2024年07月04日
大きな大きな星だった。
【博士の通夜】
宇多津まで博士のお通夜にいってきた。
法要のあと、「ひとは縁起でつながるもの。通夜は、夜を通し、ご縁を語りお偲びください」と西光寺さんのお説法があり、私たちは博士の話をする。
博士は科学者であり、この地を守る本当の旦那衆だった。もうこんな方はでてこないねぇと言って、ふたりでため息をつく。
会えないけれどいらっしゃると、亡くなってしまったの差はまるでちがう。寂しいだけではない。苦しいような悲しみが襲う。
博士の祭壇は、白い花が波を描いた美しく雄大なもので、中央に飾られた笑顔のお写真をみながら、女将が「よく食べよく飲まれていた頃のお写真だ。いつだって奥様を一番愛してたんだよ」と話してくれた。
日の変わる頃、女将とわかれ宇多津古街の博士のお宅の前を通りながら、女将からきいた立派な棟上げの様子を思う。
時代がかわり、暮らしの文化やお付き合いが簡略化されても、博士だけは、きちっと形を守りきった。大きな大きな星だった。
![大きな大きな星だった。 大きな大きな星だった。](http://img01.ashita-sanuki.jp/usr/r/u/i/ruimama/sp-048519100s1720032367.jpg)
小野さんが告別式のお写真をアップされていたのでシェア。
美しい祭壇は、花と博士のみ。
![大きな大きな星だった。 大きな大きな星だった。](http://img01.ashita-sanuki.jp/usr/r/u/i/ruimama/sp-028792000s1720151039.jpg)
シンプルで、ほんとに大事なものだけを大切にした博士らしい祭壇だった。
【四国高松るいままyoutube】
http://ruimama.ashita-sanuki.jp/e1202617.html
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