読するのは、今の私らには「自殺せよ」と同じ言葉でございます。
Posted by るいまま at 2008年01月30日 14:23
ままの音読がDVになったら、買うよ♪ と言ってみる(w
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年01月30日 14:52
■マロン
今、講演原稿を書くんで、ダーウィンのことを調べておったが

そこに出てきた言葉「自然選択説」


★厳しい自然環境が、生物に無目的に起きる変異(突然変異)を選別し、進化に方向性を与える



たぶん、わたしらは 今 進化の途にあるんだ。きっと、これをぬければ、突然変異で、すばらしい生物になっているに違いない!
Posted by るいまま at 2008年01月30日 15:11
願わくば 美しいケモノ に生まれ変わりたい♪
Posted by マロンアルファーマロンアルファー at 2008年01月30日 15:23
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烈しい精神(虞美人草)
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